中津青年会議所公開例会にパネリストとして招かれました。
私の持分としての演題は重々しく「軍師官兵衛誕生秘話」なるもので、我々豊前国中津黒田武士顕彰会が足掛け9年に亘り、「初代中津城主黒田官兵衛を大河ドラマへ」と活動してきた軌跡をお話しました。
中津にはこんな宝物がありますよ、皆さん気付いて欲しいと始めた9年前のことを思い出すと感慨深いものがあります。
播磨の黒田武士顕彰会の皆さんとの連携があったことで、我々の活動も今日まで続いたとも言えます。
継続は力なりといわれていますが、継続するためにはその人物が惚れ込むほどに素晴らしく、また推進する側も共に目的意識を持って突き進む強い意志力がなくてはなりません。
豊前国中津黒田武士顕彰会が小野会長を先頭に今まで活動出来たのは正に意気に感じる「中津のさむらい」が惚れ込んだ黒田官兵衛公を世に出すべく頑張ったからでもあります。
小雨のぱらつく中、バスは太宰府に着き、宝物殿に寄りました。ここには黒田官兵衛の肖像画や書状などが展示されています。
その後、官兵衛が暫らく草庵を結び暮らしていた旧居そばの如水井戸を見学し、福岡市の崇福寺に向かいました。
崇福寺では藤香会の皆さんがお迎えくださり、官兵衛公のお墓の前で法要が始まりました。
まずキリスト教式でのお祈り、そして仏式ではお経という法要です。
このように二つの教義で法要が執り行われるのは珍しいそうです。
法要のあと柳生新陰流兵法、黒田藩砲術抱え大筒、神田紅さんの講談「黒田官兵衛」がご披露されました。
官兵衛公がNHK大河ドラマになって注目度も高く、法要にも多くの市民の皆さんがお参りにこられていましたが、泉下の官兵衛公もさぞかしお喜びになっていることでしょう。