キリスト教には現在大きく分けてカトリックとプロテスタントの教派があります。
カトリックは歴史も古く教会には磔されたキリストやマリア像などを飾りますが、プロテスタントはルターの宗教改革(1517)により、教会には十字架のみで華美な装飾を廃止しています。
黒田官兵衛(如水)の時代はカトリックの宣教師ザビエルが1549年に鹿児島に到着し、その教えを日本国に広めようと活動を開始しました。
その活動は瞬く間に日本国中に広まり、当時の人口1200万人のうち、70万人ほどにも信者が居たと言われています。
戦国時代にあって、戦に明け暮れる世を儚み、死生観の教義、仏教の僧侶の堕落した姿を見た人々に新鮮な教えと受け取られ、信者が増えて行ったと思われます。
黒田官兵衛(如水)始めインテリな武将や一般の人々にも浸透して行きました。