チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

黒留袖

2009年02月28日 20時30分59秒 | 日記
早朝から品川のホテルで
黒留袖の着付け二人
お二人とも佳人
という雰囲気

サチコさんのメイクで
一段の華やぎ
黒留袖は
女の一番美しいところを
余すことなく引き出すきものでもある

結婚式に出席した夫婦が
甘い感覚になってくるのが分かる

夫は妻を惚れ惚れと見る
妻は日常から一足飛びに
舞台女優となる

晴れ着の必然性をつくづく感じる黒留袖
やはり品格と優しさ
そしてたおやかなお色気がかもし出される

お持ちの方は
ジャンジャンおめしになっては?
女ぷりが上がる
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おおさむっ

2009年02月27日 18時38分04秒 | 日記
「アッ雪ーー」
「あら雨だわ」
喜びようが違う

24節気の帯を24本作ることになり
この作家に
と思う人の工房へ

ラフデザインを見せ
色を決めて
さてお暇
玄関の扉を開けると
「アッ雪ーー」
見合す目がほころびる

雪をついて行進!じゃあなかった
依頼に訪ね歩く
「雪になっちゃったね」
という挨拶がやけに明るい

雪って人の心に灯をともす
まさしく天からの手紙

しかし日ぐれと同時に雪はやみ
冷たい雨がそぼ降る
とたんに道行く人の顔が険しくなる

真綿を入れた雨ゴーとが優れもの
雨下駄もこういう日はありがたい

電車の中でミニのお嬢さん
足をガタガタと震わせていた
そのあと
目の下に睫をたっぷり刺青した男の子も
大また広げて震えていた

それから極め付き
伊勢丹の前で
タイガーの仮面をかぶった人とすれ違った

今日はおかしな人と会う巡り会わせかな
寒すぎるのねきっと!

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お正月はきもの 写真審査

2009年02月26日 09時33分57秒 | 日記
写真審査で感じること
年々振袖姿、袴姿の女性達が下品になる
成人式の写真を見て
「どうしてこんなーー」
と審査員全員ため息

今人気の職業が「キャパクラ嬢」
と先般テレヴィで放送していたが
ヘアーもメイクもきもの選びもーーー
全てそれ系

娘があんな格好をしたいといったら
思い切りぶん殴るであろうチャコちゃん先生

「流行なんですよ」
という言葉でみんな引き下がっている
振袖のカタログなんて本当に下品

たまに
お品の良い振袖姿を見ると
嬉しくて抱きしめたくなる
抱きしめられる方は気持ち悪いなきっと

一般的に
ふりそでとゆかたはもうきものではないのかもしれない
つまり季節に着るコスチューム感覚か

七五三の衣装は安心してみていられる
どこで狂っちゃったか

振袖は
相手の魂を呼び込むためのお袖で
恥じらいながら袖を振るところに
振袖のよさがあるのだけどーー

また振袖の柄は
貝尽くしーー同じものは二つはない
橘ーー花の香りとやがて実が付くというめでたいもの
道長ーー女の道は曲がりくねっても一本道
などなど未婚の女性に対する応援歌の柄が多いのだが
そういう柄の振袖も少なくなった

きものは
色柄素材といろんなメッセージを発信しているのだが
受け止める側はそれに気付かない時代だ

送られてきた写真を見て
フカーーいため息
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ベンジャミン

2009年02月25日 09時20分23秒 | 日記
フイッツジラルド原作
「ベンジャミン」
この作家は1920年、30年代に活躍した人で
アメリカでは
ヘミングウエイやフオクナーと並ぶ人気作家
しかし日本での翻訳はわずか

最近
村上春樹の翻訳で
彼の作品も多くなり
特に「グレート・ギャッピー」は感動を呼ぶ

というわけで
日本ではアマリ売れていなかった作家の映画
「ベンジャミン」を見た
老人として生まれ
だんだん若返り
ついには何自分の人生を忘れてしまう赤ん坊で終わる

ベンジャミンにはブラッド・ピット
赤ちゃん以外は彼の演技というが
特殊メイクのうまさに感嘆

ハンサムな男は
老人メイクをしても品が良く愛嬌がある
そのせいか
気持ち悪さがない
また原作とかなり違って
黒人の夫婦に育てられるという設定もいい

今から70年以上も前の作品だが
今の世に必要な映画かもしれない

人生のいろんな経験をつんでも
所詮は何も覚えていない状態になる
ニンゲンというのはどうもそのようだ
しかも
外見にとらわれ
心の中をのぞこうとしない人間が
あまりにも多い

