リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

アリスの断捨離術

2015年05月08日 | 日々の風の吹くまま
やっと5月らしい陽気になって週末の予報は20度。イギリスの総選挙は、大方の予想に反
して保守党の単独過半数。メディアではなぜ世論調査の予測が外れたかという議論でもち
きりだけど、BC州議会の前回の総選挙でも負けるのは確実と予想されていた与党が蓋を
開けてみたら大勝したから、世論調査を信用する方がアホくさいと思うんだけどな。うちにも
たまに世論調査の電話がかかって来るけど、カレシはいつも「情報は価値があるはずだ。
答えたらいくら払う?」と煙に巻いている。天の邪鬼に反対の回答をする人もいれば、いい
加減に回答する人だっているし・・・。

我が家が私たちのものでなくなって、2人とも本気で断捨離モード。リサイクルする紙類やリ
サイクルデポに設置された寄付ボックスに入れる本類が段ボール箱3つ。シュレッダの紙
吹雪の袋が2つ。市のデポに持って行った後は、民間のリサイクル業者のデポにフロッピー
やビデオカセットを持って行って、帰って来たらカレシは段ボール箱一杯のケーブルやコー
ドの整理、ワタシは絵の道具をまとめる作業。(新居のスペアの寝室の隅に「アトリエ」を設
定するまでセルフストレージに保管。)「もしかしたら役に立つかも」と取っておいたガラクタ
がぞろぞろ出て来るから、カレシのことを「捨てられない人」なんて言ってられないなあ。

よく動いたので2人とも早々と空きっ腹になって今日の「作業」はおしまい。でも、ガラクタが
捨てても捨ててもどんどん出て来るので、ちっとも片付いている感じがしない。カレシ曰く、
「何年も前にやるべきだったなあ」。でも、何年も前はまだ「そのうちにやればいい」で済ませ
ていたんだよね。人間てのは他人にしてもらうことにはせっかちで待てないのに、自分がす
るべきことには「時間はたっぷりある」と思ったり、「いつもそこにある」と安心して見向きもし
ないでいたものがなくなるとわかると「取り上げられる!」とパニックになったりする動物らし
いからおもしろい。

こういうときにカレシがよく持ち出すのが「アリスの1年原則」。ニューヨーク育ちのユダヤ系
アメリカ人のアリスはかって証券委員会でのカレシの同僚で、相当な引越し魔だった。引越
しのたびに「過去1年に一度も使わなかったものは捨てる」というのが彼女の断捨離術で、
だから身軽に引越せるのかもしれないけど、この「アリスの1年原則」は賢いと思う。ワタシ
も実践してみようかなあ・・・。