リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

新しいまちが好きになりそうな予感

2015年05月24日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。エアコンのいらない天気。常時換気装置はおとなしく運転。気密性の高い家は常
時換気しないと空気が淀むという欠点があって、そうでなくても今はガラクタ整理でやたらと
埃が出るから、故障してもらうわけにはいかない。そんなときに今度は防犯アラームのモー
ションセンサーが電池切れ。これはプランでカバーされているので、電話で電池を注文して、
センサーをバイパス処理して落着。それにしても、庭では何年も花を咲かせなかった植物
が初めて蕾をつけたりして、みんなもうすぐ終末が来ることを感じているのかな。ちょっぴり
不気味な感じ・・・。

ほぼ完治した足を休ませる口実で、今日も断捨離業務はさぼり。日がな1日この先10年か
15年か私たちの「まち」になるニューウェストミンスター市の歴史のお勉強。1859年にブリ
ティッシュコロンビア植民地の首都として、フレーザー川北岸に創設。西部カナダで最初に
市制を敷いた都市でもある。当初は「クィーンズボロ」と命名されるはずだったのが本国政
府が難色を示し、ビクトリア女王が自らお気に入りだったロンドンのウェストミンスターに因
んで「ニューウェストミンスター」と命名。それで公式のニックネームは「ザ・ロイヤルシティ」。
通称「ニューウェスト」。

1866年にバンクーバー島植民地と合併した際に首都の地位をビクトリアに取られたり、カ
ナダ横断鉄道の終点がバラード半島北側に行ってしまったりの不運?に遭ったけど、20世
紀初頭にバンクーバー市に抜かれるまでは現在のメトロバンクーバーで最大の都市だった。
今の人口は7万人に届かず、面積は15.3平方キロ(東京の武蔵村山市くらい)。隣のバー
ナビー市との境界から川べりまでは直線距離で3キロもなくて、何となく周りの大きな都市
の発展で取り残されて、目立つことなくひっそりと母なるフレーザー川に抱かれているという
感じもする。

だからこそ昔の面影が色濃く残っていて、市政も市民に密着しているように見える。私たち
の新居があるアップタウン地区の東はクィーンズパーク地区、西はブラウオブザヒル地区で、
どちらも住民参加で「歴史遺産」の保護に熱心だし、高齢者や障碍者に優しい都市作りに
積極的なようだし、芸術や文化活動にも熱心だし、どうりで住んでいる人たち、住んだことの
ある人たちが口を揃えて「好きだ」と言うはずだなあ。ワタシも住んでみたらきっと好きにな
ると言う予感・・・。