チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

プチ絶食

2019年06月30日 16時14分55秒 | 日記
バレエの教室がしまって初級者の行くところがなくレッスンができないのでどう体を鍛えようかと思っていた
毎朝歩く
毎朝ラジオ体操に行く
食事の量を減らし玄米にする(酵素玄米でないと意味がないのでこれは難しくて手におえない)
と思ったが実行できない 根がぐーたらなのでもとから続くはずがない
そのうち下腹の肉がブヨンとなってきて危機を感じ
っと考えた結果朝食を抜くことにした

昨今のようにいろんな事件があると朝食をとっていたほうが行動ががすばやくできるとは思うが、事件を待つより自分のブヨンのほうが緊急だ

そして一ヶ月半朝食なしの生活を送ったら
これまた利点ばかり
朝はお茶と梅干しだけ たっぷり時間があるのでまず本が読めるしぶらぶら公園を散歩したりできる
朝の時間に半襟を付けたり頭が冴えているのでここでいろんな事を考え解決できる

その上昼ごはんが美味しい
空腹の気持ちよさ昼をたっぷり食べるので今度は夜が軽くていい

夜のお付き合いを辞退して長いデイナーミーテイングはここのところなしにしているので更に体が喜んでいる
10時には休むこともできる 当然快便、夜中に起きることもない
成長盛はいざしらず人生を閉じようとする人間はこういう食生活がいいのかもしれないと思う

お腹のブヨンもなくなり
バレエの基本を気が向いたときにたっぷりと一人レッスン
それで運動量は十分のようだ

何でも気の向くまま ますます本来の自分に帰っていて心地よい

#心地よい #気が向く #バレエ #快便 #ミーテイング #夜のお付き合い #空腹
#酵素玄米 #食生活 #中谷比佐子 #プチ絶食 #秋櫻舎 #チャコちゃん先生
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着物が繋ぐもの 182

2019年06月29日 21時17分12秒 | 日記

「装いの  横浜チャイナタウン」という華僑女性の服飾史をを浜ユーラシア文化館で観て来た

チャイナドレスは旗袍という文字であることを初めて知る

またそのチャイナドレスは1920年代に誕生した中国服なのだそうだ

それまではツーピースであって「清朝」が崩壊し中華民国成立の時中国も西洋のワンピースのような活動的なスタイルになったそうな

それと同時に「纏足」という習慣も廃止されたようだ

纏足は幼少の時から足を縛って発達を止める習慣だが、その足に着せる美しい刺繍の靴も展示されていたが胸にグッとくるものがあった

纏足については諸説あるが今回はこれ以上は書かない

2部式の服は日本の奈良時代のスタイルとよく似ている

中国では上流社会の女性を「旗女」と呼びその旗女が着用していた長い上着がワンピース風に変化したので「旗袍」チャイナドレスになった

特徴は立襟でストンとスッキリした形、それに刺繍を施すことがそれぞれの階級の証のようだ

また花嫁衣装は本来の2部式のドレスが生きながらえているのも興味深い

色は赤を使うのが祝い事 

黒の凶事用のチャイナドレスは日本に住む華僑だけの習慣のようだ

日本も黒が凶事用となったのは明治の終わりだ

日本に住む華僑の女性も日本に馴染むために黒のチャイナドレスを着用したのであろう色は黒にしたけど形は旗袍というのが自分を通す意志を感じる

 

男性のチャイナ服は1930年時代にもう影が薄くなっており、ほとんどの男は洋服を着用している

チャイナドレスは近年になるまで絹を使っているが最近は化学繊維のものも多い

今でも横浜華僑の女性はチャイナドレスを着ている人が多い

敢えて民族衣装に手を通す華僑の女性の心理は母国の文化を大切に思う気持ちが強いのではないかと思う。育った国の文化、習慣がしっかり身についている

 

民族衣装は私たちが育った家の味と相通じるものがあるように思った

その味は自分のルーツ であり軸、民族衣装もきっとそういうものなのだと思う

我が着物も佳境の女性のようにどこの国にいても誇りを持って着用したいものだ

#チャイナドレス  #旗袍  #華僑  #横浜ユーラシア文化館  #着物  #旗女  #纏足  #中谷比佐子  #奈良時代  #家庭の味  #喪服  #凶事  #民族衣装  #習慣  #花嫁衣装

 

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着物が繋ぐもの 181

2019年06月28日 14時00分30秒 | 日記
梅雨と香り
先日音楽会に行き後ろに御坐りになった御婦人の香りいや臭いが気になりせっかくの美しき音色を鑑賞する気も起きず早々に失礼してしまった
その方は久しぶりに着用としたらしい訪問着の御着物
着物自体は立派で初代一竹辻が花帯もそれ
しかしケミカルな臭いプンプンそこに湿気を帯びた絹の匂い更に糊の臭い

