チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 372

2020年08月31日 16時13分35秒 | 日記

白い着物、白っぽい着物が多いチャ子ちゃん先生

着物に柄を好まない

自分の思い込みかもしれないが「はんなり」が似合わない

辛口のサチコさんに言わせれば色が黒いということと性格がきっぱりしているから、花柄が不似合いかもねって

 

引っ越しついでに箪笥の中行李の中など見るといろんな柄奇麗な色の着物も結構ある

しかし可愛らしい花柄とか京友禅は少ない

 

ほとんど毎日着物を着ているので、どうしても紬系になる。つまり余所行きではなく普段着だ

若い時「着物を着続けてみよう」と決心したときから取材先の様子、また撮影現場に着ていくことを考えるとどうしても無彩色を選ばずにはいられない。そうすると帯に力が入る

 

白っぽい着物を着るようになったきっかけはちゃんとある

白生地の取材で、丹後や長浜、五泉などの産地を訪れたとき、白生地の余りの美しさに心奪われ、3年ばかり白生地の着物を着ていた。とにかくその美しい光沢を色で隠したくないという想いだった

白生地と一口に言ってもいろんな地紋がありその地紋を生かしたかった

地紋のない白生地には胡粉染めの小紋を染めてもらう、地紋が大柄でそこに金糸や銀糸が入っていたら、白と透明のビーズを縫い込む、とにかく色でつぶしたくないと躍起になっていたのだ

白生地の着物に文久小紋の通し裏をつけてみたり、長じゅばんは江戸小紋としゃれてみたり、ついには結城に行っても「糸の味だけでいい絣はいらない色もなし」とわがまま言って、意気揚々と白地結城紬を着ていた。いやはや

 

あるとき着物の師匠竺仙の先代の社長「比佐子さんもういいでしょう」と水戸黄門の言葉のようにおっしゃって、日本の染織技術はとても繊細で美しく、しかも着る人の様子を一段と格調高くしてくれる、そういいう日本の美も味合わないと、着物のことを語るにはふさわしくないよ。と注意を受けた

 

必ず反抗するチャこちゃん先生もさすがに少し飽きてきていたので、絶妙のタイミングで、模様の世界にすんなりと入っていった。やはり尾形光琳を中心にした琳派と言われる模様は品がいいと思った。しかしときどき師匠の目をかすめ天体や気象などの柄も染めて着て、竺仙に見せびらかしに行って苦笑させ面白がっていた

 

それでもいまでも白い着物が好き

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歯痛

2020年08月30日 17時27分58秒 | 日記

1週間前から歯茎が腫れていて痛い

かかりつけの歯医者に電話を入れたら「只今使われていません」とな

一日置いてもう一度電話をしたが同じ、ついに状況を見に行く

シャッターが下りている何もない

 

健康保険書を使うのは歯医者だけなので、5か月前治療したときそのまま置いてある

新しい歯医者に行くにも保険書が必要ということで区役所に理由を話して再発行の依頼

 

歯茎が腫れていると噛めない。おかげでコロナ太り進行中だったのが止まった。下腹はすっきりして喜ばしい。やっと保険書が着き、新しい歯医者の予約を取る

 

歯が弱いというのはカルシュームが不足しているのだと聞いた。爪もすぐ割れるのでこちらもカルシュームが足りていない。しかし一番の原因は母親が年取って産んだ子はカルシュームが不足するので、親は必死になって小魚を食べさせたり海藻などミネラルもとるように日々の食卓に気を付ける。

 

歯や爪にカルシュームが必要な年頃は私は生死をさまよっていて、その後は爆風で腎臓を直撃されてそちらの食事療法に必死な親はカルシュームにまで頭が回ら中たのだろう

 

そういう自分の体の歴史、育ち方のいろんなことの結果が大人になってきちんと現れる

いまさらながら子育ての重要さに恐れおののく感じ

 

