リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

寒波が来た!

2013年12月05日 | 日々の風の吹くまま
うはぁ、寒いっ!木曜日の目覚まし(午前11時30分)で起きたら、何となく暖まっていない
感じ。サーモスタットの表示はまだ設定温度の23.5度になっていないし、キッチンに下りた
ら、ここもまだ暖まり切っていない。ポーチの温度計はやっとこさゼロになりかけているとこ
ろ。テレビの天気チャンネルを見たら、明日の朝方の最低気温はマイナス7度、土曜日はマ
イナス10度。うへっ、北極寒波の襲来だ!

小学校の理科で、「西高東低」が冬の典型的な気圧配置で、縦に並んだ等圧線の間隔が
狭いと日本海側に大雪が降り、太平洋側の東京には冷たい空っ風が吹く、と教わった。理
科や社会科の教科書は津軽海峡以南が基準なので、(4月の桜とか)ピンと来ない事象が
多かったけど、これだけは北海道でも通用したもので、新聞の天気図が縦の縞模様になっ
ていたら、寒波が来るよ~と、いっぱしのお天気おねえさんの気分になったもんだった。

カナダでは(というよりは北米では)この「西高東低」が通用しない。まあ、北米大陸は日本
の65倍くらいもあって広いから、「西高東低」という単純なパターンにはならなくてあたりま
えなんだけど。北米大陸の冬の天気を占うのは「ジェット気流」の動き。テレビの天気マップ
にもよくジェット気流が描かれている。大陸の上空のジェット気流は、夏はかなり北の方を通
るけど、冬になると南の方へ大きく蛇行するクセがある。そのときに北極に強い寒気団があ
ればどっと南下して来て、カナダもアメリカも寒波・・・。

つまり、ジェット気流がバンクーバーの上(北)にあれば比較的温暖だけど、下(南)に下が
ると寒波になりやすくて、高気圧に上から押された寒気が防護壁の役目をするはずの背後
の山を越えて溢れて来るので、arctic outflow(北極気団の流出)という現象が起きる。晴れ
た日が続くと、日中はプラスでも、日が翳ったとたんに気温がどんどん下がる。最低気温が
マイナスになり、そのうち日中の最高気温もマイナスになり、夜はますます冷えて、悪くする
と(めったにないことだけど)マイナス二桁になることもある。ジェット気流が北へ振れると寒
気が緩んで、そこへ南から湿った空気が入って来るんだけど、気温が早く上がれば雨、そう
でなければまず雪が降って、雨に変わるまでは街中がてんやわんや。さて、寒気が緩む来
週はどうなるのか。ちっともお楽しみじゃないけど・・・。