草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

咲きました~

2009-03-31 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家で今年最初のさくらそう(日本桜草)の花が咲きました。
品種は‘玉川’です。
花びら(花冠の先の分かれている部分)の数が標準の5よりも多いですが、こうした花は時々見かけます。

これは次に咲く見込みの‘静かの海’という品種です。
この品種は知人から分けて頂いたもので、私は初めて見る花であり、特に楽しみにしています。

我が家に桜草がやって来てから10年以上が過ぎ、私が本格的にのめり込んだ2003年からでも6年経ちました。
芽の数が増えていることもあって、1株も咲かない品種があるという事は近年ではかなり少なくなりました。
とは言っても、鉢によっては4芽植えても3株しか葉が出ていないものや、大きさや形が同じように見えた芽を植えていても1株咲かなかったもの、株によって草丈(花茎の長さ)にばらつきのある鉢などがとても多く、育て方の工夫によって観賞価値を上げる余地はまだまだ大きいように感じています。

栽培が難しい品種を除けば、毎年花が咲くように育てること自体は、さほど難しくはないのですが、花と葉と鉢の調和のとれた鉢植えの美しい姿を眺めたいと思うと、途端に難易度が上昇するようです。

肥料について考えてみても、とりあえず翌年花が咲く芽を育てるためだけならば、花が咲き終わってから肥料を施すだけで大抵は間に合いますが、葉が出てから花が咲くまでの間に液体肥料を施してみると、その年の開花時期の葉の大きさや色の濃さに違いが現れます。

どのくらいの大きさや色の濃さの葉に育てたら最も花が美しく見えるのか、という事は個人の好みによる違いも大きいのでしょうが、展示会やweb上の画像などで他の方が栽培された数多くの鉢を見ることで、自分なりの美しい鉢植えさくらそうの姿がおぼろげながら思い浮かんでくるように感じます。
それに、葉が大きく育ちやすいとか、小さめであるとか、品種が持っている性質の違いもあるので、そのあたりも考えて施肥量を調節する必要もあるようです。

ともあれ花が咲けば一年間さくらそうを育てた結果が現れます。
私などは栽培技術の稚拙さを思い知らされる開花時期を毎年迎えていますが、その姿をよく見て育て方をどう変えれば良いのか考えます。
花の咲く時期は、過去一年間(ことによると二、三年)の桜草栽培の終わりですが、次の一年はもう始まっているとも言えるでしょう。
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