というようなことを
いいたかったのかなあ
と思いつつ夜の新宿の街をぶらついた



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おくりびと

2009年02月24日 09時40分44秒 | 日記
映画「おくりびと」がアカデミー賞を
受賞したことはおめでたい
何がおめでたいといっても
もう一つの短編アニメの受賞も
「つみきのいえ」
と双方ともに「ひらがな」

コレがとても嬉しい

なんといっても
日本語は「ひらがな」で漢字ではない
ひらがなの柔らかさ優しさが
映画に現れていると思う

死を厳かに捉える日本
その人の歴史
残された人の思い
厳粛に受け止めた納棺の義

納棺の儀式に立ち会った人は
一応に其のおもてなしの心の優しさに触れて
亡くなった人の命の歴史に改めて尊いものを感じる

茶道にもにた形式美
其の中に
旅立つ人の衣装を私は
なんとしても絹を着てほしいと思う

「旅立ちの衣」は
其のときに着る晴れ着として考案したのであるが
送られる自分自身が
自分におもてなしをするのが
「旅立ちの衣」でもある

それにしても
ひらがなの日本語のやわらかさ
何かニホンを象徴するような受賞であった

若い頃一緒に遊んだ仲間の
故峰岸トンクンも出演していて
我がことのように嬉しい

にほんじんの精神性が共感されたと思ってもよさそう
にほんじんであることを誇りに思える賞
関係者の皆様に

ありがとう!

更に一押し
しつこいけどーー
純国産の絹を着て旅立ちましょう

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天命・??

2009年02月23日 10時58分42秒 | 日記
ある会合に伺ったら
「天命の探し方」
というお話を四人でしていらした
「楽しい事をやれば天命は見つかる」
「天命は一つではなく変わってもいい」
「感謝のある生活をしているとみつかる」
「毎日が楽しいから天命を生きていると思う」

間違っているのか
其の通りなのか
聞いた方の判断だと思うが


字の如し
「天の命令」
これが天命ではないか
とチャコちゃん先生は思う

それは自然法則に生き
天のめぐりに逆らわない生き方

他力のように見えるが
追い風に乗ったとき
自力以上の力が出せる
其の要領ではないかしらね
飛行機が追い風に乗るとエラク早くなる

自然法則どうりに生きるのは簡単なようでナカナカ
それは生きている人の欲がそうさせる
自分を過信しても
卑下しても
それは自然法則ではない
ということは天命は見つからない

思い違いと
取り違い
そして傲慢さが邪魔しているように思う

天命に生きると何事も思いのまま

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友情

2009年02月21日 10時47分26秒 | 日記
2月22日は世界友情の日だという
いま其の友情を滝のように頂いて
チャコちゃん先生は
感涙にむせび泣いているのだが

其の友情に
とても考えられない失礼なことをして
感涙から反省の涙に打ち震えている

比佐子つれづれニュースの発行を再び
其のペーパーを続けるための寄付を募った
そうしたら2月20日現在
支持率30%
どこかの内閣支持率をはるかに超えた
スタッフ打ちそろって
「ウレシイウレシイ」と跳ねた

しかし
振込用紙をお送りし
其の振込用紙が返ってきて分かったこと
皆さんに振り込み料を負担させていた!
其の数字を見て
「これはいけない!」

心臓が飛び出るほど驚いた
寄付をお願いするのだから
当然振り込み料は当方が持つのが常識!
当方負担の振込み用紙を入れていなかった!

アアなんという無知
なんというずさんさ
なんという身勝手さ
当然主宰のチャコちゃん先生の責任だがーー

振込用紙を持って
わざわざ郵便局まで足を運び
更に振り込み料まで払って私どもに寄付

其のお独りお一人の行動を想像するだに
胸が熱くなる
飛んでいってお詫びをしなければならない
ああーーなんとーー

急遽スタッフと善後策
少しは落ち着いたが

じわじわと沸く熱きものと一緒に
恥ずかしくて身の置き所のない思いも交差する

皆さんの熱き友情のお陰で
「相手の身になって考えることの大切さ」
を身にしみて分からせていただいた

今回の無礼な態度を
こちらからの輝かしい友情に変身させて
つれづれをお送りしようと心に決めた

ウーチャン二発めのゴツン
ありがとう

細やかな心がけ大事にします
心から相手の身になって考えることも徹底させましょう

それにしてもああーーまったく
どうかお許しください
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欲こいてーー

