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野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ホテルに泊まった翌朝、ホテルの前に広がるタモン湾に沿って、ビーチを散歩してみた。

日本語で書かれた看板



ビーチの砂は、白に近い色をしたきめ細かい部分と、波打ち際のサンゴの破片を含んだ粗い部分に別れている。



ホテルの正面は、西向きに広がるフィリピン海、右にはオーロラリゾート(旧オークラ)ホテルと、その先に外壁がカーブした日航ホテルが見える。



ホテルの左手には、リーフ、アウトリガー、ハイヤットの各ホテル。



その先に、海側が斜めにカットされたマリオットホテル、さらにパシフィックアイランドクラブ(PIC)のタワー棟が見える。



PICの遥か先には、ヒルトンホテルの重厚な建物群が望め、これらホテルが点在するタモン湾がリゾート地グアムの中心であることが良く判る。

リーフホテルの近くまで歩くと、チャモロ人のワーカーがビーチの清掃をしており、黄色の花が咲いた木にヤシガニがしがみついている。



紐で縛ってあるので、彼等が飼っているペットのようであるが、生きたヤシガニを近くから見たのは始めてであった。



陸上生活をする甲殻類で最大種のヤシガニは、「ヤシの木に登りヤシの実を落として食べるカニ」としてのイメージがあるが、ヤシガニは雑食性で、ヤシの実を主食とはしていないらしい。

若いうちに落とされたヤシの実は、形と大きさが柿の実そっくり!



雄の体長は40センチを超え、脚を広げると1メートル以上、4キログラム以上に成長するという。

清掃現場からさらに先に進むと、面白い花がビーチに一杯落ちていたので、写真に撮っておいたが、後で調べると「ゴバンノアシ」という木に咲く花であった。



名前の由来は、この木の実の形が碁盤の脚に似ていることからきているが、英語では花の形からパウダーパフ ツリーと呼ばれている。

ハイヤットホテル



この花は、早朝咲いてすぐに落花するので、なかなか目にすることが無いそうであるが、「パウダーパフ」と呼ぶ英語読みのほうが「碁盤の脚」よりも格段にセンスがあると思う。

さて、ハイヤットの前まで歩いて来ると、広いビーチは木目の細かい白砂となり、ここから見るとタモン湾のカーブに並ぶホテルと海が綺麗である。



ハイヤットの先まで歩くと、マリオットホテルとPICの高層ホテルをバックにのんびりと釣りをしている人を見かけた。



実は、タモン湾の海の浅瀬に入ると、すぐ近くまでサヨリの群れが寄ってくるので恐らくそれを狙っているのではなかろうか。

明日につづく


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関空から3時間10分のフライトで到着したグアム国際空港は、以前よりも広く綺麗になっていた。

グアム空港のジャンボ機



入国審査は、8年前の夜中に到着したときにかなり待たされた記憶があるが、今はブースの数を増やして観光客を待たせない工夫がされていて、10分もかからなかったと思う。

入国審査



グアムでは、昨年のバリ島やその前のオーストラリアよりも遥かに入国審査が短時間で済み、実に快適であった。

これからの観光客誘致合戦では、入国審査のわずらわしさが重要なポイントとなると思うので、各国はさらに利便性を競って欲しいものである。

グアム空港の搭乗待合ゾーンは24時間オープン



機内に預けた荷物は、入国審査場を出た場所に既に置いてあり、待ち時間0で受け取ることができたのもポイントが高い。

税関の外の待合室



税関も機内で書いた申告用紙を渡しただけですぐに外にでることができたが、税関の外にあるHISの窓口でかなり待たされた。

バス乗り場



しかし、隣のホテルに泊まる客と我々合わせて3組だけの小型バスを出してくれたので、空いたバスでの移動は快適である。

バス



グアムを走る車は殆どが日本車でナンバープレートには、白地の中央に島の形が黄色く描かれて南国ムード一杯である。

ナンバー



ホテルに到着するまでに、赤と黄色のオープンエアーのショッピングバスと何度がすれ違ったが、グアムには2社のショッピングバス会社があり、お互いに競っているらしい。

ショッピングバス



また建設機械会社が目立ったが、グアムも米軍関連などの公共建設工事が重要な産業なのであろう。

建設機械



グアムは島が狭いこともあって、空港からホテルまでの距離が短く、出発から10分くらいでホテルにチェックインできるのも他の国には無いメリットである。

ホテル



後でデジタルカメラの映像時間を見てみると、空港を出発してホテルにチェックインし、部屋に案内されるまで僅か20分であった。

明日につづく


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グアム国際空港を利用している航空会社は、全日空、JALウェイズ、コンチネンタル・ミクロネシア航空、ノースウエスト航空、大韓航空、チャイナエアライン(台湾)、フィリピン航空などで、早朝便や深夜到着便も多い24時間空港である。

