チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日が長くなった

2013年01月31日 17時18分33秒 | 日記
都庁のガラス窓に夕日が映る
日が長くなるにつれその光の強さが変わってきて
都庁舎を美しく思ってしまう

きれいだなあ
なんて思ってしまってーー
そのまま顔を振り向けて西の空を見ると
なんと夕空にくっきり冨士山が見えた
シルエットが綺麗だ

シルエットだけでも絵になるのは
元々が美しいからだと思う

バレリーナーが美しい姿態を思い出した

今チャコちゃん先生が通っているバレエ教室は
2月に発表会がある
そのため普段のレッスンでも出場者のために過激な練習が行われるのだが
さすが舞台に立とうと思っていらっしゃる方は
日々からだが美しくなる

そういう人たちと同じ鏡の中にいると身のすくむ思いだ
矢張りぼっちゃりしている
太っている方ではないが
筋肉の美しい人たちの中にいると駄目だわね

それでもやめないチャコちゃん先生は
レッスンの後疲れが綺麗さっぱりと抜ける
少々恥ずかしくてもやめられない
少々処か消え入りたいように恥ずかしいのだがーー

外で「先生」なんて呼ばれている人が
バレエ教室でびりっかすと言うのが心の調和に良い

シルエット冨士山を眺めながらつくづく思った
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風邪がほぼ抜けた

2013年01月30日 10時16分00秒 | 日記
毎年の慣行だが一月は風邪を引く
そして薬も注射もしないので長引く
ずるずるごほんごほんといそがしい
熱が出ればおとなしく休んでもいるが
全く熱は出ないので動き回る

整体の平田先生は
「風邪を引いた?おめでとう」
とおっしゃる

咳をすることで骨の調整になり
鼻水を出すことで体の中の不純物が出て行くのだそうだ
更に熱が出れば体にこもった良くない「気」が一気に出て
熱のおかげで肌もすべすべ余分な贅肉も落ちるのだそうだ

そういうメカニズムがあるので
咳を止めたり鼻水を止めたり熱を押さえたりするのは勿体ないと

そうはいっても我慢できずに
咳止めなどを飲んでしまうこともあった
そうすると咳は一旦止まるけど顔がむくんだり
便秘になったりする

我慢して出るままにしていると
他に弊害は起こさない
其れが分かってくると薬は飲まない注射は打たないとなる

人の体の治癒能力を信じないといけない
悪いものが入れば押し出そうとする
其れを留めれば悪いものの天下になる

蜜柑箱の中で一個の蜜柑が腐りほっておくと全部に伝染していくのと似ている感じもする
人のつきあいもそう
昔から「朱に交われば」の言葉があるように
細菌とはつきあわないことだ
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聖職者の小沢一郎さん

2013年01月29日 09時21分52秒 | 日記
こつこつと地道に国民の生活のために努力をしていくとハッキリと仰った
昨年の選挙結果の惨敗は小沢さんをさらに高みに引き上げたようだ
反省と謝罪と決意を時に涙を浮かべながらも
心からの言葉で語っていた
その姿はぎらぎらしたオーラーに包まれているのではなく
透明なオーラーの中で誠実に語っていた

本当の道を見極めた人の姿と映った
それは日々一生懸命生きている主婦の目線とも一緒だ

「自分が表に出れば大きく叩かれて仲間に迷惑がかかる」
その一点が一番気になるところらしい
その思いが去年の慌ただしい「未来党」の結党での失敗

仲間はそこも理解し一緒に手を携えて進んでいきたい
同じ方向を目指して生きたい
だからもう一度我われの先頭に立ってほしいと

チャコちゃん先生は政治家という人種を理解していないが
國を動かすのが政治家ではなく
生活者の行く方向をきちんと見せていくのが政治家の役目なのかと思う

生活者は「衣食住」を不安なく与えられることが心の安定に繋がる
その世話係が政治家では無いかと思う
チャコちゃん先生の浅学でも
アメリカのオバマ大統領は庶民のための政治に舵を切ったように見える
戦争で國を栄えさせるより
一人一人が安心安全の生活を営むことが國を栄えさせることに気が付いたようだ

今世界で一番農薬を使っているのが日本であることを政治家はどう考えているのだろう
農薬を使わない自然農業についての記述も今回の「生活党」の解説の中にあった
「国民の生活が一番」は男達にとってドラマがなくつまらないかもしれない

地味ですからね
でも此の地味で確実に平和になる道を選んだ小沢さんは
それが道遠いこともご存じであろう

日本という十字架を背負った聖職者に見えてしまったのは
小沢さんに取って良いことなのかドウなのかーーー



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生命力

2013年01月28日 10時50分38秒 | 日記
先般の雪でわがルーフガーデンに咲く山茶花の枝が折れた
まだつぼみも付いていたので室内に持ち込み
大きな枝毎じょうろに水を張ってその中に入れておいた

なんと
つぼみが膨らみ花となった
とてもいとおしく
「みてみて」とチャコちゃん先生うるさい
「へー」
と言ってくれるがその驚きかたが普通だと全く面白く無い
それで
「すごいでしょうすごいでしょう」
とさらに喧しく言い立てる

