読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

森舞台ふれあいコンサート 渡辺祥子、ルーセス

2005-06-25 21:23:46 | 観た、聴いた
毎年、この時期、登米市登米町(とめし・とよままち)では「薪能」が行われる。
この演者たちは「素人」登米町の人たちである。
今年は、この演者たちの都合がつかず、新緑の薪能は中止となった。

その代わり、といってはなんだが、行われたのが、本日のコンサートである。

渡辺祥子は、登米町出身のフリーアナウンサーで、近頃は「朗読」をしている。
かたや、ルーセスは、仙台フィルのメンバーで構成され、バイオリン、チェロ、コントラバス、オーボエ、そしてピアノで構成されている。

本日3時から、登米町の伝統芸能伝承館「森舞台」で行われた。
この森舞台は、屋外の能舞台である。その舞台で、朗読とクラッシックコンサートである。
(もっとも、毎年、この舞台では「落語」の行われている)

とっても落ち着いたいい時間を過ごしてきた。
暑いとはいえ、舞台のすぐ後ろは竹や大きな紅葉の木が生い茂る山で、鳥の声、涼しい風が舞台・観客席を包む。(今日は虫もずいぶんいたが・・・)

朗読は二編。落ち着いた声、余裕の間、ときどき後ろの木々を眺めながら聞くお話はなんだかホッとする。祥子さんの朗読は二回目だが、外のこんな雰囲気のほうがあう。

ルーセスのコンサートは、クラッシック、日本の現代歌曲などで、いいアンサンブルであった。
またMCのオーボエ鈴木氏には笑わせられっぱなしであった。
本日、誕生日を迎えた人を舞台に呼び、皆でハッピーバースデーを歌うなんて演出をはさみ、いつまでも聞いていたい、和みのある落ち着いたコンサートであった。

いつも思うのだが、やっぱり「生」の舞台は素晴らしい。

追伸
 「炎立つ」(高橋克彦)第3巻に突入。
コメント
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