雨のしずくがぽたぽた窓の外の叩きを打っている。...見えないそらには重く濃灰色の雲が垂れ込めているのだろう......けれども わたしは月光を感じている。厚い雲を突き抜けた空の高みに皓々と照る月がみえる。雲海が真白なひかりをおび しんしんと輝いている。無音の静寂が支配する虚空にわたしは..いて 月の光をあびている.。
ようやく...ようやく...透いたリボンがくるくるほどけながらつらなりつながってたいせつなものをゆるやかにむすんでゆく。死んでしまった長啼鳥の躯は石榴の樹下 あやめの下に埋められ、カラの鳥かごは雨に打たれていても...来年 真白の花々は瑞々しく 石榴は紅い実をこぼすだろう....求められる処で語ろう....求められる処で頒かちあおう....ともにひらきあって ひびきあって 歌い 語ろう...満月の真昼野で...
| Trackback ( 0 )
|
みえぬものでもあるんだね
みえぬけれどもあるんだね
みえないものをたいせつにひびをすごしてまいりましょう。
目に見えないって聞いたことがあります。
視覚は一番つよい感覚ですし...目からうけとる
よろこびは大きいのですが
よろこびは目には見えない...やさしさも..
献身も...勇気も.....たとえそこにあっても
心眼がひらいていないと見えません。
では 彼岸を見る目を持つにはどうしたら
いいのかというと...自分の曇りをとるしか
ない...