知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

女でなくなること…菜穂子から

2013-12-06 09:49:57 | 文学・歴史
今、堀辰雄の菜穂子を読んでいます。
その下りに「私はね、菜穂子、この頃になってやっと女ではなくなったのよ。私はずいぶんそういう年になるのを待っていました。」とあります。
これは閉経を暗示しているのだと容易に推測は付くのですが
世の女性、本当にそう思うことがあるのでしょうか?
私自身、女性であれば閉経を迎えるような年になってしまい、男の更年期障害にさいなまれていますが、これとは異なる感覚でしょうし、なかなか理解しがたい部分です。