リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

郵便配達がなくなっちゃう

2013年12月11日 | 日々の風の吹くまま
今日は5度もあって、春が来ると勘違いしてしまいそう。今朝配達された郵便を郵便受けか
ら取って来たカレシ、「また他の家の郵便が混じってる!」とぶつぶつ。月曜日は向かいの
マージョリーの郵便、きのうは2ブロック先の別の道路の住所宛、そして今日はまたマージョ
リーの郵便と、3日連続。配達しているのは繁忙期で雇われたアルバイトかな。はて、ひょっ
としたら、うちの郵便もあちこち迷子になっていたりして・・・。

カレシは「アホ!」とばかりにカナダポストに苦情の電話。スピーカーをオンにしたので一部
始終が聞こえたけど、どうも(臨時の?)配達員が「担当ルートの郵便物をきちんと仕分けし
ていないと思われる」ということで、品質管理部門に報告するからと「案件番号」をくれた。迷
子の郵便は郵便ポストに再投函すればいいと言うけど、よく考えると、クレジットカードの明
細なんかを(たとえうっかりでも)見ず知らずの他人に開封される可能性もあるわけで、郵便
の誤配は何かと物騒な今どきでは危険がいっぱいじゃないの。

まあ、低賃金の非正規雇用が世界的に増えているようで、たしかに企業には都合がいいだ
ろうけど、ワタシが公務員だった30年前に、政府職員組合の委員長が賃上げ交渉で言っ
た「If you pay peanuts, you get monkeys」を思い出すな。「Peanuts」はもちろん豆の「ピー
ナッツ」だけど、スラングでは「はした金」とか「つまらないもの」。つまり、「はした金じゃあ、
いい人材は雇えねぇよ」と揶揄したわけ。今どきは、ビジネスは低コスト化、消費者は低価
格化しか頭にない感じで、まともな賃金で人を雇わなくなったから、働く方もやる気が出なく
て、うっかりミスやいい加減な仕事が文明世界で増えているということなのかな。

地元新聞サイトを開いたら「カナダポストが都市部での戸別配達を廃止」という大見出し。
突然の発表で、えっ?!オンライン通販で小包の量は増えたものの、普通郵便物の激減で
今後年間1千億円!の赤字が予想されるので、5年間で廃止する、と。通販会社の「宅配
部門」としての生き残りを図るつもりかな。まあ、都市部でもすでに新規の団地などでは戸
別配達はしていないから、時代の流れなんだろうな。廃止になれば、区域ごとに1ヵ所にま
とめた「私書箱」に受取人が郵便を取りに出向くことになるわけで、きちんと配達さえしてく
れるんだったら、運動代わりだと思って行くけど・・・。