松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

第64回「浜松授業研究の会」の研修報告

2016-07-16 07:47:21 | Weblog




 今回は元小学校校長N先生を講師にお招きし、主に図工の描画の指導をお願いした。研修で学んだことを列挙してみる。
実践発表された作品は以下である。
3年生「運動会」
4年生「木」
1年生「いろ遊び」「ほたるぶくろとあじさい」
5、6年生「校舎」
6年生「神社」
○子どもはテーマとして、なぜそれを描くのか教師は対話等で引き出す。
○子どもの能力や多様性を考えて指導すること。
○描きたい対象物と子どもとの深い関係をつくってやること
○下絵を残したい場合は、サインペンや割り箸ペンを使う。割り箸ペンを使うと対象物をよく見て描くようになる。
○鉛筆を下絵として使う場合は、線が消えてもよいときに使う。
○対象物を写真で撮り、それを見て描くのもよいが、やはり実物とは違う、写真は奥行きや立体性に欠けるので注意したい。
○ときどき実物をみることや、人物などの絵は実際にやっているところをお互いに見て描くことも大切である。
○パレットには、同色の色を何色か出しておく。(上記写真参照)
○一色だけでも濃い薄いを出すことができる。
○体操服など白でもよい、うす青、うす黄色でもよい。窓なども同様である。
○同系色の色は、一回塗りを生かすこと、違う色にする必要はない。
○木の絵などは、下書きに拘ることはない。後から枝を付け足してもよい。下書きの線が見えなくてもよい。
○枝には細い枝、太い枝があることを意識させる。
○近くにあるものは、ハッキリと濃く、遠くにある物ほど薄く、ぼやけていくように色塗りする。
○太い筆は大胆なタッチで、細い筆は、繊細なタッチで
○太い筆でも穂先を使えば繊細なタッチができる。
○色遊びは、全て重ね塗りでなくてもよい。純色も入れていけば違いが分かる。
○水は多く付けない。テッシュや雑巾で調節する。

その他の研修
国語1年生「ずうっと、ずっと、大好きだよ」の教材解釈、授業づくり
音楽「フレンドジップ」息の吸い方、体の使い方、強弱の表現など

※学校・学級づくり、授業づくりに協力します。お声を掛けてください。研修での講話や体験型研修をボランティアで行います。ホームページ「浜松授業研究の会」のお問合せ、ご連絡に記入してください。または、このブログのコメントに記入していただいても結構です。