チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繫ぐもの 218・

2019年08月30日 14時49分29秒 | 日記

この秋に行われる着物のショー企画会議の中でふと思ったことがある

遊び女(め)女達と正妻の違い ただの遊女と太夫(花魁)の違い

男の社会に階級がある如く、女達の世界にもきちんとした階級と言うかけじめがあった

その階級にそれぞれの着物の色や柄があったそして着方

 

そういうことをわきまえている女性たちの装いは周囲の調和を乱さなかった

装いとともにその階級の言葉使いや作法がありどの階級に属しているかがすぐわかった

それに伴ってそれぞれの職業の日立による対応の仕方も違っていた

 

以上のようなきものづくりをしていた時代は昭和50年代で終わっている

その後はお金のある人が着物を買い漁った

着物一枚何千万円という時代があってそれをキャッシュで購入する人もいた

 

その当時

女中さんから富豪の奥方になった女性がいらした

縁あってさる大手の呉服屋さんからその夫人のコーデイネートを依頼された

1M50センチ、60キロ 家事で鍛えた体はガッチリしていて顎もはっている

「女を美しくする」という欲望がメラメラと湧いてきたチャコちゃん先生、ヘアメイクはサチコさんに押し付け着物を探す

 

「ひさこさん着物が決まらないとメイクできないよ」

 「先にやっといいてよ」

「どういう感じのものを着せるかだけは教えてよ」

「わかった!染の着物でもなく、結城や大島でもない、絞りでも刺繍でもない」

「ええーそんな着物あるの?」

「サチコさんと話してる間にイメージが湧いてきたアレだっ!まてしばし」

と展示会場を駆け巡る。その少し前に紹介された着物がありそれは糸を海藻で下染し、幾何学模様のすくい織。絶対これがいい!

「サチコさんシャネルスーツと思っててっ!」

「あっそう!りょうかいっ ('◇')ゞ」

淡い藤色に銀の橋柄 値段は500万円 (キャッシュでお支払いだったとか)

この夫人結局このメーカーの着物が気に入り30枚も購入、たしかに染の着物は似合わなかった

 

やはり「出目」はある  

しかし着物はその人の良さを引き出すそれを素直に感じる心が着方の優劣を決めると思う

#川邉サチコ #チャコちゃん先生 #幾何学模様 #展示会場 #海藻染め #中谷比佐子 #500万円 #シャネルスーツ #ヘアーメイク #富豪の奥方 

 

 

 

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着物が繫ぐもの 217

2019年08月29日 09時55分14秒 | 日記

着物はあまりにも深くて大きくて多様で何もかも含んでいて底知れない

ときどきチャコちゃん先生魔界に身を沈めてしまったかと思う時がある

だからこそ魅力をたたえているのだろう

 

初めての着物との出会いが「万葉集」だった前にも書いたが草木染命名者山崎斌さんの「万葉を染める」という染色展にふらふらはいったとき

着物と文学の融合を知った

教室で教わった万葉集の解釈と更にその後ろに隠れていた染色方法を知った

 

色は階級制であった

その色の持つ意味は五行思想が基本だった 五行思想にひと色加えた聖徳太子を研究するとそこに日本人独特の礼法と生き方考え方が見えてくる

どんな素材だったとのだろうと思うと大麻と絹が現れる

中国から学んだと言われ続けている養蚕もすでに奈良時代にあった

養蚕について調べると古事記にまで遡る

古事記の舞台はどこだったのだろうと調べ始めると徳島の忌部に出会う

職能集団と祭祀を取り扱っていた忌部は藤原一族と同等であった

 

大麻の栽培がなぜ禁止されているのかを解いていくと日本は未だ連合っ国占領されている国だと理解できる

では絹は、絹を作る蚕は思いがけず在来種は少なくなり、いまは交配を重ね、神代から続いていた蚕の品種は少なくなっている

もちろん養蚕農家の数も激減

 

正倉院に保管されている布の柄の意味 それには森羅万象そしてその時代の権力者の作り上げたものもある

江戸時代に始まった友禅染はもともとはニュースペーパだった

だからその柄の深い意味も考察しなければいけない

 

そうだ着方

今の着物の形は1200年変わっていない

形は同じでも着方は多種多様それを一定に定めては着物の本来の良さが消える

 

