リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ボクシングデイは激安セールの日

2013年12月26日 | 日々の風の吹くまま
クリスマスの翌日はイギリスの伝統を受け継いだボクシングデイ。現代では小売業界が「在
庫一掃セール」をやる日になっていて、エレクトロ二クスなどの量販店は朝の6時に開店す
るところもあるから、激安の目玉商品を狙う人たちが前夜から泊り込みで並ぶ。中には行列
代行屋?を雇う人もいるそうで、店のドアが開くと一斉になだれ込んで、お目当ての商品に
向かって突進という、ブラックフライデイと呼ばれるアメリカの感謝祭の翌日と似たような光
景が繰り広げられる。

まあ、「70%オフ」と言われてもほんとに安いのかなあと思ってしまうけど、「何」を買ったか
よりも、「どれだけ安く」買ったかの方が重要な人も多いらしい。たしかに、みんな同じような
商品が目当てであれば、何を買ったか見せ合ったところで意味がないから、他人よりも安く
買えたという満足感を求めることになるのかな。とにかく、寒風の中を徹夜で並ぶ人たちは
激安自慢イベントに「乗り遅れまい」という心境なんだろう。でも、欲しかったけどプレゼント
でもらえなかったものを買ったと喜ぶ人も大勢いるだろうと思うから、ボクシングデイセール
もそれなりの意義はあるかな。

ワタシがカナダに来たばかりの頃のボクシングデイセールは売れ残りのクリスマス用品の
一掃セールだった。老舗のデパートで女性たちが半額になったクリスマスカードや包み紙な
どを奪い合うように大量に買い込む様子がローカルテレビのニュースで見られたもんだけど、
セールの中心がエレクトロニクス製品に移ったのはいつ頃からかなあ。この数年来は「ボク
シングウィークセール」に拡大されて、あれ?と思っていたら、最近は大型家電の店などが
「ボクシングマンス」と称して1ヵ月もセールをやったりする。まあ、ずっとぱっとしない景気が
続いているからだろうけど。

もちろん、何割オフというセールは日常的によくあるけど、ワタシは欲しいものを欲しいとき
に、必要なものを必要なときに買う主義なので、セールを狙って行くことはなくて、いつも行
き当たりばったり。でも、「Two for one(1つの値段で2つ)」に遭遇すると、1つあればいい
のに2つ買わされることの方に抵抗を感じてしまう。まあ、売る方には在庫を減らしたいと言
う事情があるんだろうし、2つあっても困らないものなら素直に2つ買っちゃうけど、どうせ半
額なんだから、1つずつ50%オフで売ればいいのに、と思うワタシはへそ曲がり・・・?