徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

やねせん散歩 天王寺五重塔跡

2013年07月09日 | まち歩き

谷根千(やねせん)は、谷中・根津・千駄木の頭文字をつなげたものである。

この地域は山手線内側にありながら、戦災をあまり受けず、また大規模開発を免れたため、一昔前の街並みが残っている。人気の散策コースだが、情報が氾濫し、どこをどう歩けばいいのかさっぱり分からない。ようやく見つけたのが、「ヤネセン(谷根千)散歩コース」というサイト。
地下鉄根津駅からスタートし根津駅に戻るコースだが、JR日暮里駅からのスタートに変更して、歩いてみることにした。

さっそく、JR日暮里駅の出口を間違えてしまった。
南口改札を出たところは天王寺で、木立の向こうに小さな大仏様が見える。
その先が谷中霊園である。墓地ではなく公園ならば、なかなかいいところだ。
せっかくだから、五重塔跡まで行ってみることにした。
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幸田露伴の小説『五重塔』のモデルになった塔で、1957年(昭和32年)7月6日早朝、焼失した。後の調査で、48歳の男と21歳の女が不倫関係を清算するために、五重塔の中での焼身自殺を図ったためだと分かった。
文化財を道連れにするとは迷惑な話だが、金閣寺放火事件の影響もあったのかもしれない。
塔は再建されず、現在は礎石だけが残っている。
礎石はとても小さくて、この上に塔が建っていたことが想像できない。
在りし日の姿はとても美しいが、再建は困難らしい。

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