2009年02月20日 10時44分35秒 | 日記
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
と言うことで、欲かいて大損!
ちょっとしたいたづら心もあったけど
それより
楽してーーーーーしたのね

ウーチャンに
見事ゴツンされたわ

ココ10年
我欲から離れようと努力
その成果があって
ここのとこ
とてもとてもスムーズに毎日を
楽しく明るく嬉し嬉しで過せていたの

ちょっと
鼻高になっていたのかもしれない
思うことが見事叶うからーー
自分の力と過信していたのね
ウッフンって


それは
我欲のないチャコちゃん先生に
ウーチャンが力を貸してくれていただけなのにね
チョット欲こいたら
ガ・ツ・ン・だよ

我欲のない生活に持っていくのには
努力がとても必要なのに
我欲だすと
すとーんと元の位置に戻る

ヤレヤレ

でも欲は良いよくもある
「昨日の自分より今日のほうが素敵になろう」
という欲ね

またまた一からやり直しだよ
今度は長続きさせようっと!
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お供えに口をつけるすずめ

2009年02月19日 15時18分38秒 | 日記
産土様では
1日と15日には
境内の稲荷、弁財天、大鳥様に
お供え物が上がる
其の中のお米に
すずめがチュンチュクチュンチュクと
群がって失敬している

猫は池の鯉を狙い
この前なんて
おバカな猫が
狙い済ませて頭から
落っこちていた

チャコちゃん先生がそれを見て
くすくす笑っていたら
じろりと睨んですたこら消えていく

其の猫
ネコニイサンから
「ブスコ」と命名されているが
顔も其の名の通りだが
心根も言いようのないほどひねている

飼い主から捨てられ
よほど世を斜めに見ているのだろうか

すずめは
猫たちの残したもので満足なのだが
1日と15日は
白米の大ご馳走

でもでもでも
当方のバルコニーにはタナカが甘やかした
すずめの集団に占領されている

10時・正午・3時と
こちらがチョット集まってお茶始めると
窓の外から首を伸ばして中をうかがう

其の姿が可愛いと
「ホラホラホラ」
こちらは玄米の大盤振る舞い

お供えのを口にするグループと
こちらの玄米グループは
どうも違うらしいのだが

すずめの数が減ったという昨今
すずめを見たかったら
どうぞ当方へ
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かあさんしっかり

2009年02月18日 20時09分10秒 | 日記
わが国の大臣の醜態
小さいときからいい子をやっていた
お坊ちゃまの典型ですな
幼稚園から大学まで超一流のところで学び
お勉強は出来るけど
遊びべた

若いときは
破天荒な遊びを男ならやれやれ
最近は女の方がダイナミックね
それは
世の母さん達が
男の子に手をかけすぎるから
放置された女の子は
ドンドン自立の道を歩みたくましくなる

本来陽は活動的
陰は内面的
陽は男
陰は女ですぞ
全く逆になった

あの大臣
大事に大事に育てられたんでしょうね
若いときに
つぶれるくらい飲んでいりゃあ
自分の酒量の程度も分かりますものね

男の子は
少々横道にそれてもいい
大いに元気に活発にやりたいことをやらせなさい
母さん達よ

ワタクシあのベビーカーも
チョット気に食わんのよ
赤ちゃんの目線が
アマリにもひく過ぎないかい?

床から道路から50センチですぞ
大人の足やほこり
そんなもの見せて吸わして脳がきっとおかしくなる

チャコちゃん先生は
ベビーカーの子供と心と心の会話をよくする
「今日はいいお天気ね」
「うんうん」と足をバタバタしてお返事してくれる
中には
キャアキャア声出して質問に答えてくれる

「あなた孤独な顔をしてるよ」
「ウンウン」と眉をしかめてみせる

チャコちゃん先生はとっても面白いが
母さんには彼ら退屈しているようだ

もっとしっかり抱きしめて
もっときちんと目線を合わせて
もっと目線を高くして広い空を見せましょう

今それをやらないと
あの醜態大臣になるよ
大人になったらーーー
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