読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

口内炎

2005-06-30 23:12:59 | 日々雑感
唇をかみしめて悔しさに耐える。というのはカッコいい。
ましてや、その唇から血が流れていると、なんてこの人はその悔しさを我慢しているんだろう、と同情し応援をしたくなる。

私は、悔しさで唇を噛むことなどないが、ガムを噛んでいるとよく唇の内側を噛んでしまう。
情けない。
しかも唇を噛むときに限って思いっきり噛んでしまう。
時には「いてー!」といった瞬間、ガムを落としてしまい、ネバネバのガムが服に引っ付いて取れない。更に情けない。
或いは、唾が喉から入ってむせてしまう。情けないのを通りこして悲しい。
ガムを飲み込んでしまったりすると、痛さ、情けなさ、悲しさを超越して笑ってしまう。

というわけで、どうも私は「噛む」ということが苦手のようなのだ。これは子供の頃からである。

このことをよく知っていたが、高校生の頃、自分で噛んだ覚えがないのに、唇が噛んだように痛いときがあった。このことを母に話したら「自分で噛んだんだろう」といわれ、自分で噛んだことも知らないなんて、なんて間抜けなヤツなんだろう、こんなに痛くなるのに。と思っていた。

ところが、それは口内炎だった。
ということに気づいたのは、もう30才も間近の頃であった。
しかし、その原因がよくわからない。何故、口内炎になるのだろう。
どうもビタミン不足らしいなんて何かで知り、ビタミンを摂取したがダメだった。
結局、私の場合「食べすぎ」るとなるということがわかった。
以来、気をつけているが、どうしてもなってしまう。

子供たちもよく口内炎になるので、これは、どうも我が家系に伝わる体の特徴らしいということがわかった。
わかったが、予防策もなく、口内炎になったら塗り薬か口内炎パッチをつけて我慢するしかない。
最もひどかったのは、舌の付け根にできたときで、1日絶食したことがあった。

というわけで、今、口内炎なのだ。
そんでもって、ガムを噛んでいるときに、その部分を噛んでしまった・・・のだ。

痛くて涙がでたのは、ほんと、久しぶりで、多分あの涙は、自分自身への怒りと情けなさもあった・・・と思う。

追伸
 「炎立つ」4巻(高橋克彦)を読んでいる。


コメント
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