いま時代は急激に移り変わっている

こういう中で着物はどういう形で残っていくのだろうか

きものに長年関わってきたが着物から教わった日本の歴史は本物だった!といいきれる

だからこそつないでいくことが日本を失わないことになる

とチャコちゃん先生は思うのよねーー

#聖徳太子 #森羅万象 #日本の本当の歴史 #正倉院 #チャコちゃん先生 #時代の移り変わり #着物から教わる #中谷比佐子 #着物の着方は多種多様

#秋櫻舎 #山崎斌 #草木染命名者

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古代朝顔(江戸朝顔)

2019年08月28日 09時55分51秒 | 日記

今我がスカイガーデンの壁面は青紫の古代朝顔が真っ盛り

朝顔の季語は秋になるが夏の花のような気がしていた

真夏は生い茂る葉っぱが日よけカーテンになり少しひんやりとした日々がくると花が咲く。それが本来の朝顔の姿らしい

 

この朝顔の苗を持ってきたのは当時 「秋桜塾」に席をおいて居たIさん。  市ヶ谷に会社を持っていたときからのお付き合い。色白で綺麗な方だった。

 

「最近珍しい朝顔の苗を手に入れたので」と持ってきて頂いた一年後に亡くなった。亡くなった日が8月1日で、次の年から必ずその日に先ず一輪咲く。

毎年決まっていてその都度一緒にお茶してきた

所が

今年は1日が過ぎても蕾さえつかない。一体どうなったのかとこころ穏やかではない

タネを差し上げた所からも「今年は葉っぱばかり生い茂るけど花芽がつかないんですよ」と連絡が入る

その時ふと思った

「立秋の声を聞いたらきっと咲く、Iさんは天で修行が終わり、違う段階に進んだので朝顔は本来の季節に咲くようになったに違いない」

案の定立秋の声を聞いたら咲きはじめた

Iさんを知ってる元スタッフにその話をしたら「きっといい場所に移動したんでしょうね、菩薩様になったかな」

花はいつもの年より生き生きとしている

 

それにしても朝顔の種は強い、溢れた種がきちんと目を吹く。全く無駄のない種だ

この古代朝顔を愛でる人は少ない、品種改良の朝顔が街並みを飾っている

こういう小さいものでも日本のタネをつないでいきたい

 

日本は本来「種」を大事にしていた民族だ

今度の大嘗祭でアラタエづくりをする忌部は古代から日本の農業にタネを貢献した家柄だ。

先日中曽根元総理がアメリカの大統領に「原発を開発しないと農業国に落ちるぞ」と言われた。近代国家を目指すのには原発が必要と思ったとテレビで話していたけどバカ言っちゃあいけない!

種を大事にしてきたからこそ尊い国として君臨してきた

今からでも遅くない

在来種をもっと大事にしよう!

#在来種#古代朝顔#原発事業#チャコちゃん先生 #秋桜塾 #忌部 #アラタエ  #スカイガーデン  #大嘗祭 #日本の農業 #中曽根元総理 #品種改良 #立秋

 

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着物が繋ぐもの 216

2019年08月27日 11時37分09秒 | 日記
玉糸と言っても知らない方が多いだろう
初めて聞いた時玉になった糸って真珠みたいに連なっているのかな?と思った
前に書いたがチャコちゃん先生は着物が好きで好きでたまらず着物にのめり込んだのではなく。どちらかといえば着物には傍観者的な立場にいた
一生着ることもないだろうと思っていたほどだ

しかし
着物を知るに従って着物を着ること、着物を知ることは日本の文化そのものを身につけることだと気がついた。それからはとどまることを知らない。未だに着物に教わることが多い

さて玉糸
養蚕が最も盛んだったのは明治時代だ
富国強兵を国の目標とし国の経済を「蚕」に頼んだのだ。外資稼ぎの筆頭が生糸であり蚕の種だった
武士上がりのにわか百姓が養蚕業に肩入れ豪農の殆どは養蚕で大きな財を稼いだ、特に江戸を足場とした群馬を中心の関東では養蚕王国となった、そこでは繭から糸を取ることも盛んになった

なにせ蚕が繭の中で蛹として生きている間に糸を取ることが最も良い糸になることを知っていたので、養蚕と整糸は離れ離れにはできない
整糸業始めたのは国であるがその技術はフランスからその運動の筆頭に渋沢栄一がいた。彼の周りには近代農業を推進する人が大勢いてこの時代から桑の品種改良や蚕の遺伝子組み換えが行われている