常に話しているのだけど絹は生き物なので呼吸をさせてほしい
それにはしばしば着て太陽の光線を浴びてほしいし存分に空気を吸わせてあげてほしい
それができない場合はせめて虫干しを
それすらできないと云うなら着物の入った引き出しをお天気の良いカラッとした日に開けて空気を通してほしい
着物に成り代わってお願い

無臭の乾燥剤を入れるのはいいけどケミカル系の虫よけは勘弁
絹が吸い込んだ匂いはなかなか消えることがない

遊びに行っていた銀座のママさんが「お客さんのタバコの煙をあ浴びてその臭いを消すのにどれだけの労力がかかるかを説明してくれたことがある
それは
どんなに遅く帰ってもすぐ蒸氣アイロンを着物にかけて次の朝迄きものハンガーに掛けておく
それでも匂いが消えない場合は悉皆屋さんで乾燥をしてもらう
そうすると100%匂いは消える

人前に出る人はここまでの努力が必要なのだ
タバコをやんわりとお断りするけど難しいのよねと言っていた

絹は何でも受け入れる
タバコはもちろん焼き肉の煙また香水、アルコール にんにくなどなど
着物に限らず絹のものは皆そうだ

ある時着物の整理を頼まれたお宅で乾燥剤の代わりに石鹸が入っていたときもある
他には備長炭 これはいい考えだ匂いを吸収して更に乾燥剤としてもすぐれもの、時々天日干しするといい
その他匂い袋、ぬか袋 香を焚きしめる 引き出しを開けて香をたくのも優雅で合理的 どくだみを乾燥させたのもいいそうだ

タンスは桐に限る 空間に余裕があれば一枚ずつ上質のタトウ紙に入れておくといい

しかし一番早い臭い消しは「着て空気を吸わせること」だね
 
#アルコール #ぬか袋 #どくだみ #石鹸 #臭い消し #引き出し #乾燥剤 #着物 #虫干し #備長炭 #匂い袋 #ぬか袋 #焼き肉 #桐の箪笥 #中谷比佐子 #一竹辻が花 #天日干し #タトウ紙 #チャコちゃん先生 #絹 #タバコ #銀座のママ #梅雨の匂い #音楽会

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着物が繋ぐもの 180

2019年06月27日 10時12分37秒 | 日記
アメリカの会社が矯正下着を「KIMONO」というネーミングにしたということで「日本を侮辱している」とか「日本文化を冒涜している」と言って騒いでいる人達がいるそうな

チャコちゃん先生は別の思いがある
着物が日本人の体を縛っているように世界の人達には見えているのだな
着物は窮屈なものと写っているのだな

そのような見方をされている亊が問題であろうと思う
本来着物は開放的で体は自由に呼吸するものである
「比佐子流骨格着付け」着物は体を開放する衣裳であると伝え続けている

夏の着物など着付けるときに使った紐は全て抜いてしまう
そうすると体中風がビュンビュン吹き通る
あの窮屈そうな十二単も紐一本できつけている 斎服などの装束も紐一本だ
紐は着付けの時身頃の合わせを留めるためにあるのであってギュギュ縛るために必要とはされていない

日本の着物は本来開放的で自由に体が動くという着付けだ
男の着物なんて紐なんて使わない身頃を合わせたらいきなり帯にいく
胸があき脚さばきが自由で動きに色気が出る

こういう自由な着物を「矯正している」と思わせた私達の責任のほうが大きい
神様はいい機会をくださった
この事件?をよくよく吟味し着物は自由で開放的という原点に戻りなさいと教えてくださっている
その気付きのために大掛かりなチャンスを下さった
ということは着物の見直しが日本を救い世界を平和にするのかも
(そこまでいきなり飛ばないでよねチャコちゃん先生!)

