新型デイズが1週間遅れで納車された。カーメーカーの中はジャストインタイムの厳格な納期管理が行われているが、ディーラーの方は案外杜撰らしい。
弁当箱みたいな車ばかりになってしまった今の軽自動車の中で、旧型デイズはスタイリッシュなほうだった。新型デイズは晴れて弁当箱の仲間入り、奇妙なデザインだ。色は赤にしたが、カタログほど赤くはなく、マツダカラーのようないい感じの色だった。
内装の質感は随分向上した。タコメーターが付き、警告などのメッセージもビジュアルで分かりやすくなった。ナビのディスプレイも一回り大きくなり、エアコン周りもコンパクトですっきりした。ただ、車線逸脱警報、標識検知、ハイビームアシストなど機能が増えた結果、ボタンだらけで手に負えない。運転はとても滑らかになった。旧型のバタバタした感じが無くなり、足の動きに素直に反応する。運転していて面白い。
車を買い替える時はいつでも、旧車のことが名残惜しくなって、最後に濃厚な時間を過ごす。それなのに、新車のハンドルを握るとすぐに過去のものになってしまう。デイズは旧車も新車も思い入れがなく、いつもとは違うと思っていたが、同じだった。
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