そういう風潮の中で「玉糸」に対する配慮は彼らにはなく養蚕農家に委ねられていた

玉糸ととは蚕が繭の中に2匹以上入って繭を作り上げる、当然新式の整糸機械では糸は引けない、まっすぐ繭から出てこなくてブツブツ切れたりこんがらがっていくのだ、全く生産性はない、「屑繭」として廃物利用という形で真綿にしそこから糸を紡ぐというやり方しかできない

ところが余りにもたくさんの玉糸ができるのでその繭から糸を取る方法を考案した女性がいた、当時としては珍しく群馬から駆け落ちして愛知に落ち延びそこで玉糸専門の製糸工場をつくりあげたのだ。今から170年前の女性(彼女のことはいずれ書く)

こういう話を知るとやはり着物は奥が深いと思ってしまう

#玉糸 #養蚕農家 #豪農 #渋沢栄一 #近代農業 #玉糸整糸 #チャコちゃん先生 #中谷比佐子 #製糸工場 #富国強兵 
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畳を焦がす

2019年08月26日 08時29分27秒 | 日記

ウッカリ畳の上に直にアイロンをおいてしまった! 全く無意識ー

生まれて初めての大チョンボ‼️

「いい色に焼けてるな  醤油焼き煎餅だな いやトーストか」などと思いながら目的のワンピースにアイロンをかけ出かけた

目的地まで道中1時間湘南電車に乗るので「道中どうしてああいう粗相をしたか」を深く解くことにした

30年もののエルメスの小さなメモ帳を手に考える(こういうところ全く反省がないね)

アイロンはシワを伸ばす

折り目正しく

熱がある

焦げる

ワンピース

湘南

午後一時

その時に考えて居たこと

 

などなど、焦がした時のありとあらゆる事象を書き出し、一つ一つに意味を持たせて解いていく

結論を言おう

「祝福する心を持つこと」

前日から友人関係に対しての、小さなこだわり,妬み、恨み、孤独感、気おくれなどを感じて居た。それをどう自分の中で処理しようかと考えて居たことを電車の中で思い出した。事象を一つ一つ解いて居たら「祝福」という言葉が出てきて、その言葉を手帳に大きく書いたら、全ての思いが消えて楽しく幸せになった

そうなのだ!

全てに祝福する心を持てば「私自身」が一番幸せになって行く なんだなんだそうだったのか!と電車の中で一人ニコニコ。

 

しかしなんだな、代償を差し出さないと気づけないということは「我」の強さが半端でないのねチャコちゃん先生!

ま、一つ一つクリアして魂を磨いていこうぜ

 

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着物が繫ぐもの 215

2019年08月25日 11時52分47秒 | 日記
白髪頭五ヶ月目
新しい御世に入り自分もなにか新しいことを始めたいと思った
仕事のこと事務所の引っ越し会社の役員交代などなど色々と着手したが
それぞれに行く手を阻まれ、そういうときはチャコちゃん先生は無理をせず「今時期ではないのね」と思うことにしてるのですべて却下

はっと気がついたことは「髪を染めない」という選択があるということ
58歳から髪を染め始め最近は頭皮が薬品に勝てなくなってヒリヒリと痛い
それに白髪が出るとそれが気になり必死になって隠す

「自然素材を身に着けましょう、自然との共存共栄が人間の一番自然な姿」など講演で言ったりしている(嘘付いてるよ)
「そうだ!髪を染めるのをやめよう」
そう決心したら心が軽くなった

そして日々白くなる自分の頭を眺めていると「これで良かった!」と深く納得

とにかく町でよく知らない婦人に声をかけられるようになった
ときに数人に取り囲まれて「すてきねえー」などと褒めていただく

面白いことに年下の男友達には「ちゃこさんいいよ」と言われるが同年輩や年上の男たちは無視してる、なんだか対応に苦慮しているらしい
美容家のサチコさんいわく 「男社会で仕事をするときは白髪頭はやめたほうがいいのね、婆さんとしか感じないから」だそうだ

着物をほとんど毎日着ているのでうんと老けてしまうのかと思ったらさにあらず、自然体になり全体に優しさが出るので着物姿がより身についてくる

染の着物はふっくらと膨らませ、織りの着物にはシャープにと今までとはまた違った楽しみ方を与えてもらった
もう派手かなと思った着物が逆にしっくり来る
白髪頭必ずしも婆さんではない

