ひと頃、仕事の関係で平塚へ頻繁に出かけた。
仕事が終わると、隣町なのに、ほとんど行かなくなってしまった。
わざわざ出かけるほどの用事も無い。
あえて用事を探せば「七夕まつり」ぐらいだが、こちらも最近はご無沙汰していた。
久しぶりに「七夕まつり」を見た後、せっかくだから懐かしい店を探してみた。
紅谷パールロードの入り口付近にあった中華料理屋は、日本海庄やに代わっていた。ここの中華丼が好きで、平塚に行く楽しみのひとつだった。
駅の右側、七夕まつりの喧噪とは無縁のところに、「老郷」ある。この日は静かだったが、以前は「ラオシャン、ラオシャン」と音楽を流していた。うどんのような麺と酸っぱいスープの安いラーメンで、美味いと思ったことがない。しかし、今も健在だ。不思議だ。
その先に、「ザ・ラーメン」と大きな看板を出している「くるまや」がある。ここも健在だった。味噌バターをよく注文したが、熱い麺の上に乗っている冷たいモヤシが嫌いだった。
ここに入ってみることにした。
店は昔のまま、ただ以前よりも古く汚くなっただけだ。
つけめんがメニューに加わっている。多少の進化はしているようだ。
味噌ラーメンと餃子を注文、値段は950円。相変わらずモヤシは冷たいが、普通に美味い。
日高屋は「そこそこ美味い」というのが長く繁盛する秘訣だとしている。
美味かった中華丼が消えて、そこそこの味噌ラーメンが生き残っているところをみると、なるほどそうかもしれない。
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