8年ぶりに訪問したグアム島面積の三分の一は、アメリカ軍用地が占め、アメリカ軍が必要な土地は今も強制収用することもできるという。
着陸直前に見えるハガッニャ地区(右下がグアム政府)
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島の北部には、3000m級の滑走路を持つ空軍基地が東西2箇所あり、ホテルのあるタモン湾が軍用機の着陸ルートとなっているのか、滞在中にB-52戦略爆撃機の飛行を何度も目撃した。
観光客が使うグアム国際空港は、空軍基地の南15キロ、グアムの観光中心地タモン地区の高台に位置し、空軍のルートと重ならないよう民間機は南側から離着陸しているようであった。
着陸時に右の席から見たグアム国際空港(右上)
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従ってグアム国際空港に着陸する際には、進行方向左の席からタモン湾が見え、離陸の際には右側の席からタモン湾を見ることができる。
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島の西部には、アメリカ海軍も使用しているアプラ港があり、ロサンゼルス級原子力潜水艦の母港となっているので米軍にとってグアムは重要な軍事拠点である。
アプラ港北のUSOビーチ
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在日米軍の再編により、沖縄本島に駐屯しているアメリカ第3海兵遠征軍配下の第1海兵航空団7000人が、2014年にグアムに移駐する予定であり、キャンプ瑞慶覧から司令部も移転するという。
タモン湾にあるホテル、左からリーフ、アウトリガー、ハイアット
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この基地移転には、先住民の一部から反発がおきているが、かつて米軍基地が縮小された際、経済的に打撃を受けたことがあるので、大半の住民は米海兵隊のグアム移転で米本土からの観光客が大幅に増えるとして歓迎しているらしい。
グアムの産業は、沖縄と良く似ており、アメリカ軍基地関連産業とアメリカ(沖縄は日本)政府からの補助金、観光業、農業、漁業が主要な経済基盤で、島民の約60%が観光業に従事している。
ホテルのファイヤーダンスショー
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ちなみに沖縄本島の面積は、1206平方キロもあり、グアム(945平方キロ)の倍以上、人口は123万人とグアムの7,5倍である。
グアム政府観光局によると、2008年4月にグアムを訪れた観光客数は、総数8万6887人。
観光客用のシッピングバス
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地域別客数と前年同月比増減をみると、日本(6万758人、9%減)、韓国(7828人、4%増)、米本土(3842人、25%増)、台湾(1154人、13%減)、中国(129人、52%増)と日本人がダントツ1位である。
夜のビーチ
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2007年にグアムを訪れた観光客は、122万5323人、そのうち93万人(76%)が日本人で、観光収入となると日本客が9割近くにもなるという。
日本人観光客で一杯のリーフホテル周辺
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そのために観光客が利用する店では、代金を日本円で支払い、おつりをドルで受け取る決済が常識のようになっている。
明日につづく
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