goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

実は・・・AS1エンジンで

2015年07月11日 | オートバイ

昨日の夕方に試乗した感じでは、なかなか調子は良かった。


でも、気になっている箇所が残っていたことも事実・・・


一般的には「調子の良いAS1」なんだけど、自分の中では高回転域のパンチが足りない気がしていた。


組み上がってまもなかったので、スロットル開度も抑えていたし・・・


と言うことで、軽く走らせてみた。


今日は、回転を上げて走ったんだけど、やはりもう一山あって欲しい気がする。


いや!


正常なAS1でスロットル全開の場合、もっと危険な加速をするはずだ!


まだ点火系に魔物が潜んでいるんだろうか?


さて・・・


最初は、ずっと引きずっていた「ドエル角」に関しての確認作業。


AS1のマニュアルには140度って書いてあるけど、実際にはもう少し少ないと思っている。


この子の場合、ドエル角を納得できるところまで大きくするには、コンタクトブレーカーの接点ギャップを調整する必要があった。


まぁ、それでも点火時期は正常に合わせられるし、走った感じは問題ないように思える。(スロットル開度中域まで?)


でも、ドエル角に影響を与えそうな部品って他にないだろう・・・あれ?


もしかしてカムになにかあるのか?


アーマチュアの問題を発見して喜んでいたけど、カムにもなにか潜んでいるとしたら・・・







写真真中がAS1エンジンに付いていたカムなんだけど、キー溝位置にポンチマークが打ってある。


もちろん純正部品には存在しないマーク!


なにかあったんだろうか?


何気なく裏側を見ると、研磨の跡が普通ではない気がした?







下の真ん中のやつね!







普通はフライス?で面研したようなクロスハッチが見えるけど、このカムって横方向の跡だぞ!


断言はできないけど、なにか理由があって追加加工をやったんだろうか?


まさか!


アーマチュアの歪みを補正するために、カムに微妙な角度を付けたのか?


結論から言うと、僕のAS1から剥ぎ取ったカムを使ったら、なんとなく満足できるドエル角と点火時期になった気がする。


と言うことで、軽く点火時期を調整して・・・





あいやぁ!


中回転域のトルクが太くなった!


そうとわかれば!


早速店に戻り、まじめに点火系の調整を行う。





それでは!


いままで封印していた「全開走行」!


おゝ!


中回転域で太くなったトルクが、回転数の上昇に比例してモリモリ出てくる感じ!


すくなくとも125ccの加速ではないね!


このエンジンには、0.5ミリオーバーサイズのピストンが組んであるのも関係していると思う。


それにしてもAS1Dらしい暴力的な加速をする。


やはりAS1Dに乗っている大泉のお客さんにも試乗していただいたが、高評価だった!


今日はテストコースを借りられなかったので、高速域のテストが出来なかったが、感覚的に余裕で大台に入ると思う。





さて


店に戻って答え合わせなんぞを?





ドエル角テスター登場!


さほど登場回数は多くないけど、気になる時に引っぱり出される測定器。


マニュアル値には届かないけど、理論値には入っていた。


この値に関しては、もう少し調査する必要がありそうだ。







ちなみにHS1も数値的には同じだった。




さて、これで本当に終わりにしたいんですが・・・


って言うか、お腹いっぱいです・・・


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