新しい御代とともに自分御代を作ったことにニンマリ

#新しい御代 #白髪頭 #染の着物 #織りの着物 #チャコちゃん先生 #シャープに #美容家のサチコさん #今時期でない #中谷比佐子流着付け
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着物が繫ぐもの 214

2019年08月24日 11時29分36秒 | 日記
全身を絹で包むことで私達は天と繋がる

和の着物はそういう目的で作られたものだ

蚕が8の字を描いて作り上げる繭 その繭から糸を取り出すとき8の字を描きながら糸を手繰り寄せる、糸の束は常に8の字で束ねられる。さらに着物は8枚のパーツを繋ぎあわせたもの、そして着ると8つの通気口が体を守る
蚕という字を天の虫と書いた先人に頭(こうべ)を垂れたい
天からいただいた虫が吐く糸で作られた着物は一ミリの残布がないように仕立てられている

誰が教えたのか 誰の発案なのか 誰も知らない

この形は天が教えたとしか考えられない
私達人間は何も作り上げることはできない
人間の作ったもので一つとして自然と同調するものがあるであろうか

着物は天との同調の中で生きている
その着物を着るのに余分なものを身につける風潮があり許しがたい、天との同調を台無しにし無意味にしてしまう、もったいない
また石油繊維のものに頼る傾向もせっかくの天衣の意志を無視している
それでは誰も天とつながらない

なぜこのようなことをあえて書いているかといえば
日本は今滅びの道を一直線で進んでいる(政治経済マスコミなど見ればわかる)
しかしその先には悠々たる明るい未来が開けているらしい
それが2030年以降という方もいる

その日に向かって残すべきものは今生きている私達の手で残さなかればならない
一人ひとりがその思いにならなければ時はあっという間に過ぎていく

チャコちゃん先生は着物が教えてくれた正しい日本の文化を次の世代にきちんと残したい残す義務があると思っている

賛同してくださる方と仲良くなりたい

#秋櫻舎 #着物は天と同調 #チャコちゃん先生 #正しい日本の文化 #着物が教えてくれること #次の世代 #経済の破綻 #政治の破綻 #日本壊滅 #蚕




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着物が繫ぐもの 213

2019年08月23日 13時12分38秒 | 日記
「もの」から「こと」になったと言われている
物を持つより「こと」に参加する
最近着物姿のグループに出会うことが多い
みなさん嬉しそうに歩いている
目的は何でもいいとにかく着物仲間と一緒に歩き語り合いたいと思うらしい

銀座の歩行者天国を大勢で着物を着て歩く
また恒例化されているが黄八丈を着て銀座を歩くとこれも歩行者天国で行われている
まだある 浴衣を着て銀座を歩く

そのために着付けのボランテイアが大忙しで着付けをする

また仲間で気に入ったレストランでランチをする
歌舞伎に行く 文楽に行く オペラに行く 音楽会にいく 神社仏閣をめぐる
更にはハワイの町を浴衣を着て歩く
パリで着物ツアー ローマで、ニューヨークでと世界にも着物の団体が広がっていく

世界に着物の良さを美しさをアッピールするという目的の他に
着物を着ることの楽しさを自分で感じたいという気持ちが強い
こういうイヴェントでしか着物はもう着られないのかしらと嘆く気持ちも私にはある

さささと着物を着るにはあまりにも身につけるのが多くなっているのも現状
幼い頃の母の姿を思い出すと目にも留まらぬ速さで着物を着ていたように思う
お茶のお稽古に行く姉もそうだった目を離したすきにもう着ていた

「今日は小千谷にしよう」
という母の言葉を聞いて「今夜はおじや」ととり「いやだおじやは」と半泣きの私をみんなが笑って「大丈夫ちゃんとご飯たくから」下の姉がなだめてくれたりして、着物の素材が日常会話に使われていたことを思い出す

こういう時代は「着物を着る」という心の構えはなく、ごく自然に着物と洋服を着分けていたのだろう

誰かと一緒に着物を着るという時代から、一人でも「着たいから着る」にしたいな

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着物が繫ぐもの 212

2019年08月22日 09時50分58秒 | 日記
町おこし、村おこしが盛んになっている
もう国民は政治を頼りにできない
自分たちの手で生活を守るしかないという風潮