JALウェイズの尾翼とコンチネンタル・ミクロネシア航空



グアム国際空港には、各旅行会社のツアーデスクやレンタカーデスクも完備され、夜中に発着する飛行機のために、デューティーフリーショップやレンタカーデスクも24時間営業している。



グアムで使うレンタル携帯電話(CiAOデンワ)の受け付けカウンターもあり、グアム空港で借りて滞在中使い、空港で返す利用者も多いようである。



去年のバリ島旅行では,関空のNTTドコモの窓口で、日本で使っているケータイのSIMカードを抜いて海外用のケータイに差し込んで使うものを借りたが、SIMカードの接触が悪くて使いにくかった。

着陸時に見えるタムニン地区のホテル



また、この電話は日本の電話番号がそのまま海外でも使えるので、海外にいることを知らない日本の友人が、日本にいるつもりで気軽に長電話をかけてくるデメリットがある。

そこで今回は、インターネットで「テレコムスクエア社」のケータイを申し込み、関空で本体を受け取ってグアムに持ち込むこととした。

グアム空港滑走路



携帯電話の番号は、出発の2日前にメールで連絡してくれるので、日本の留守家族に事前に伝えておくことができる。

連絡のあった電話番号は、001-1(アメリカ国番号)―671(グアム番号)―898―○○○○という17ケタの番号、連続待ち受け時間は75時間と日本のものよりもやや短いようである。

駐機場



このケータイを使って、日本に電話をかける場合には、011-81(日本国番号)-6(大阪)-○○○○―○○○○と押せばよく、グアム内の国内通話と日本への国際通話が同一料金で、受信、発信ともに1秒2,5円(1分なら150円)という料金設定であった。

関空で取扱説明をしてもらい、受け取った米国モトローラ社製のケータイは、グアム島内で国内、国際通話ともに全く問題なく使うことができた。





帰国時に関空返却カウンターで保険料と4日間の通話料合わせて3700円を支払ったが、比較的安かったと思うので機会があれば又利用したいものである。


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ノースウエスト航空の関空グアム路線は、ウイングレットの無いボーイング757-200型機(以下757)が使われていて座席数は、ビジネスクラスが横4列の20席、エコノミークラスが横6列の162席、合計182席である。



757は、全長47m、幅38m、ジャンボジェット747-400(全長71m、幅64m)よりもだいぶ小さく、最高速度時速868キロ、航続距離7200キロと公表されている。

ビジネス席



1982年に運行開始された757は、ボーイングにおけるベストセラー機の1つで913機製造され、2005年には生産を終了している。



今回は、ビジネスクラスでの利用だったので、エコノミー3人分のスペースを2人で使う座席の幅は広かったが、前後のピッチはそれほどでもない。

食事のサービス



757では、エコノミー席前後のシートピッチが32インチ、ビジネス席では38インチとエコノミーよりも6インチ(15センチ)広い。

エコノミー席



しかし、新幹線普通車は、シートピッチ40インチなので、ノースウエストのビジネスよりもまだ2インチ(5センチ)も広いのである。

去年乗ったJALバリ便のビジネスシートピッチは50インチ、ノースウエストの757よりも12インチ(30センチ)も広くゆったりとしていた。

ノースウエストのビジネス席の足元



757のビジネスクラスでは、次々に乗ってくるエコノミーの客に一瞥されながら、離陸するまでの僅かな時間にウエルカムドリンクサービスを受けることになる。

ウエルカムドリンクのシャンペン



機内食は、ビーフ、チキン、魚から選べるので、今回は蒸し焼きチキンを注文し、食前酒としてスコッチ(シーバスリーガル)を頼んでみた。

前菜のスモークサーモンの春巻きとガーリックトースト



エコノミーよりもメニュー内容が少し良く、最近エコノミーでは有料となったワイン、ビール、スコッチなどアルコールが無料なのも有難い。

蒸し焼きチキンと赤ワインとスコッチ



グアム到着後、機外に出るのも優先され、預けた荷物も早めに出てくるが、ビジネスの特典はここで終わりなのである。

隣の席の人は、魚料理(鯛のグリル)



つまりツアー旅行なので、入国審査からビジネス席の客が早く出たとしても、エコノミー席の最後の一人が出てくるまで外で待ち、全員が揃ってからバスが出発するのである。

明日につづく


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国際線のビジネスクラスを利用すると、空港での待ち時間をラウンジでゆっくりと過ごせ、機内の座席が広くゆったりとしていて、食事も美味しいので、成田を利用する関東方面の旅行客にはビジネスクラスの利用者が多いようである。