セキドがやっと
「スゴイ生命力ですね」
とおざなりに言うので
「ぎゃくぎゃく生命力のすごさなの」
と言葉の言い回しを校正してしまう

今日はじょうろから格上げされ備前の花器に収まっている
たいしたものだ

今日も雪だったが今はもうその影もない
ドウモ千葉の方は大雪になったらしい
fbはそういう実情を知らせてくれる

情報が駆け巡る世の中にあっても
おのが命のままを生きている植物には学ぶことが多い
日本人はこうして自然に育ててもらったのだと思う

同じように見える
山茶花と椿も微妙に表現も生き方も違う
決してお互いに真似し合わないところが何とも凜としていい

侘び助の鉢を持ってきてくれた人今はいない
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矢張り相撲は面白い

2013年01月26日 09時43分17秒 | 日記
はじめて相撲を序の口から観戦した
昨年の9月にスタッフ全員で観戦し
今度はもっと良い席でみようと言うことに也
毎月みんなで貯金をして枡席をゲット

相撲茶屋の男衆に案内されて心付けを渡し
もうみんな姐さん気分
また男衆も奥さんとは呼ばない姐さんだ

お茶を運んでくれて頼んでおいた幕の内弁当にまず舌鼓
土俵の上は少年の面影を残した力士たちが真剣勝負をしている
肉と肉のぶっつかりあい
しかしこちらはのんきなもの

呼び出しも観客がいないので館内に声が響き渡る
その声が肚からの発声で何とも気持ちが良い
行司も教わった型どおりにきちんと形を守って粛々と
衣装はまだ化繊らしいが土俵に映える色を選んで美しい

呼び出しも行司もまだ裸足だ
控えの力士にも座布団はない

これが中入り後の取り組み力士になると
分厚い縮緬座布団が用意されている
其れを後輩力士が肩に担いで持ってくる
赤や緑黄色の色も鮮やか
その上にどっかりとあの大きな軆をのせる
素肌に縮緬だぜさぞやきもちがよかろう

行司も佐賀錦の装束になり足袋をはく
呼び出しも足袋をはく
今回審判達も土俵に上がるときは白鼻緒の雪駄であることが分かった

中入りの儀式で大関までが土俵上で回し捌きをするが
その回しの一枚一枚が微笑ましい
昔観たときの荘厳な手仕事の回しは少ない
これが今の時代であろうか

長時間国技館にいて全く退屈しないという此のスポーツ
もっともっと見に来る人が多くて良い
土俵を綺麗にする箒の使い方など
まだまだ見るべき物がたくさんある
と思った相撲観戦
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二十四節気と72候

2013年01月24日 10時47分07秒 | 日記
昨日「さとうめぐみ」さんからの新書が届いた
「毎日が満たされる旧暦の魔法」河出書房新社 1400円+税

二十四節気と72候を解説しながら
自然と共に生きていくことでこんな恩恵がある
と言うことを優しく解いている

チャコちゃん先生は
きものを着る上で二十四節気とともに春着、夏着、秋着、冬着と決めると
とても自然な楽しみ方ができると思い
ずっと二十四節気できものの柄や色コウデイネーとを解いてきた

二十四節気を研究すると72候も生活に取り入れることになり
さらに風水との縁も深くなっていく

さとうめぐみさんは
其れを更に生き方の中に積極的に取り入れることで
運を高める事が出来るのだと説く

「なるほど」
今の時代はそこに観点が行かないと本を読んではくれない
若い人のフレッシュな感性を学ばせていただいた

二十四節気分かったわよ
だからなんなの
きものの衣替えをするのね
でも私はきものを着ないわ
二十四節気を知っててどんな得があるわけ

そうその「得」を見事に明かしたのが此の本だ

ちょうど
昨日往年の教授の日本史の授業を受けた
何々先生の論、かくかく先生の論、●●先生の論、××先生の論
その先生方の論の解説で其れは学術的にはよく分かる
ではその論を自分の生活にどういかすかと言う指針はもちろんない
其れが学問というものだから

なるほど学者の本は売れない理由が此の「さとうめぐみ」さんの本が送られてきて分かった

チャコちゃん先生はその中途に位置しているようだ
だから本は売れない

売れる本の作り方は分かったが
果たして自分はそうするだろうか
其れは今のところ不明

早々ぼつぼつ電子図書の「立春」からのきものが発売される

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雨はスゴイ

2013年01月23日 16時43分57秒 | 日記
昨日の雨で当方のスカイガーデンの雪全部綺麗さっぱり溶けた
かちかちになっていて今月いっぱいは雪に埋もれているのかと思っていたら
流した流した雨が雪を流した
雪が消えたらなんと水仙の芽が至る所に出ている
真っ直ぐ天に向かって