破綻した北海道の夕張市が日本の縮図という人は多い
夕張メロンで一躍名を馳せた夕張市であったが今は多くの住民が逃げ出しゴーストタウンになっているという
それでも残った人たちの手により街の再生を図っている、それを応援する人も出てきた

日本中そういう町が続出している
政治家がいなくなっても国が作動しなくなっても私達国民は命を守るため食べていかなければならない
だからか地方に住み始める人が増えつつある
まず農業に手を出す自給自足を選ぶのは当たり前
先日も小さな過疎地と言える町に行ったら若い夫婦が大勢いてコミニテー作りを始めていた
更にその近くを歩いて見ると「夜逃げした人」の家にも出くわした
田舎暮らしの中で現金収入が途絶えて家賃が払えなくなったのだそうだ

その上で放射能の届かないところに逃げる人達もいる
それぞれが独自に研究をするので安全な場所は一定しない

日本は崖っぷちにいるというよりまさに滝壺の縁まで来ているのではないだろうか

自分を守ることは国を守ることにもなると思うが
こういう事がわかった上で私は着物が教えてくれた日本人の文化日本人の魂を伝えていきたい
「愛」を込めてものづくりをしていた人たちの魂を蘇らせ、日本人だけが持つ心根の優しさは「絹」を肌身に付けることで蘇ると思う
今こそ蚕が教えてくれた「無条件の愛」を一人ひとりが持つことで必ずに日本は立ち直れると信じている

翻れば
縄文時代の15000年は政治家などいなかった!一人ひとりが自分の生き方を知り、知恵者の教えをそれぞれの集落で守っていたのだ。
その時代からあった「湯文字」の形の下着もきちんと継いでいきたいな

都会に踏みとどまるのも一つの選択
(こういう話を方々ではじめたい)

#縄文時代 #自給自足 #チャコちゃん先生の講話 #無条件の愛 #蚕 #湯文字 #中谷比佐子 #心根の優しさ #過疎地 #夕張市 #夕張メロン #秋櫻舎 #比佐子の講話


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着物が繫ぐもの 211

2019年08月21日 09時30分16秒 | 日記
もうすぐ処暑(23日)
麻の着物の着納めとばかり麻の着物に集中している
着物にハマって4ヶ月の殿方が「日本の夏は麻に限りますね」と小千谷縮を涼しげに毎日着ている
この方はずっと海外暮らしで日本に戻ってきて最も感動したのが着物だという
日本家屋を手に入れる作業もしているがその前に「着物あり」だ

チャコちゃん先生と知り合ったばっかりにはじめに連れて行かれたのが結城。(チャコちゃん先生は結城紬大使を結城市から任命されている)その作業工程に感動して初めて購入した着物が「夏結城紬」

彼が着物を着始めたらあちこちの知人友人から「うちにあるよ」という連絡。その中の一軒ではまだ仕立てていない結城紬や大島紬が何反も出てきたのだが、結城紬が軽くて着やすいとばかり、とりあえず結城紬を頂戴してきた

ところがその友人は残りの着物ののすべてを捨ててしまったのだそうだ!
「そういうときは電話頂戴?作った人が可愛そうでしょう?着られるものはいっぱいあったはず」
とついムキになって叱った

その友人が着物を捨てた理由は、たくさん残された着物類を買取業者にみてもらったら、「全部で一万円」と言われたから。それは違うなと思っていたら、友人の着物姿を見て良かったら上げるよ。と
ところがその友人はまだ結城紬しか見る目がない、ただ時節柄涼しそうな着物だということで小千谷の着物を数枚もらってきたのは上出来

「きっとまだすぐに着られる着物があるはずだから電話して見に行き写真を流して頂戴」
「あのー電話したらあの後すぐ捨ててしまったそうです」
「えーー?」

その後捨てそびれたタンスの中から出てきた袴があるが着るか?という電話、彼はすぐでかけて私に写真を送ってきた、なんと仙台平しかも甲田さんのもの
「お宝ですよいただきなさい」

買取業者が着物の価値を卑しめていると彼は怒る
昨日は仕立て職人の方がいらしていて
「こんなに着物の価値がなくなったのは買取業者が買い叩くからですよ」
と嘆いていた

日本人が日本人の手仕事を否定したら国は滅びる

#蛇の目#着物買取業者 #仙台平 #着物の価値 #小千谷縮 #袴 #人間国宝 #結城紬 #結城紬大使 #チャコちゃん先生 #麻の着物 #大島紬 #中谷比佐子

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