30代のお母さんが子供に食べさせる食事に知恵を絞りしっかりと自分で作って食べさせているひとぉ知っているが、その子たちはほんとうに健康だ

私は失敗をしてるので昔のスタッフには子供が生まれると育児に専念してもらっていた

勿論専業主婦になり、二人目三人目と増やしていくので職場復帰はできない

その中の一人の言葉が忘れられない

「今の世の中は夫の給料だけで家族を養っていけない、とみんな思ってるけど、食事を工夫しながら作り、子供の服や下着も手製の物で間に合わせると、十分にやっていけるの、それどころか貯金もしているんですよ。何より子供が帰ってきたとき、いつも私がいるっていうことの安心感が子供にとって落ち着くみたいですね」

「あなた自身あれだけ仕事が好きだったけど、これからは?」

「体にいいものを作ろうと思うと食材を研究したり、しょうゆやみそを自分で作ってみたり、縫物編み物パッチワーク刺繍などの講習を受けたり、家にいてやることたくさんありますよ。此れって比佐子さんがそうしなさいとおっしゃったことではありませんかーー」

と一本やられたー

歯を健康にする子育ては絶対に重要、それには手作りの食事で作り上げるのが理想

 

歯医者も変えたいと思っていたのでこの歯痛に感謝、またとないチャンス!

しかも近場にいい歯医者さんがいらした

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宝塚

2020年08月29日 14時35分30秒 | 日記

ひさしぶりの宝塚観劇

新宿十二社の田舎町に住んでいると日比谷とか銀座は大都会、お上りさん気分のウキウキと緊張感でその街に赴く

あの思い出多き三信ビルなど跡形もなく、憩いの緑の場になっていた

もっと古くには石原裕次郎と北原三枝が結婚式を挙げた日活ホテルの後は香港のホテルペニンシュラだ

 

三信ビルはおしゃれな人たちの遊び場でもあったけど、地方の事務所もあり、取材に出かける前によくこのビルに入り、地方取材の前段階の勉強をした

少しお金があると帝国ホテルに入って「ストロガノフ」を口にした(今はメニューにない)

そんな思い出をかみしめながら宝塚劇場に入る

マスクよし

手消毒自前よし

扇子よし

水よし

一つ席を開けて座るよし

さあーー開幕ベル

どすの利いた男役のトップ礼さんのあいさつが流れる

 

さーー夢の世界へ、

うん?

一瞬に引き込まれる、モウ10分前のアナタデハナイ

 

宝塚星組ノトップお披露目の舞台なのだが、昨年暮れ池袋㋨東京芸術劇場で此れから星組のトップになるんですよと言われていた時の「礼真琴」さんと今目の前で演じてる「RAY」さんの変ぼうに唖然!

コロナでお披露目自体が休演になったり、劇団員の中にコロナ感染者が出たりとここ舞台に出る前の試練が礼さんを大きくしたのかもしれないが、押しも押されぬスターの風格を備え客を引き付ける

 

そういうスターつくりのうまさは宝塚ならではなのだが、日本の演劇市場の中で、次つぎトップスターを送り出す宝塚のすごさを感じる。この秘密は何か?それも舞台構成にある

 

徹底してトップを持ち上げる演出だ。トップの出番は多く「男役は10年ですよ」とせつめいが入る

そうだろうとも

トップは1時間の舞台で舞台上にいないシーンはない

常にライトを浴びて演技し歌い踊っている

 

フアンのほとんどは女性で優しくて思いやりがあり、それでいて常にたくましく強いヒーローに声援を送る

男はどこまでも強く、女はぐっと控えめで楚々として柔らかく可愛い

この図式が100年続いているのだ宝塚ではーー

 

現実の令和での男たちはみんなジャニーズ系になっていてかわいらしく優しくはなっていても強さはない

第一足は長く、顔は小さく、姿勢がよく、常に自分だけを見ていてくれる。100年前から女の理想の男がこの舞台に生きているのだ

 

宝塚ってすごい企業だ

昨日はその宝塚を初めて台湾に誘致した方のご案内だったが、2011年のあの大災害に対して台湾の方々の深い思いやりの返礼に国交がないので、一商社の仕事として企画したのが宝塚台湾公演だった。台湾の方々の熱狂的な支援があり、いまだに公演は3年かに一度続いている

 

また宝塚の生徒たちも先輩から伝えられている台湾での公演を作り上げた人へのご縁を大切にしている

各組のトップのその感謝の思いがずっと続くのであろう

愛の舞台づくりが永遠に続く宝塚

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着物が繋ぐもの 371

2020年08月28日 08時25分01秒 | 日記

「きもの解体新書」の最後の校正を昨日終えた

著者が面白いと思うものってあまり当たらないらしい、つまり世の中のニーズに合っていないのだそうだ

確かにいままでも「書きたいことを書いてきた」という姿勢だったので、古い本も今読み返しても面白いけど、その当時のニーズにはあわなかった

ニーズってな――に??

