黒田如水と梅

2007-05-01 13:15:42 | Weblog
私事になりますが、先日ご紹介しました藤まつりの会場に植えた記念樹の豊後梅に実がつき始めています。梅といえば、黒田如水は質素倹約で有名な家風を藩内に作った。筑前に入国したとき、家臣たちに「屋敷と米とをやるから庭には梅の木を植えよ。それで梅干を作れば食うに困らぬ」といった。瓜の季節に家臣や町人がたくさんの瓜を献上してきた。皮を厚くむかせその皮を塩付けにしおかずの足しにさせた。茄子のへたでも野菜の切りはずしも塩付けにして保存したという。いつも家臣や町民のことを気にかけていた。簡素な家を建て悠々自適の日々を過ごしていた如水は家臣にも町人にも気さくに接したので子供にも人気が高く、一緒に遊んだりした。それは如水にとっていちばん至福の時ではなかったかと思う。

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