リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

世紀の断捨離に道草は禁物

2015年05月03日 | 日々の風の吹くまま
日曜日。いい天気なのに近所のシンママ家のガキんこたちの声がしないと思ったら、裏庭
のトランポリンの囲いネットがない。近所の苦情で撤去したのかな。そういえば1日中吠えて
いた犬たちもいなくなったみたい。何しろ子沢山で、家を出た長男以外の十代から幼児まで
6人が常に前庭、裏庭、歩道で遊んでいて喧しい。しかも2番目も生活保護の児童手当か
ら外れるので代わりの8人目が生まれるらしいという噂。強かだと言えば強かだけど、親を
選べない子供はかわいそう・・・。

今日は、ワタシは持って行く家具の寸法取り、カレシは古いペーパーの裁断。ワタシのもそ
うだけど、カレシの本棚や引き出しからも掘り出し物がわんさと出て来る。20年ちょっと前
にゴルフ場改修工事や早朝の騒音、埃、治安の問題や、カレッジの拡張に伴う学生の路駐
問題で市役所やカレッジに苦情や抗議を頻繁に送っていた証拠もぞろぞろ。思えば、この
辺りの住環境が「劣化」の方へ変わり始めたのはあの頃からだったな。何かご近所の活動
家みたいなことをやって、ゴルフ場は住宅地側での早朝の芝生刈りを止めてくれたけど、駐
車問題は「住人専用」に指定してもらったら別の問題が出て来て、解決どころかよけい住み
難くなった。それがやがて私たちの引っ越し大作戦の引き金になったわけだけど・・・。

ファイルキャビネットのワタシの引き出しには30年分の固定資産税の請求書やら土地家屋
の評価通知書、はては自動車の保険証書や整備・修理の明細書、家の改装工事の見積も
りやら請求書と、個人情報満載のものがぎっしり。これを全部シュレッダにかけるのにいっ
たい何十時間かかることやら。モーターが焼き切れてしまわないといいけどね。33年前に
引っ越してきたときは年寄りに囲まれて「若いカップルが来た」と注目されたのに、今では近
所で最古参の年寄り住人になった私たち。私たちが出て行った後には若い家族が家を建て
て住む。そうやって世代交代が繰り返される・・・。

互いに「掘り出し物」を見せ合っては懐かしがったり、笑ったりしているけど、実にいろいろと
あったんだという感慨もちょっぴり。でも、感慨に浸って道草を食ってばかりでは私たちの
「世紀の断捨離」は進展しないので、裁断が不要のものは段ボール箱に放り込んで、個人
情報はシュレッダにかけて、せっせとリサイクルデポに運ばないと。でないといつの間にか
待ったなしになってしまいそう・・・。