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日経平均株価 史上最高値に迫る

2023年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定した。記録的なインフレを抑制するため、2022年3月の会合でゼロ金利を解除して以来、先月の会合まで10回連続で利上げを続けていた。しかし、今年に入り中堅銀行が相次いで破綻に追い込まれるなど副作用が出てきたことから、1年余り続けてきた利上げをいったん停止した。ただ利上げ再開の可能性も示唆している。

こうした米国の動きに、主要国も利上げで追従してきた。しかし、日銀は身動きが取れない。過去の異次元緩和の結果、大量の国債を保有しており、利上げは巨額の含み損を生む。日銀の信用不安は円の暴落になりかねない。だから、単純に利上げに踏み切れないのである。結果、欧米との金利差が拡大して円安が加速、国民生活が困窮する羽目になっている。



植田新総裁は、異次元緩和の副作用を認識しながらも、緩和の枠組み見直しは否定した。何も出来ない日銀の足元を見透かすかのように、外国人投資家が円キャリートレードを拡大し、5月以降10円近く円安が進行した。株を買う動きも顕著になり、2万8千円近辺でうろうろしていた日経平均株価は、わずか1ヶ月半で5千円以上上昇した。

米国の利上げ据え置きぐらいでは、円キャリートレードの巻き戻しは起こらないらしい。株は今日も上昇している。日経平均株価の最高値は3万8915円で、それにあと5200円ぐらいのところまで迫っている。直近5日で2千円以上上げていることから、6月末までには新高値になる可能性は高い。国民生活が困窮する中での株バブル、本当に異常だ。

 

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