リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

モノだって捨てられるよりは貰われたい

2015年05月25日 | 日々の風の吹くまま
もう5月の最後の週。2人とも(いつものように)外界の騒音に安眠を妨害されたけど、どう
やら眠りに戻れたらしく、目が覚めたら正午過ぎ。別に予定のない日だからいいけど。それ
にしてもちょっと涼しいと思ったら、実はこれが平年並みなんだとか。暖冬だったせいで感覚
的に今頃はもっと暑いと期待するから涼しく感じるのかな。無意識に「期待感」を持つのは
人間だけかな。そもそも動物には「意識」というものがあるのか・・・。

今日のカレシは隣のパットの手を借りてガレージのガラクタ整理。古くなった角材や園芸の
機具、何のためのものかわからなくなったオーファンがどっさりで、ガレージは車のためのも
のなのに車が入る余地がない。まあ、たいていの家の裏にガレージがあるけど、実際に車
が入っている方が少ないんじゃないかな。Packrat Extraordinaire(非凡なる溜め込み魔)
のパットのガレージは生涯の所有物を詰めた箱が天井までびっしり。トロント郊外のタウン
ハウスに住む弟のデイヴィッドもガレージは物置で、車はいつも外。はて、人間は本質的に
「捨てられない動物」なのかな。でも、人や考えは捨てられるようだから、捨てられないのは
モノか・・・。

ワタシは本の梱包作業を再開。日本の友だちにもらった文庫本や単行本もけっこうあるの
で、バーナビーにある日系センターに寄付できないか調べてみたら、来月13日に古本市を
開催する予定で、本の寄付を募っているところだった。この日系センターは日系カナダ人の
歴史や文化を保存し、理解を深めることで、より良いカナダの国づくりに役立てようと作られ
たもので、戦争中の強制収容を含む日系カナダ人の歴史資料を集めた日系国立博物館が
あるから一度行ってみたいと思っていた。さっそく段ボール箱2つにまとめて作業終了。

カレシにガレージがどれだけ片付いたのか聞いてみたら、パットがあれは売れる、これは貰
い手がいると片っ端から保留するもので、「あっち側からこっち側に移したという感じかな」と
いう返事。(それでもかなりのガラクタをトラックに積んだとか。)でも、パットが貰い手を召集
してくれるそうで、いっそ外に広げて「持って行き放題」の蚤の市でもやったら効率的に処分
できるかもしれないな。Flea marketならぬFree marketか。売ろうとすると買い手がつか
ないものでも、「タダ」なら忽然と貰い手が現れるから、人間心理はおもしろいな。でもまあ、
モノだって捨てられるより貰われる方が喜ぶと思うけど・・・。