リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

アメリカン・グラフィティのような青春

2016年08月08日 | 日々の風の吹くまま
月曜日。雨がちのはずなのに、なぜか朝からいい天気。天気予報、しっかりしてくれやい。
起き出して真っ先にバスルームの秤に乗ったカレシ、「増えてない」とにこにこ。きのうはか
なり食べた気がするけど、デザート以外はカロリーは大して高くなかったから、寝ている間
に完全燃焼したんじゃないかな。ストレスを減らして、運動をして、代謝率を健康なレベルに
保っておけば、たまに少しぐらい食べ過ぎたって大丈夫ってことで、食べたいのを我慢して
ダイエットする必要もなし。それってけっこうストレスだしね。

ぼちぼちと仕事をしているうちにお昼になって、ジムとドナが到着。ビジター用パスを持って
駐車場へ降りて行って、そのまま角を回ってすぐのパブへ。ビールとパブ料理で、久しぶり
にわいわいとおしゃべり。ジムの目的がカレシが同窓会に持って行く小学校時代の学級写
真を届けることだったので、いつの間にかカレシの昔のガールフレンドの話題。初ガールフ
レンドはバンビという愛称のメティ(先住民とのハーフ)の子。ジムが「おふくろは気に入らな
かったようだけど、いい子だったな」というと、カレシは「うん、いい子だった。家庭環境が悪
すぎたけど」。その子はどうやら高校をドロップアウトして16歳で結婚したらしい。

バンクーバーのイーストサイドは伝統的にブルーカラー層と移民が住んでいた地区で、特
にカレシが生まれ育った北側は低所得家庭が多くて、スラムには程遠かったとしても荒れ
た家庭はざらだったらしい。そのせいか、高校の同窓生にはドラマみたいな人物がたくさん
いて、ワタシが警察の諜報部門に勤めていたときによく聞き知った名前が挙がって来たもん
だった。反面、ミュージシャンやエンタテイナーとして身を立てた人たちもいて、テレビやラジ
オで活躍したビル・リーターは言うなれば出世頭かな。(根っからのコメディアンで、引退した
今は我が家から見える川べりの高層マンションに住んでいる。)

カレシとはひとつ違いのジムは1980年代初めの不況の最中に起業して成功したビジネス
マンだけあって、社交的で交流が広いから高校時代の友だちやガールフレンドの消息に詳
しい。しまいには2人して互いのガールフレンドの品定め。両方と付き合った子も何人かい
たらしいから、ドナとワタシは顔を見合わせては苦笑。ちょっぴり『アメリカン・グラフィティ』を
見ているようで、まさに北米の古き良き頃の青春時代・・・。