「人が欲しがってるものをよく調査してそこに向けた内容で書いた本は売れる」

となんとか経済学を研究している人にアドバイスされた

「では今どういうものが求められているの?」

「着物関係でしょう?」

「ですね」

 

ややあって

「着付けの手順とか、組み合わせ、着物を着ての作法、古着の活かし方などが上位だったよ」

「無理ね、そういう内容だったら書ける方はたくさんいらっしゃる、そういう方に任せればいい」

彼は両手を挙げて

「好きにするしかないね」

 

自分がこういう内容の本を書きたいと思ったときは

とにかく今次の世代に知らせておかないと、日本の技術や文化が消えていくという想いが強くなったとき

だからニーズなど関係ない、とにかく今書いておかないとーーーと突き動かされるの誰の為かと言われればおこがましいが地球未来に向けて(キャー言ったね!)

 

昨日も「参考文献も最後の書いておいてください」と編集者のメモがあったが、チャ子ちゃん先生現場取材で書いているので、参考文献というのはほとんどない。研究資料を使わせていただいたりした団体や、大学の教授の本を挙げておいた

そういえば

今行われている「オンラインスクール」でも借りてくる資料無し、だってみんな取材をしそれによって感じたことをまとめている。着物の着方だってそうだ、チャ子ちゃん先生自身の着物の着方の工夫をお話しするしかない

 

それにしても

全編をしっかり読み返してみてやはりおもろいよ

そして次に書きたいたいことがもうわいている。そちらの取材に向けて動き始めた。死んでなんていられないな、もう少し書くことが在るもの、ニーズは無視

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陰徳

2020年08月27日 15時47分42秒 | 日記

おかしくなあーーい?

ある週刊誌を立ち読みしていたら「樹木希林さんは陰徳を積んだ素晴らしい女優」と書いてあった

ふんふんふーーん

と中身を読むと、夫のロック歌手にお金をふんだんに送って陰徳を積んでいたって

おかしいよ、こういうの陰徳っていわないよと突っ込みながら読んでいく

 

彼女は賢いのね若い時から不動産で資産作り、あの時代女優をやりながらお金を増やすということは賢い女だったのね

そのお金があったので、夫に陰徳を積めたのだそうだ

 

世の男たちからみたら樹木希林はきっと天女なのだろうなあ

 

陰徳ってこういう解釈もあるのかなと思ってふーーんとページを閉じた

 

これ以上書くと陰徳を積めなくなるので今日は終わり

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マスクしてください

2020年08月26日 08時48分13秒 | 日記

ある公的な場所で

「おはようございます」

「マスクをしてください」

挨拶が此れかよ、と思いながら手持ちの絹のマスクをする

 

あるデパートで

「マスクをしてください」

「アッ」

「お持ちでなかったらこちら500円です」

「ありますので」売るんだと思いながら中が絹の絽表が麻のマスクを取り出す

 

とある博物館で

「マスク使用でない方は入れません。お帰りください」

ここまで言うかなと中絽表麻のマスクをする

戦争中普通の主婦が街角に鋏を持って立ち、袖の長い着物を着ている女性を引き留め、有無を言わせずチョキチョキとお袖を切ったそうな、次姉がお茶のお稽古に行く時小振り袖を着ていたら切られたといっていた。本当にそんなおばさんがいるのかと子供心に感じていたが、正しく今「マスクお姉さん」がその当時の「愛国婦人会」モードになっている

 

言う方はつらいだろうなと思っていたが、全くそういう気配はなく「権限」を駆使しているだけだから「いいこと」しているという自信が見える

人間っておかれた立場によって「人」が変わっていく

かすかに覚えているが、戦時中普段はやさしいおじさんだった人が、町内会の軍事訓練でバケツリレーにハッスルして、ちょっと渡すのが遅かったりしたら「何―してるー」と怒鳴ってこずいていた姿にびっくりして泣きながら家に帰り、父に告げ口(母はバケツリレーに参加)

「こういう世の中になると人が変わるんだよ、でも世の中が落ち着いたらまた元の優しい人に戻るよ、もう見に行くのはおよし」

 

父は公的に戦争反対を公言していたので、刑務所には入れられなかったが、うちには毎朝憲兵さんが出勤して見張っていた。父が行くとこすべて憲兵さんがついていく。母は庶民的に温かい人だったので、憲兵さんにお昼ご飯を出したり、おやつをいっしょにしたりと、家族の一員として待遇していた。だから憲兵さんは我が家にいるときは優しく明るく私の遊び友達だったが、一歩父と外に出ると顔つきも態度も変わり、父を見張る姿勢が厳しかったようだ。

「任務というのはそういうことだよ」といっていた

 

マスクお姉さんも「任務」を履行している、協力を使しよう

しかし

チャ子ちゃん先生は医者や科学者そして厚生労働省の解説や勧告を十分吟味しマスクはしない、消毒液も肌に優しい、無害のものを持参している。手洗いうがいは昔から習慣

 

世の中が激変する今、情報を分析し自分自身は自分が守らなければと思う

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着物が繋ぐもの 370

2020年08月25日 15時50分59秒 | 日記

昨日は橋本尚さんのご案内でつくばにある「スマート養蚕システム」の研究所に伺った

蚕の飼育工程を工業化でスマートにしようという試み

遺伝子組み換え蚕による有用物質の生産を新たな産業にしたいという

 

成程

科学はここまで発達

一齢から最後まで人工飼料

5齢になるまで25度の温度で一定、飼育管理がしやすい

蚕の生態と生育に適した環境条件

効率的な飼育管理手順

 

自動毛羽取り機(画期的)、粉塵防止装置 清潔さ

 

かなり前無菌蚕の飼育状況を取材したときより、かなりまた管理下での蚕飼育だ

つまりは失敗しない育て方なので、同じ状態の蚕が同じ状態で繭をつくる

しかし蚕は結構気まぐれなので二頭一緒に入ったりするが、そういうことも全て想定内での飼育だそうだ

 

古事記のころに現れた蚕はこういう時代が来ることが分かっていただろうか

人と蚕の愛の交換も全く別の形になるのであろう

 

チャ子ちゃん先生は

こうやってきちんと管理された蚕がどんな糸を吐きだすのかそれが知りたい

だって5齢になった蚕の体の中は糸だけしか入っていない

その糸を吐きだして身軽になり蛹から蛾になって交配する

 

現実は「糸」ではなく「蛹」だ

蛹からいろんなものが生まれている

コロナのワクチンもこの蛹からだ

 

蚕はどこまでも人に尽くす

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オンライン

2020年08月24日 08時58分10秒 | 日記

何もかもがオンライン

荷物の受け渡しさえオンライン

人とのお約束もオンライン

講演のときちょっとむつかしい言葉が出たり、人名が出ると一斉にスマホがカチカチ

「あああっていますね」

「こちらはきちんと取材をしてお話してるんですよ、いちいち私の言葉を確かめなくてよろしいでしょう?今ここでは私の言葉を聞いてくださいね」

とつい言ってしまった

 

昨日も待ち焦がれている荷物が届かず落ち着かないでいた

そうしたらラインに「ご不在だったので持ち帰りました」ときた

「そんなことねーだろう?ずーーといたんだよ、その荷物は待っているんだもの」

と叫びたくラインを見たら「ここからは返信できません」って

なにこれーーでも今までが便利すぎたのかもしれない。ドアツードアの荷物の受け渡し、当たり前のように思って暮らしてきたけど、本当は大変なこと、間違いもなく正確に届けてくださることにもっと感謝をしなければ、ありがとう。

 

ライン電話で友人と話が出来るのも便利だけど、仕事相手の方と休日のノーメイク電話はやはりご勘弁。まそういう時は出なければいいか

 