飛鳥ラウンジ



しかし、合理的な関西人にはあまり人気が無いようで、関空発のビジネスクラスはいつもガラガラという悲惨な状況であったらしい。

飛鳥ラウンジの内部



HISを通じてノースウエスト航空の関空グアム便を35日前までに申し込めば、7千円の追加料金でビジネスクラスを利用できるが、この特典は成田便には無い、関空だけの地域限定らしい。


今回のグアム旅行では、この特典を利用して早めに関空に乗り込み、チェックインの際に受け取った利用券で、北ウイングにある「飛鳥ラウンジ」に入ってみた。

赤白ワインと日本酒



私の事前調査によると飛鳥ラウンジは、去年バリ島旅行の際に使ったJALの「サクララウンジ」よりも、無料の飲み物、軽食の種類が少なく、ちょっとグレードが落ちるという評判であった。

月桂冠冷酒



「飛鳥ラウンジ」の入り口は、関空シャトルの北ウイング先端駅で下り、11番と12番ゲートの間にある。



中の受付で利用できる時間帯を聞いてみると、航空会社の運行時間中はずっと営業していますとのことなので、早朝や深夜でも利用できるようである。

アイスコーヒーとコーラ



受付の奥、右側には手前から赤白のワインと月桂冠冷酒のコーナー、次にジュース、ウーロン茶、牛乳等と一緒にチーズが入った冷蔵ケースが置いてある。

窓からの眺め



その隣がアイスコーヒー、コーラ、アイスティー、ジュースのサーバー、さらにシーバスリーガル、ジャックダニエル、ヘネシーVSOP等のアルコール類が置いてあり飲み放題である。



次にキリンとアサヒの生ビールのサーバー、最後がブレンドコーヒー、エスプレッソなどのホットコーヒーサーバーという順であった。



アルコール好きの人なら十分満足してもらえるアイテムが揃っているように思ったが、食べ物が菓子パンと袋に入ったおつまみ、クッキーだけと物足らない。



駐機場の飛行機が見える窓の右側には、パソコンが3台置いてあり、自由に使えるようである。



早朝8時半頃であったためかラウンジの利用客は少なく、広い空間でゆったりとした待ち時間をすごすことができたので、「サクララウンジ」には引けを取ってはいないと思う。

明日につづく


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8年ぶりに訪問したグアム島面積の三分の一は、アメリカ軍用地が占め、アメリカ軍が必要な土地は今も強制収用することもできるという。

着陸直前に見えるハガッニャ地区(右下がグアム政府)



島の北部には、3000m級の滑走路を持つ空軍基地が東西2箇所あり、ホテルのあるタモン湾が軍用機の着陸ルートとなっているのか、滞在中にB-52戦略爆撃機の飛行を何度も目撃した。

観光客が使うグアム国際空港は、空軍基地の南15キロ、グアムの観光中心地タモン地区の高台に位置し、空軍のルートと重ならないよう民間機は南側から離着陸しているようであった。

着陸時に右の席から見たグアム国際空港(右上)



従ってグアム国際空港に着陸する際には、進行方向左の席からタモン湾が見え、離陸の際には右側の席からタモン湾を見ることができる。



島の西部には、アメリカ海軍も使用しているアプラ港があり、ロサンゼルス級原子力潜水艦の母港となっているので米軍にとってグアムは重要な軍事拠点である。

アプラ港北のUSOビーチ



在日米軍の再編により、沖縄本島に駐屯しているアメリカ第3海兵遠征軍配下の第1海兵航空団7000人が、2014年にグアムに移駐する予定であり、キャンプ瑞慶覧から司令部も移転するという。

タモン湾にあるホテル、左からリーフ、アウトリガー、ハイアット



この基地移転には、先住民の一部から反発がおきているが、かつて米軍基地が縮小された際、経済的に打撃を受けたことがあるので、大半の住民は米海兵隊のグアム移転で米本土からの観光客が大幅に増えるとして歓迎しているらしい。

グアムの産業は、沖縄と良く似ており、アメリカ軍基地関連産業とアメリカ(沖縄は日本)政府からの補助金、観光業、農業、漁業が主要な経済基盤で、島民の約60%が観光業に従事している。