水仙の中では「日の本」という日本水仙が好きだ
花の形が良くて香りも良い
水仙は姿が良い気品があって優しい

所が水仙の帯を描こうと思うと大変らしい
全部を真っ直ぐにしなければならない
そうすると構図に困るらしい
まえに
水仙の花束を横にして帯に描いていただいたが
水仙の良さは余り出ていなかったように思う
畑に群れて咲いている姿を描いたのが今までで一番気に入っている

2月早々に南房総まで水仙を見に行く
今から其れが楽しみでワクワクしている
もう一つの楽しみは
水仙を作っている90才の友人のお父様
その方の手作り料理が本当は水仙より楽しみかもしれない

千葉の土は粘土系なので根っこのものが美味しい
とその方の言葉
人参大根ゴボウや芋類本当に美味しい
生まれて初めて口にしたゆで落花生がここまでも美味かと驚いた

歯が弱くなったので
ポリポリ堅いものを食べるよりゆで落花生がチョウドイイかもしれない
海の見えるこの地に
養蚕や麻畑そして花を植えたり
機を織って楽しむそういう街づくりをしたいと思っている
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花婿の母

2013年01月22日 08時57分34秒 | 日記
花嫁の母は始終娘の傍にいられるのだが
花婿の母は遠くから息子を見つめている
写真を撮るにしても遠慮がちに人の影で撮っている
その姿がなんとも慎ましやかでいいなあ

と見とれてしまうのだが
チョット哀しくて寂しい姿だ
ご本人は心の中ではきっと満足しているのだと思う
だって笑顔が美しくて明るいですもの

母親の傍を花婿が通るとき
息子がちらりと母を観るほとんど瞬間的
そこには二人に通じる濃厚な目線
恋人同士でもなく
愛人でもなく
此の二人は血を分けた特別な関係なのだと改めて思いしる

私は姑とは気まずい思いは全くなかったけど
姑が息子に向ける密かな気持ちは痛いほど感じていた
二人で部屋にいるときは一切近づかなかったしお茶も持ってはいらなかった
其れが良かったのか悪かったのかは分からないけど

母と息子の絶対信頼の中の一コマを観ていると
私の取った行動は正解だったと思った

友人は全くきものと縁のない生活だし
体も大きいのだが
「今回は絶対留め袖を着たい」
と申し出があり留め袖をお貸しした

身長で10㎝体重で10キロ違うのに
なんと留め袖はその友人にぴったり
きものの寸法は魔法だ

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ヒヨドリ

2013年01月21日 13時19分45秒 | 日記
渡り鳥のひよちゃん
今年は恐ろしく太って一羽で戻ってきた
はじめはひよどりとは思わず
「珍しい鳥が来た鳩より少し小さいけど」
ハシャイデいたが
鳥に詳しいセキドが
「ヒヨドリですよ少し太ったんでしょう」
とクールに言い放つ

よくよく観ると山茶花の花を食べる仕草が同じだし
白より赤を好む性癖も似ている

「其れにしてもお相手はどうしたのかしら」
いつも番で楽しそうに花を食い散らしているのでなんだか寂しそう

「きっと振られたんですよ」
と素っ気ない

地面に散らした玄米を長いくちばしを斜めにして実に上手に一粒ずつ啄んでいく
雀がそこに来ると
長いくちばしを竹箒のように斜めに掃いて追っ払う
性格がとことん悪い
其れなのにたまに発する声の美しいこと

透き通る声が響き渡る
でもその声は滅多に聞くことができない
今回戻ってきても一度も聞いていない

あたらその美声持ち腐れさせないでよ
と頼み込むが知らんぷり
あれだけ山茶花の花を食いちぎっているのだもの
ちょっとだけお返ししてちょうだいナ
と呼び込んだら

「ぴよ」
と一声ないて公園の森に飛んでいった
恥ずかしかったのかな
たった一人だものね
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結婚式

2013年01月19日 21時05分01秒 | 日記
いいですねえ若い人が結ばれるのは
それを温かく見守る大人達もーーー
お式をみんなで見守るという方式
これも新しい時代なのだろう

若い人の結婚は
同じ年齢の人がたくさん出席していて
本当に若さをもらえる

赤ちゃんや小さなお子さんが黄色い声を上げてはしゃいでいる
人の数が多くきっと興奮しているのだろう
80才を過ぎた年配の方もこの日若やいで
にこにこ笑いながら若い人を見守っている

矢張り結婚式も大勢の中で行うのが良い
多くの人に祝福される姿を両親や親戚の方が確認する
其れがまた人との絆を感じさせる

ご両親の内からわき上がる喜びを端で見ているのも心がなごむ
来賓のご夫妻はかなり前のご自分達の晴れの日を思い出し
お互いに労り合っているその姿もいい

久しぶりに顔を合わせる仲良しグループは話が弾む
とてもとても親しいのだけど
行儀良く挨拶をしあう友人達の笑顔も所作もいい

チャコちゃん先生今年は葬儀から始まったけど
いろんな人の人生を垣間見て考えることしきり
遙か昔の自分の花嫁姿
きものを毛嫌いしていたことが何ともおかしい
そんなことも思い出した結婚式であった

新郎新婦の和装姿がとてもステキだった


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