黒田如水の生き方

2007-05-23 17:52:46 | Weblog
黒田如水ほど人命を尊んだ戦国武将はいない。死に及んでもその頃流行していた追腹(殉死)も「一人か二人の追腹を切らせるほど慕われるより家中の者大多数に慕われなければ大名の徳あるものとは言えない。そのためには平生から礼譲の心をもって接してやり、つとめて人の意見を聞くようにすることが大切で、これなくしては一朝ことある時にとうてい大事は成し遂げられない」と、追腹を禁じ、家臣はすべからく藩の為に尽くすよう諭している。多くの戦国武将は上意討ちを幾度となくしているが、如水は人を死罪にしたことは一度も無かった。戦国乱世を生き抜いた人としては珍しいことである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする