チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

計画地震?

2011年04月20日 10時55分21秒 | 日記
アレからずっと夜、明け方、朝、時には昼
律儀に
まるで判で押したように地震が起きる東京
岩手に住む友人は
「まるで船酔いだわ」
と教えてくれたがこれを余震というのだろうか

最近の震源地は宮城沖から茨城
そして千葉沖と南下してきた
ひたひたと東京や静岡に近づいてきた

こうなると浜岡原発は直ちに止めないと不安だ
社民党の福島女史が菅さんに
「今すぐ浜岡原発は止めるべきではないですか」
其れができるのは総理貴方しかいないのでぅよ
と突っ込んでいたが
「むにゅむにゅ」とにやけた顔で答弁していた

浜岡原発が東海地震で爆発したら
日本は消滅
というより北半球はもう人が住めない

日本は地震王国だからと言っても
このように律儀に同じような時間に
地震があるのはおかしい

リチャードコイズミという人が
チャコちゃん先生の疑問に答えるように
「地震兵器」
というのがこの世にあり
今日本は其れで狙われていると彼のブログに書いてあった

そんなことをして
日本を滅ぼしてしまって
その兵器を使っている国の人にどんな得があるのでしょう
誰かを滅ぼせばその人の分、自分が豊かになるわけではない
もっともっとと飢餓状態になるだけ
エゴを通せばその先は滅びるだけ

あなたも、あの人も、そして私もと栄えれば
豊かさが大きくなっていく
みんなで豊かになっていくのが
自然の摂理というものではないでしょうか
日本の縄文時代はそういう世界だったのでしょう

地震兵器やらを使っている御仁に教えてあげましょうか
あなたの国の一神教では
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」
其れが争わない平和平等の世界
といっている

日本人は、本当の日本人は
右の頬も左の頬も打たれない
つまり打ちたくなるような波動を出さない
というのが本当の日本人
無抵抗に見えるけどあなたが手出しできない領域に居る

あなたのお国のお偉いさんは
日本人の中でも左の頬を打たれたら右の頬を出すような
日本人と付き合っているから
いつまでたっても本当の日本を理解できないのだと思う

今の日本は
権力の座や肩書きを持っていない人ほど人格者
そういう人が日本を支えている
上に行けば行くほど妖怪ばかり
その妖怪と手を組んでも何もならない

計画地震はもう諦めておくれ





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句会

2011年04月19日 14時07分38秒 | 日記
片身分け櫻狂いの江戸小紋
花冷えに衿かき合わせココア飲む
節電や闇の世界の雪柳
朧月むかしながらの松の影
三陸の赤身恋しや山葵効く
山寺や桜吹雪の石の上
六句のうち選句していただいたチャコちゃん先生の句
一応一票でも全部入り万歳バンザイ

好きな句
花冷えやあと二日とも三日とも
葉桜やけふ口紅を買ひました
炊き出しの椀にひとひら櫻かな

上の頭から二句は同じ人の句「天」をお取りになった
うまい、えいじさんすごい

句会に誘われなんとなく続けて9年になる
俳句は苦手
いつもその日になって慌てて集中して作る
きのうも会場に行くバスの中でわき目も振らず考える
兼題4句席題2句
いつも席題のほうが認められる
ということはですな「泥縄」の天才だ

大げさでなくちゃ子ちゃん先生「泥縄人間」
前もってきちんと用意ということが出来ない
学生の頃から
突然のテストのほうが点数がよく
試験期のテストはもう惨敗

自覚して
試験が終わるとすぐに予習復習をしおらしく始める
まさしく三日坊主すぐもとの木阿弥

昨夜も帰りしな
房子さんと
「今夜から一句ずつでもつくろうね」
と言い合うが彼女はともかく寝る前に一句作ったが
もう今日はやる気が失せている
困った性格

でも俳句は季語があるので自然を観察する習慣が身に付く
毎朝公園を歩きながら
その日の自然の様子を目に焼き付けて歩く
雲の形も毎日違う
頬を掠める風の様子も毎日変わる
今の時期自然は饒舌
時々小枝と小枝が互いに競って片方がはらりと落ちる
葉っぱ同士が成長を喜び葉を揺らして笑っている
小鳥が其処へ枝から枝へ仲間入り

「楽しそうね」
と問うと
おいでよと誘ってくれる

こういう自然の動きを面白がっていると
俳句なんてできやしない
俳句を作るというのは
相手も自分にも観察者でないと無理
其処に入り込んだら俳句は詠めない
自分自身が観賞する相手にどのような気持ちで接しているか
主観と客観が常に連動する

と言うことで到底俳人にはなれない
廃人にちかいかなーー
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闇を知る

2011年04月18日 15時11分40秒 | 日記
今の東京の節電が永遠に続くといい
街の明るさ
駅構内の明るさ丁度良い
何か頭がすっきりする

世界全部を知っているわけではないが
ニュヨークやパリロンドン、ローマなどの主要都市は
今の東京のような明るさだ

こういう明かりの中に居ると
落ち着いて物事を考えられるので
やたらローテイーンフアッションなどが流行らなくなり
みんな落ち着いた衣装や歩き方になっていく

薄暮
という夕暮れの言葉が
ここのところ死語になっていたが
日没から始まる夕焼けそして静かに暮れゆく色が
今はとても新鮮

日没前についていた街燈が
太陽が沈んでからともるようになったので
つかの間の薄闇に情緒を感じる

日本人はややもすると「陰影」を好む
障子に映る光と影
屋根の陰と白壁
つまりは陰と陽の美が良く分かる感性を持っている

こういう感覚が
日本人の哲学を生むのだと思う
深く思索する姿勢が日本人の根っこにある

人間でもただ明るい人より
チョット陰のある人が好まれる
がしかし
最近はやたら明るく裸のような人に人気が集まる

其れすら
街の灯りが明るすぎたからだと思ってしまう

今くらいの暗い街は頭も体も休ませてくれる
月がやたら綺麗に見えるのも
街の光が薄い晴だと思う
きっと今に星も美しく輝く

漆喰のような夜が美しいと感じる時代も来るだろう
そうすると
ひとはもっと静かに穏やかに
それでいて行動的になるのではないだろうか

男らしい男、女らしい女
子供らしい、学生らしい、大人らしい
自分自身の立ち居地がはっきり確立できるだろう

そうすると
日本人らしい日本人が大勢誕生する

闇の世界を心から愛している
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東京物語

2011年04月17日 11時31分17秒 | 日記
「飼いならされた羊のような日本人」
「優しい、礼儀正しい、それらは自分の意見が無いから」
「何か変日本人」
という評価になってきたよ
とニューヨークに住む友人からハガキがきた

何を抜かすかアメリカ人
あんたらが日本人の魂を65年かけて抜いたのじゃろうが
日本人をこんにゃくにして奪っているんだろうがゼニを

早速抗議の手紙を書いた
この手紙の間が議論に丁度良い
メールのやり取りは即というメリットと
考えを整理しないままというデメリットが或る

チャコちゃん先生のオトウサマは
「速達で手紙をよこすような男と付き合うべきでない」
返事を急ぐ人は自分勝手に事を運ぶ性癖があるから
という理由
「変な親父」と反抗したが
いまになると良く分かる

また何年か前にアメリカランカスターにある
「アーミッシュ」を中野裕巳さんと尋ねたことがある
そのときその村の長老は
「リーダーの決定は早い方がいいが情報は山から里に降りてくる速度が丁度良い」
とおっしゃった
他にもイロイロなるほどと思うことをお聞きしたが
「打てば響くような」という返事も
ことと次第だということを教わった

日本でも昔は言葉にこめられた奥の意味を理解する会話が尊ばれている
其れを映像で見せているのが昭和三十年代までの日本映画だ
特に小津安二郎の監督作品に其れが見られる

というわけで
スタッフと「東京物語」のビデオを観賞した
地震以来暇なのよーーーね
言葉、会話、所作、奥様、奥さん、上さんなどの違い
職業が窺われるきものの着方や所作

まだ美しかった日本人の姿がそこにある
早速
「映画に学ぶ日本人の姿」
というセミナーをしようという言うことになった

一番積極的なのがヨシダ
思えば彼女の世代は「良い学校」にはいることで将来が開けるという時代で
お勉強さえ出来れば良い
セキドは高度成長期で消費文化華やかの塵に染まっている
タナカは団塊世代でおっとりしていては取り残される

改めて越し方日本人の考え方にスポットを当てて
今後の日本人のあり方を探ってみたい
それには
「温故知新」である

日本を揶揄する異国の人たちに
本当の日本人の美しさ強さを見せる日がきっと来る
そういう人間が今後の地球人だと思うの

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花の次は新緑

2011年04月16日 17時27分52秒 | 日記
きのうまで枯れ木だったのに
今朝は恐ろしいほど美しい新緑が朝日に照らされている
経験から言えば
東北地方はこれから櫻
仙台、盛岡、江刺、米沢、弘前と情景が浮かぶ
その櫻をみんなどんな思いで眺めるのだろう
あの優しい色はきっと人の心を慰めてくれる

東京はソメイヨシノから山桜に移ったが
花は新緑の旺盛なエネルギーにおされ気味
花の主役の座は意外と短い
でも衝撃的な美しさで人はその年の桜を
色んな思い出と重ね胸にしまう

あの櫻好きの友人和子さんが亡くなってもう5年か
2月に沖縄に桜が咲いたというニュースと同時に
桜の花の着物に手を通していた
しかもきものは桜しか持っていないという徹底振り

桜吹雪
しだれ櫻
夜桜
八重桜
山桜
水に流れる櫻
池に浮かぶ櫻
ハラハラと地面に落ちた桜

とにもかくにも櫻櫻
其れを東北の櫻が散るまでといって5月の下旬まで
桜の花に包まれていた

決して着付けを覚えず
必ず一通り抱えてチャコちゃん先生の家に現れる
頻繁に着たいのでとついに近くに引っ越してきた

「いい加減覚えなさい」
「着せてもらうのがすき」
「ご勝手に」
年を追うごとに着物や帯の数も増えてゆき
「ねえ不断櫻というのもあるのよね」
と秋に可愛い花をつける桜に目をやり
その柄を染めた

不断櫻は伊勢の白子神社に在って
その葉っぱの虫食い状態から
伊勢の型紙が生まれ江戸小紋の小桜文様が誕生したといわれている
この小桜紋は徳川家の裃に使われた定紋だ
小桜紋は一年中着ても良いのよといったら
便箋や葉書に小桜を印刷してご満悦だった

あの女流作家の宇野千代さんの櫻好きより
こちらは櫻狂いといったところか
結局どの季節にも櫻だ

桜の着物を着て東北までよく旅に出かけていたけどーー
今年はきっと東北のアチコチの櫻を見ているのだろう

今日は二十度を越えたので桜のきものと新緑のきものを
しまうことにした
着るきものも自然とともに変化していく
それがまたきものを着る醍醐味
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カンナオトくん

2011年04月15日 12時04分36秒 | 日記
キミのお陰で 原発の怖さを知った
キミのお陰で 大手新聞やテレヴィが真実を報道をしないことを知った
キミのお陰で 偉い学者のほとんどは政府の言いなりの学説を述べることを知った
キミのお陰で 頭の良い高級官僚達の自己保全に長けていることを
キミのお陰で 真実を述べる学者は冷遇される国であることを知った
キミのお陰で 政府は国民の命を守らないことを知った
キミのお陰で 過去の自民党の政策がどこの国の利益を考えていたかを知った
キミのお陰で 利権中心に国を動かす人が権力を持つことを知った
キミのお陰で 小賢しい女が男をダメにするのを見た
キミのお陰で 三権にいる人は国民より偉いのだと傲慢になっていることを知った
キミのお陰で 白人のユダヤ人と有色人のユダヤ人が居ることがわかり、白人ユダヤ人
       の操り人形にニホンはされているのを知った

でも
キミのお陰で 本当の政治家を知った 彼の国と国民への愛には嘘がない
       彼のここ20年の主張はきちんと筋が通っていることを知った

キミのお陰で 日本をもっと理解しなければと感じた

キミのお陰で 皇室のありがたさを知った
       天皇陛下はただ国民の幸せを祈っている
       皇室は世界平和を祈り2000年以上も続いた世界で最も古い家系だ
       こういう皇室の存在を守っているのも国民であることを知った

キミのお陰で 日本の歴史を振り返った、
       縄文からの土着民族が国土も文化も持ち続けている偉大さ、こういう国       日本しかない

キミのお陰で 日本語は有史以来使われているが、たまたま英語はまだ600年の歴史し       かかないことを知った。
       中国の言語学者の王彬彬さんは、現代中国語の中には日本語から借用し       た言語が多いと彼の著書で知った
       もっと日本語を大切にしなければと思った
       そして誇りに思う

キミのお陰で 終戦当時の日本人の知恵の働かせ方を知った
       停電をすれば
       「今まで贅沢すぎたのよね」と節電し
       放射能まみれの野菜や魚を見て
       「作った人のご苦労を考えましょうよ」
       「野菜や魚に罪はないのよ命を戴いていることに感謝」
       と終戦当時の知恵が国民に湧いてきている

つまりはキミのお陰で深く深く日本を見直すチャンスを
キミは国民に与えた
お礼を言おう 日本が本当の「和の国」になるきっかけを
キミは作ったことになる

こんな素敵な国民を守ろうとしないキミはもう舞台から去りなさい

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あしたのジョー

2011年04月14日 17時36分27秒 | 日記
あしたのジョーのヘアースタイルをしたくて
いつもチャコちゃん先生の髪をカットしてくれる
サチコさんと映画を見に行く

「ホラあれよあの形よ」
「レザーカットだわね」

映画は面白かった

やるかやられるか
ボクシングに熱中する男の気持ちは
剣の道とどう違うのだろうか

合法的な殴り合いだけど
ルールの中での拳闘
そのルールの中にきちんとした所作がある
そして「勝つ」ときの誘い方は
ヤハリ心理作戦でもある

「頭の悪い子は出来ないスポーツね」
「天才的に強い子はもう体の動かし方が違うのね」
など今度はおでんを食べながら話し合う

お多幸というおでんやは
私達若いときからあって
当時は女の子がおでんやさんに行くことはなかった
それだけに一度入ってみたいおでんやでもある
いまやこのおばさん二人は常連
映画の帰りに必ず寄る

そしてそのあとは
これも学生時代からあった喫茶店に

「アレ経営者変わったのね」
「ワインバーになっている」

パリで青春を送ったサチコさん
水を得た魚のようにやれチーズだやれ何とかだと
通しか頼まないものをオーダーして
すっかり店のギャルソンの尊敬のまなざしを得ていた

チャコちゃん先生チーズは苦手なので残ってしまう
サチコさん迷わず
「これテイクアウトね」

「あのジョーのヘアースタイルよ忘れないでね」
「まあ比佐子さんの場合はそのボブスタイルがいいと思うけどーー」
「えーーエ?」
「ま一度はしてみたいのね」
「そう」
「こう毎日地震があるといつ死んでも思いを残さないようにしましょう」
「心置きなく過しましょうだわね」

本当によく揺れる
最近はシンド6でも起きない
其れくらい免疫が出来てしまった

放射能問題もなにやらきな臭い
いたずらに不安をあおってどうしようというのだろう
コソコソ何をたくらんでいるのか知らないが
私達お見通し
毎日後悔無く生きることにする

あしたのジョーのように
思い切り自分と戦ってご覧よ菅クン、石原クン

そういえば思い出したぜ
沖縄の帰り具志堅何とかというボクサーがいて
飛行機の座席が隣だった
その日は大揺れに揺れてその都度彼はチャコちゃん先生にしがみつく
挙句羽田に着陸するまで手を握っていた
結構痛かった
「怖いんですか?」
「ハイすみません」
後でどういう方かがわかったけど
みなそれぞれアキレス腱があるものだわい

アキレス腱も大事だよな
そういう弱いところを知っているから
彼は強かったんだろうって
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もったいない

2011年04月13日 11時04分17秒 | 日記
昨日は静岡に行き「もったいない」をテーマに話をさせていただいた
「勿体無い」はきものの真髄
これを語らずなんとしょう

「もったいない」が世界共通語になったのは
ケニアのワンダーマータイ環境副大臣のお陰
マータイさんがノーベル平和賞を受賞されたとき
全世界に「日本の言葉であるもったいない精神をみんな持ちましょう」
と演説してくれた

勿体無いは
1消費削減 リデュース
2再利用 リュース
3資源再利用 リサイクル
4修理 リベア
と四つのRから成り立っているといって4Rと描いたシャツを着ていた

TUNAMIという言葉も世界共通語であるが
この「もったいない」は自然破壊を抑えることができるので
もっともっと公用語にしたい

きものは12メートルの布を一ミリも無駄にせず
8枚のパーツに分けてきものの形に仕立てる
これは1の消費節減だ

きものは古くなったら他に色んな形に変えて再利用が出来る

資源として土に戻るので土を肥やすことも出来る

もちろん修理はお手の物
派手になったきものは色をかけて何十年も着られる
織りの着物は表と裏をひっくり返しても仕立てられる
刺繍の糸が外れたら邯鄲に修理可能

この「もったいない」精神は何もきものだけではない
料理においても素材を捨てないで使い切る
時間もそう
有効に時間を使わないと「時間を無駄にしてもったいない」
と表現する
さらには
人の才能を生かしきらない指導者に対して
「勿体無い人の使い方をする」
「あの人の才能を活かさないなんてなんと勿体無い」

チャコちゃん先生が何をいいたいかお分かりでしょう?
今の日本の政府は才能のある人を座敷牢に閉じ込めた
「ああもったいない」

自然の摂理に叶うものが美しい
勿体無い精神は
自然摂理と逆のことをすることをさす

それにしても
静岡は平和、富士山と駿府城の石垣にたれる櫻
その桜の花びらがお堀の水の上でゆらゆら風に身を任せている

「浜岡原発怖くない?」
「今みんなで原発止めろと声を上げているの」
「でもね新しく作るという案は引っ込めたみたいですよ」
「家康公が怒っていますよ」
「隠居の町が危険に晒されるのはね」

終わって静岡市を一望できるレストラン
「穏やかな駿河湾ね」
「富士山も美しい」
「この景色が永遠に続くよう勿体無い精神を大切にしよう」
「よろしくね」


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赤繻子に魅かれる

2011年04月11日 11時12分54秒 | 日記
姉の雨ゴートを解いていて気がついたことがある
その雨コートは生地が繻子で色が血のような赤
彼女が20代で着ていたのでかれこれこの雨コート60歳
チャコちゃん先生が着てそのあとタナカが袖を通した

自分で縫ったのだろうか
豪く縫い目が粗い
でも確実に寸法でかっこよさを見せていて
「へーここも折り曲げている、ここもだ」
と自分の体型が美しく見えるような縫い方をしている

「なるほど」

この雨コートが私の手元にあるのを姉は知らない
結婚が決まったときこの雨コートは実家に残こした一枚
チャコちゃん先生はこの頃きものに全く興味が無かったのだが
このコートの色と素材に惹かれ母に頼んで私のものにした

「きものを着るんなら新しいものを作ってあげるのに」
「いらない」
とにべも無く断ったが
このコートをセーターんー上から羽織ってガウンみたいに愛用した

心が強くひきつけられた色と素材

姉は私が中学生のときまで家にいたので
突然の雨が降るとこの赤い繻子の雨コートに
紅藤色の蛇の目をさし
コートと同じ色の爪皮を付けた雨下駄を履いて
私の傘を持って学校に現れていた

雨の中校庭を歩くその姿は一幅の絵のようだった
その頃密かにあこがれていた上級生の男子が
窓から姉をうっとりと眺めていて
その姉から私が傘を受け取ると
「お前の姉貴か?綺麗な人だ」

その後雨が降ると男子達は姉のコート姿を眺めるのを楽しんだ


なにかこの頃から「赤色」「繻子」に取り付かれてしまった
ピアノの発表会にマッカなサテンのワンピースを作ってもらってご満悦
光物がすき、寿司もこはだ大好物 アッこれ関係ないか

繻子赤に魅せられたのはそういうことだったかと
雨コートを解く
これも一つのトラウマなのだろうか
赤はいつも何処かで効かす

それで落ち着く

今度はパジャマにするかなとひとりごち

姉はとっくにこのコートは忘れているだろう
姉を美しいと思ったのはこの雨ゴーと姿と
濃茶のお手前をする所作

好きとか嫌いというのは幼少の頃の事件と深い関係があるようだ
上手下手というのも

それは映画「英国王のスピーチ」の主題でもあった

いつの時代も小さいときにもつ誇りが一生を左右することがある







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信頼

2011年04月10日 14時30分43秒 | 日記
日本は海洋汚染犯罪国家としてデヴューしたようだ
或る意味テロ国家に名乗りを上げてしまった
東北沖地震が起きた当時は
世界中から日本人の誠意ある大人の態度に拍手喝采で
世界100カ国以上の支援の手が差し伸べられた
それは国民に対する尊敬の念が強かったと思う

しかし福島第一原発の失政で
世界は日本そのものの信頼性を失ったかに見える

日本の気象庁の正確な情報は
ドイツやノルウエイなどのヨーロッパの気象庁に行き
我が日本国民には知らされない
そちらの天気図によると
4月7日~日本全土に放射能が飛散している天気図が公表されている

私達は目隠し聞けない言わない
日光の左甚五郎の三サルになった

放射能汚染水を国民にも近隣国家にも告げず
アメリカだけには3日前に了承を得たというが
我が政府はどこを向いて政治をしているのだろうか

海は世界の宝物
その海を勝手に密かに汚してしまうなんて
日本人に心底落胆するであろうよ世界の人は

私達はこれからどうやって信頼を取り戻せばいいのだろう
永遠に海を汚した国民だと後ろ指を指されるであろうか
今まで世界の国々に関して援助をしてきたことも
世界の国々に優しくしてきたことも
みーーんなちょうげし

もう経済大国になんてならなくても良い
もう精密技術が最高なんて誇らなくても良い
化学万能の頭を差し出さなくても良い

みんなで
手で出来ることからやり直し
また一つ一つ善を積み重ねていくしかない
日本人だからできる自然との共生を考えよう
暫くは内側の内容を充実させよう
竹のように内側から太くなりそれでいて凛としている姿になろう

何より日本人として自立し
日本人の大和の心を取り戻そう
誰に頼るのでもなく各々で日本人として自立しよう

そのために日本の文化があるのをわかって欲しい
日本の言葉、日本の数、日本の色、にほんの音 日本の香り
どれも自然(神)と共鳴している

チャコちゃん先生は
日本人の一人ひとりが日本人としての心を取り返したとき
世界の精神的なリーダーに日本人がなっていくと思う
そうなるように努力をしようよ

今の権力者は悪魔
でもその悪魔とも共存するのが日本人の魂
排除ではなく抱え込んで消してしまおう
悪魔の改心は早いぞ

日本の芸術、文学、そして宗教は
全てを受け入れて今の現状をありのままに受け入れて
大自然(宇宙と言っても良い)との調和を目指した生き方をするというのが
人生の目的であると教えている

みんな日本人であることに誇りを持とうよ
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