知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

もはや福祉の領域外の児童相談所 その3

2007-05-05 18:03:45 | Weblog
今日はこどもの日です。

私は、児童福祉の世界が過酷で、特に児童相談所に関しては、とうてい大学出たてのお坊ちゃんやお嬢ちゃんには対応できないんじゃないかという主張を展開しています。
今日はその3回目です。
実は親戚の娘が某県の児童相談所に配属になりました。
一生懸命勉強して試験を受けて合格したわけですが、
何にも知らずに乗せられたのは不幸な船だと感じていないか心配です。
大きな山に当たっていなければいいのですけど。

児童相談所は役所です。
役人は10年以上勤めないと生活できる給料になりません。
一部の民間のように密度濃く働いて、短期で高収入をもらって、辞めて時々休むというわけには行きません。

まぁ、社会福祉士持っていれば
転職を考えるなら、他に病院のソーシャルワーカーなど受け皿がありますが
上に攻められ、下に攻められ、雪隠詰めになります。

民も官も仕事が過酷な上に、安月給です。
どれも同じです。

こうやって読んでみると親戚を思いやる内容になっているので反省。
最後に、夢と現実は違うと言うこと、理屈で人は動かない。
最後は、金か力しかない。
これをこの1年で学んで欲しい。
学べなかったら、他の道を歩くしかない。

君が代に思う

2007-05-05 08:29:26 | Weblog
ふと思ったことを…

子どもの小学校入学式で国家斉唱がありました。
歌う人もいれば、歌わない人もいます。
が、小学校って国籍に関係ないんですよね。
だから、色々な国籍の子どもがいます。
昔なら外国人といえば在日朝鮮人とか韓国人が多くを占めていたので
通称を使っていれば日本人と区別できませんけど
今は肌の色が明らかに違い、顔つきが日本人(この場合、大和民族というべきか?)と違う子どもがいます。
彼らが日本国籍を持っているのかどうか分かりません。

ただ、日本というアイデンティティが霞んでいくように思えます。

日本国籍を持って日本語しゃべっているのが日本人であれば、
在来の、少なくとも鎖国をしていた頃から血統が明らかな人たちが有してきた文化を持つ日本人とは、やや位相が異なるのかと思うのです。
日本人(という認識、観念)も変わってきています。

このように、学校には外国人もいるし、
出自が外国と思われる日本国籍者もいます。

混沌とした中で「君が代」ということばで象徴される文化を再確認する必要ってあるんじゃないかと思うのです。

賛否は色々とあるんじゃないかと思いますけど…。