草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生2年目のさくらそう苗

2012-12-19 | さくらそうの交配と実生
播種した昨年は苗を大きく育てることができず、今春咲かなかった実生苗('浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配)のポットです。
特にこれは昨年秋の時点ではあまりにも小さくて種まきした鉢のまま冬を越し、春に葉が出てきた頃に6cmポットに鉢上げ、初夏に9cmポットに鉢増ししてきたものです。

昨年ほとんど成長しなかったのが嘘のように今年は次々と葉が出て育っていて、さらに夏に半分くらいの葉が枯れた頃にも新しい葉が出て、寒さで枯れるまで成長が続いていたので、来年は咲いてくれるかと期待しているのですが・・・
葉も枯れたので芽や根の様子を見てみることにしました。


少し前に増し土するまで芽の先が土の上に出ていたので緑色になっていますが、左に大きな芽が一つ、右に小さな芽が一つできています。
左の芽は咲いてくれそうな感じがします。

実生に限らずさくらそうの苗を見ていて思うのですが、芽が土の上に出てしまうと緑色になると同時に長さが短くなるようです。
日に当たるとそれ以上先に(上に)は育たないという感じでしょうか、その分太く育つような気もします。


こちらは昨年秋に7.5cmポットに植えた少し大きかった苗、と言っても翌春に花が咲かない程度の大きさですが、それを今年の途中で10.5cmポットに鉢増しして栽培したものです。
夏にも新しい葉が出て、という生育状況は上の小さな苗と同様でした。


土の上に出ていたので緑色ですが、芽が大きく育っています。
左上や下の方に見える土の中にあった芽は白くて長い形をしています。

元からいくらか大きかった苗だけあって、大きな株に育ちました。
が、根の先の方にいくらか根腐れが見られました・・・


今回10.5cmポットを6つ栽培していた中で最も大きかった芽。
隣に置いている名札の幅は9mmです。
この株は一つの芽が大きく、他の芽は小さかったです。


この株は土の中にあった白い芽もそこそこ大きかったです。
これなら3芽咲いてくれるかとちょっと期待しているのですが、そう上手くはいかないかもしれません。


これは土の上に出ていて緑色になってしまった大きな芽の数が多かった株です。
これも大きな芽が多いので開花時期が楽しみなもの。

上の4つの画像の株は、どれも根の数や長さなど株全体の大きさは似たようなものでしたが、芽の数や大きさには違いが見られました。
たまたまなのか、個体差による性質の違いなのかはわかりませんが・・・

芽の色や形はどれも似ているようなので、同じような花が咲くのでしょうか、開花時期を楽しみに待ちたいと思います。

選抜前の苗のポットの数を増やしても仕方がないと考えて、今回は芽分けをせずにそのまま植えておきました。
鉢増ししてから半年程度で赤玉土の粒もほとんど崩れていないので、用土も新しいものを追加せずそのままにしています。
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さくらそう2012年実生-12月19日

2012-12-19 | さくらそうの交配と実生
前回10日前にアップして以降、氷が張るほど冷え込んだ日が続いたためか、枯れた葉の数が多くなったサクラソウ実生苗のプランターです。


右端から二つ目のプランターはまだ枯れていない葉が多く残っていますが、この交配('唐船'に似た白花x'飯田高原'(野生種)・2012-1)の苗はポット植えのものも似たような状態なので、葉が寒さに強い性質があるのかもしれません。


このプランターは先の画像のプランターの隣に置いているので、葉の枯れ方も似たような状況です。


先月ポットから苗を植え替えた鉢もこの10日間で枯れた葉が多いです。
芽が土の上に出ていたものには土を足しました(以下の画像のポットも同様)。


9cmポットの苗。


5株植えた6号平鉢と、1株植えた9cmポットです。


日当たりが悪い場所に置いているポットは、残った葉が1、2枚になりました。


葉が枯れたポットの中の芽の様子を見てみることにしました。
葉がそれほど多くなかったものなので、どのくらい育っているかちょっと心配。


隣に置いた幅9mmの名札と比べるとわかりやすいですが、芽はそれほど大きくは育っていませんでした。
でも根の数が多いので、少なくともこのまま枯れてしまうようなことは無さそうです。
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