ホテルのファイヤーダンスショー



ちなみに沖縄本島の面積は、1206平方キロもあり、グアム(945平方キロ)の倍以上、人口は123万人とグアムの7,5倍である。

グアム政府観光局によると、2008年4月にグアムを訪れた観光客数は、総数8万6887人。

観光客用のシッピングバス



地域別客数と前年同月比増減をみると、日本(6万758人、9%減)、韓国(7828人、4%増)、米本土(3842人、25%増)、台湾(1154人、13%減)、中国(129人、52%増)と日本人がダントツ1位である。

夜のビーチ



2007年にグアムを訪れた観光客は、122万5323人、そのうち93万人(76%)が日本人で、観光収入となると日本客が9割近くにもなるという。

日本人観光客で一杯のリーフホテル周辺



そのために観光客が利用する店では、代金を日本円で支払い、おつりをドルで受け取る決済が常識のようになっている。

明日につづく


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8年ぶりに来たグアム島は、面積約549平方キロメートル、日本の淡路島(592平方キロ)と良く似た形状をしており、西太平洋、ミクロネシアのマリアナ諸島南端に位置し、日本から南東約2500キロの距離にある。

グアムの夕陽、2500キロ西までフィリピン海が続く



人口は16万4千人で、淡路島の人口(14万7千人)よりもやや多いが、グアムに人類が住み着いたのは紀元前2~3千年ごろ、今も多数を占めるチャモロ人がマレーシアやインドネシア、フィリピンからカヌーに乗って移住してきたと考えられている。

ホテルのベランダから偶然カヌーが見えた



1521年にマゼランがヨーロッパ人として初めてグアム島に到達し、1565年にスペインの植民地となり、1668年にサン・ビトレスを中心としたイエズス会が布教活動のため訪れるようになって以後、キリスト教文化が定着するようになったという。

ホテルの教会



1898年には、アメリカとスペインの米西戦争にアメリカが勝利し、グアム島はフィリピン、プエルトリコとともにアメリカに割譲されているので、今年は割譲110周年に当たっているようである。

タモン湾のビーチからの眺め



1941年12月には、太平洋戦争の開戦ですぐに日本軍に占領されているが、1944年7月21日にアメリカ軍によって2年7か月の占領から開放され、この日は今もグアムの祝日となっている。

ビーチの砂は元珊瑚



その戦争を経験した日本兵、横井庄一(1915~1997年)さんが、終戦後28年間を経た1972年にグアム島のジャングルで発見されたのは有名である。

宿泊したホテル



グアム政府のHPによれば、グアムの人種構成は、チャモロ人が37%、フィリピン人が26%、アジア22%、ミクロネシア8%、アメリカ人が7%とあり、意外にもアメリカ人は少数派なのである。

ホテルから見たタモン湾



公用語は英語とチャモロ語であるが、日本人観光客による収入が島の大部分の収入を占めていることから日本語も使われており、日本語を理解できる島民はかなり多いという。

ビーチの夜景



アメリカ合衆国大統領を国家元首とする合衆国の準州であるが、大統領選挙の参政権は無く、合衆国議会下院に、議決権のない代表を1名選出している。

グアム空港着陸直前



かつてはアメリカ海軍による軍政だったが、1968年以降公選によって選ばれた知事がグアム政府を統括しているという。

明日につづく


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ホテル・ニッコー・グアムには、敷地を一周する全長1キロの自然遊歩道が整備されていて、そのガイドマップが部屋にありました。



その案内によれば、エントランス側からスタートしてホテルの全景が見えるホテルロードまで芝生のガーデンを歩きます。



次にホテルロードを右のタモン湾側に折れ、ベイサイドチャペル前のハイビスカスガーデンを通ります。



ベイサイドチャペルの裏に出ると、十字架がタモン湾に向かって突き出していました。



遊歩道はホテルの裏に回り、タモン湾に突き出た半島部分にある原生林の中に向かって続きますが、ここまでくる宿泊客は少ないのではないでしょうか。



その遊歩道では黒褐色の蝶を何度も見かけましたが、この蝶はホテルのプール横にあるガーデンの中でも群れていました。



遊歩道は、タモン湾に沿ってホテルビーチの右手にある岬の先端まで続き、そこを曲がってホテル側に戻るとプールへ滑降するスライダーの出発点です。



スライダーの先にはホテルにあるもうひとつの教会、クリスタルチャペルがタモン湾に向かって建っていました。



この辺りからは整備されたガーデンがプールの周辺まで続き、ビーチの椰子の林がトロピカルムード満点です。



遊歩道はプールの海側を大きく廻ってホテルの1階エレベーター乗場で終わりですが、ビーチに出るとハマヒルガオのような花がさていました。



この遊歩道の途中にある熱帯植物は一見の価値があると思います。



つづく

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