ことほど左様に世の中の急激な変化

出来ること、できないこと割り切って生活するのが賢いのだろう

去年はそこまで肝っ玉が定まらず、YouTubeの勉強、やれ5Gセミナーに行くなどオンラインの勉強に通ったけど結局若い人たちのすぴーどについて行けなかった。だからこそ自分が何をしなければいけないかが分かったけどーー、そして世界を俯瞰して眺めることもできるようになったけど、インターネットの方はお手上げ状態

 

今日はこれからオンラインを利用して養蚕を研究しているところに取材に行く

無菌蚕の飼育は経費が掛かりすぎる、人件費は削れるが電気代や人工飼料は高額、そういう欠点をカバーする蚕の飼育だそうな、行ってみなければわからないけど楽しみ

それだけ蚕はひとさまに尽くしてくれる重要な生き物

 

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着物が繋ぐもの 369

2020年08月23日 10時02分09秒 | 日記

二十四節気の処暑にはいった

此れから15日の間に日々秋に近づいていく。そうだろうか、今日はひどく涼しい、新宿は豪雨になるらしい

公園でドングリを拾った、セミの抜け殻もいたるところで見る

自然はいそいそと秋の支度をしている

 

透けた着物を着るのも次の白露まで、麻の着物もそうだった。しかしこの時代はそんなこと言ってられないかもしれない。猛暑は続くかもしれない。洋服の人がノースリーブを着ている間は透けた着物も良しとしなければ

 

それにしても自然は確実に秋に向かっている、樹木の葉っぱの先が色づいているし、昨夜の大雨に叩き落された木の葉が、道路に投げ出されている、みんな枯葉だいつの間にか色が変わっている。さぞや葉っぱも暑かったのだろうなあと思いながら踏まないように注意して歩く自分がおかしい。落ちた葉っぱが肥料になるには土がなければならない。彼らも身の置き場所に困惑しているだろう

 

こうやって人間は自分の都合ばかりを考えて生活水準を上げたと思っているが、植物たちはその陰でじっと我慢。もう共存共栄の日々にしないと地球も黙ってはいまい

だからこそそれぞれの季節を尊びたい、天と地の調和を考察して着物の色や柄を作り出した先人たちの心に沿いたいと思う。自然を理解すると人は謙虚になる。わが先人たちは自然の営みを通じて自分自身を研磨してきたのだろう。それが着物の色や柄に現れている

特に微妙な時間を刻みながら移り行く自然の観察では本来の人間力が養われるはず、レジタル全盛の世界になっても、片方でアナログの力を持っていないと調和の取れた生き方はできない。調和がとれないと苦しむだけ

 

処暑にふさわしい静かな雨脚を眺めつつ自然とともににいられる幸せをかみしめる休日

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知らされていないことが多い

2020年08月22日 09時54分22秒 | 日記

21日午前5時16分に横浜を震源地とした大地震と津波が起きると予言した方がいらした

ここまで正確な時間がわかるということの不思議さを感じ、これは人工地震なのだと思った

だったら表に現れた情報だから誰かがその根を止めることもできるだろう

これは絶対起きない地震だと感じた

 

案の定

巨大地震は起きなかった、情報によると横浜の地下施設埋設してあった核爆弾を取り除き紙一重の危機が去ったそうだ

 

昨日21日チャ子ちゃん先生は横浜のみなとみらいに行った

多くの人がのんびりと、また楽し気に行き来していて地下での作業など誰一人知る人はないかのようだった

 

今私たちの国で起きていることに無関心ではいられないけど、あまりにも情報が偏っていて流れがよくわからない

こういいう時は静かに自分自身の内面との会話で生活するのが一番懸命だと思う

そういう直感が鋭くなることが今は必要で、その直感の研磨は自然が教えてくれる

足元をよく見て時に土の上を裸足で歩き風を感じることも必要かもしれない

 

そう思いながらも早起きできないチャ子ちゃん先生。日の出前の土を踏むことの重要性を感じているのだがーーー

危険と紙一重の中で暮らしていることを理解し、今この時を大切に過ごしたい

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