「新城の会」での学びの報告
22,9,25 9:30~16:00
今回も参加してよかった。特に教材の解釈は、みんなで話し合うとこんなにも深く、広く、高く、豊かに解釈できるものだと感じる。すぐにでも子どもたちの前に提示し、一緒に考えたいと思ったりする。
授業とは「先生の知っていることを子どもに問い、子どもが答えるものだ」とするような古い考えでは、これからの子どもたちは生きていけない。この国もやっていくことはできない。
文科省も教育委員会も「生きる力」の教育などと、声高々に発しているが、その具体策は提示することができていない。それは現場でつくり出し、実践し、その成果を目に見えるように出していくしかない。
今回の学びの報告の概略を掲載する。
○ 国語5年「大造じいさんとガン」の解釈
今回は時間の関係もあり、前書きと1の場面しかできなかった。しかし、 この前書きにしても1の場面にしても大変重要な言葉や文があり、勉強になった。
前書き
・ 「かりゅうど」と「ハンター」の違い
・ 「この物語を書いてみました。」・・・この「みました。」は確かめるという意味を持っている。では、何を確かめるために書いたのか。
1段落
「今年も」って何。「やってきました」と「きました」の違いは何。
2段落
「なかなかりこう」「やつ」「えさをあさっている間も」
「りょうじゅうのとどくところまで」「けして人間を寄せつけません」 ・・・ここは、特に重要である。後半に出てくる「大造じいさんは、ぐっと、じゅうをかたに当てて、残雪をねらいましたが、何と思ったのか、また、じゅうを下ろしてしまいました。」の布石になるので丁寧に扱いたい。
3段落
「ので」これは逆接の接続詞である。前の文よりも後の文のほうが大切になる。「いまいましい」・・・どのくらいの気持ちか。
4段落
「こそ」「かねて」・・・「こそ」って何。「かねて」ってどのくらい前。
「おいた」・・・「おく」であり、準備しておくということである。
「特別な方法」って何。どんな準備をどのくらい時間をかけてか。
「うまくいきそう」の内容は何。「なりません」ってどんなこと。
5段落
「わくわくさせながら」ってどのくらい期待しているの、100点か50点か10点か。
「しめたぞ!」って何がしめたのか。
6段落
「これはすばらしい!」何がすばらしいのか。生きたガンが手に入ったためなのかどうなのか。
7段落
「が」逆接の接続詞。「ので」は理由を表すときに使う。「うれしい」自分の要求や願いが叶ったとき。
○ 近況報告
○ 国語1年「サラダでげんき」(東書)の解釈
○ 表現「熊のおどり」構成、ステップ
○ 運動会の表現、ステップを利用した構成
○ 運動会の組体操と柔軟
○ 図工
1年「花火」・・・水を切ること、同じ方向に色をおく
1,2年「ひまわり」バックのぬりかた。脱脂綿に色を付けて色をおく方法がある。「すいか」すいかの形に注目させること。
5年「手」しわの描き方、形、光と影の出し方など
○ 合唱 優れた授業に学ぶ 戸田先生の指導 1,2年光明小
※ 充実した学びであり、9:00から16:20であっが時間の過ぎるのも忘れてしまう。こんな研修会は他には見あたらない。特に若い先生方にぜひ参加していただきたい。次回は11月20日(土)である。
※下記のブログも検索しご覧ください。
①totoroの小道
②藍色と空色と緑のページ(各教科等の実践事例が掲載されています)