リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

平和すぎて戦争どころじゃない

2013年12月06日 | 日々の風の吹くまま
今日は仕事日。夜中に仕事メールが来て、金曜日夕方の日本では週末仕事の引き受け手
がいなくて困っている様子。1日分の量を2日でやればいいので、こっちは寒波だし、ちょう
ど食料を大量に仕入れて来たところだったし、冬ごもりのつもりで「OK」のメール。ところが、
確認メールと入れ替わりに、別のところからも仕事メール。こっちは来週だから、重ならずに
団子並びにはなったけど・・・。

ネルソン・マンデラが亡くなって、テレビのニュース番組は1日中そのトピックばかり。二十世
紀に明るく輝いた光がまたひとつ消えたという感じがするな。大きな求心力を失った南アフ
リカはこれからどうなるんだろう。片や日本では、アベクンが秘密保護法の成立をやたらと
急いで、ごり押し。ワタシがまだ子供だった60年代にも法案の強行採決がけっこうあった。
与野党の議員たちがつかみ合いをやって、怒号が飛び交い、眼鏡は吹っ飛び、背広はびり
びり。いい大人が何やってんだか、と子供心に呆れたっけ。

日本の歴史の流れが前世紀と今世紀とで似ていることが、ソーシャルメディアを通じて流布
しているらしい。前世紀は、1923年に関東大震災→2年後に「治安維持法」の前身が成立
→1940年に予定の東京オリンピック中止→1941年に太平洋戦争勃発。そして21世紀
は、2011年に東日本大震災→2年後の今「秘密保護法」が成立→7年後に東京オリンピッ
ク(予定)。単なる偶然と思いたいけど、これくらい符合すると逆に何か意味がありそうな気
もして来る。秘密保護法の下で国民が何も知らずにいるうちに戦争が始まっていた、なんて
ことにはならないと、誰が言い切れるのか・・・。

もしも防空識別圏とやらで衝突が起きたら、やられたら倍返しだ!なんて粋がっていられな
いだろうけど、でも、一般の日本人は戦争には行かないだろうと思う。自衛隊という軍隊が
あるし、反韓反中の声も勇ましいねとうよクンたちには実際に戦える体力も知力も気力もな
さそうだし、アニメのキャラに萌えるオタクたちは仮想現実の世界にいるし、ゲーマーたちは
ゲームのバトルに夢中だし、普通の国民は長時間労働で慢性疲労だし、秘密保護法が成
立した日の新聞はサッカーのワールドカップ関連の記事だらけだったし、いくらアベクンが
旗を振っても、平和すぎて戦争どころじゃなさそうだもの。(でも、これは内緒、内緒・・・。)