着物は五分で着られるけど洋服を着るときは倍かかる
若い時フアッションショーの裏方の取材をしていたが表の舞台から帰ったモデルさんをひっ捕まえて洋服を着せる時間と着物のショーのときに着物を裏で着替える時間は着物のほうが短かった

そういう現実を世界に知ってもらわなければ矯正下着「KIMONO」となる

#矯正下着 #kIMONO #比佐子流骨格着付け #着物 #斎服 #十二単 #自由で開放
#個人着付け #チャコちゃん先生 #中谷比佐子 #秋櫻舎 #モデル #フアッションショー#着物ショー #ショーの裏方 #男の着物 #身頃
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久しぶりのお茶会

2019年06月26日 19時55分50秒 | 日記
姉が生きていた頃はあちこち引っ張り出されていたが
ここのところすっかりご無沙汰のお茶席

チャコちゃん先生はお裏で姉が師匠
この姉は飛んでる人で違う流派の宗匠のところにも平気で伺いよくお供させられた
基本的に濃茶が飲めないことと若いときはお菓子が苦手ということがありおさぼり専門
そのためちっとも進歩がない

今日は表千家お茶会
相模湖の先にある籘野というところまで遠征
しっとりとしたとてもいい雰囲気の街で「昔平家の落人が住んでいたのではないかしら」と思わずいってしまうと「そうですよ」とお弟子さんの一人が解説してくださった

日差しは強いけど周囲の山の緑に助けられ心地よい風が吹き渡っている

静かに座り茶筅の音を聞く
それはつかの間でついついセオリーを犯してしまいその都度気になることを聞いてしまう
皆さんはそれをきちんと受け入れてくださって話に花が咲く

ご社中の方々は琴、地唄舞、余興と芸達者の方が多く楽しい
こういうお茶会は本当に楽しいし笑いが耐えない
それでいて長幼の礼 そして先輩後輩の処し方もきちんとわきまえていて気持ちがいい
師匠の躾が行き届いているのだと思う

姉がよく言っていた
「形を覚えたら中身を充実させることその中身はどれだけそこにいる人達をくつろがせることができるかだわ」
姉のお手前は身びいきではなく流れるように美しくすばやい
あとはくつろいで色んな話で盛り上がる
特に湯文字でーーー

そういう雰囲気を感じたお茶会だった
ついつい御竈のお白湯を所望してしまった
いい時間を過ごしたあとの疲れは却って心は豊かでいる

#表千家 #裏千家 #藤野駅 #茶釜 #縄文時代の窯 #チャコちゃん先生 #社中
#平家の落人 #山並み #中谷比佐子 #湯文字 #秋櫻舎

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毛染めをやめてはや3ヶ月

2019年06月25日 21時44分18秒 | 日記
思い切ったもんだ
髪の毛お染め始めたのは56歳くらいだった
はじめは3ヶ月に一度70を越すと1ヶ月に一度となった
染めると頭が重くなる
そして痒くなる
頭皮に良いことをしていない

自然に生活しましょう
ケミカルの布は肌につけるのをやめましょう
そう言いながら毛染めをしている

できるだけ農薬を使っていない野菜を購入する
添加物のあるものは口にしない
化学繊維はもってのほか
なのに毛染めをする
「どっかおかしいよね」と思いながらズルズル染めていた
若く見せたいんだね 自分のためより人の目を気にしていたんだ

突然!
「嘘はやめよう」
と思った
その日から今日まで3ヶ月と10日

真っ白には程遠いけど「白いところ」をアクセントに考えるとこれまた楽しい
もう一つの楽しみは「どうぞ」と席を譲ってもらえるかと思ったらナイナイそれはない
「比佐子さん腰を曲げなさいそうすると替わってくれる、髪の毛なんて見てないんだから」

そうなんだ
自分だけが気にしていたらしい誰も気づかない
気づかないふりをしているのかもしれない

何がいいって頭が軽くなったスッキリ
そしておしゃれになった
髪の形を整えることをしている 
鏡を見る回数が増えた その都度鏡に写った自分自身に微笑みかける
そうするとその微笑みを誰にでも渡せる

掃除をしている人や交通整理をしている人エレベーターで遇う人にすぐニッコリ笑って挨拶する
喜びが体から溢れているらしく皆さん嬉しそうにニコニコしていく

髪を染めるのやーめた というだけで自分が変わって周りも変わる そんな3ヶ月

#毛染め #農薬 #添加物 #席譲る #腰が曲がる #微笑む #笑って挨拶 #交通整理 #嘘をつく #中谷比佐子 #三ヶ月 #頭が重い #髪の形 #気遣い #鏡よ鏡さん

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着物が繋ぐもの 179

2019年06月24日 11時54分50秒 | 日記
梅雨らしい日だ豪雨ではなくしとしとと降っている
こういう雨は植物にとって大変ありがたい
公園の緑も歓び静かに内観しているように感じる
雨の中樹木の下を静かに歩くのが好きしかも蛇の目を挿して 傘に落ちる雨の音を聞きながら歩くのが至福の喜び

蛇の目はとても賢い 雨が落ちたら外側に雨だれを落とす
そのため足元が濡れないようになっている こういう構図を考えた人は本当に偉い
合理的で美しい 日本の美は見事なまで単純で子供でもできるようなものを美しい形に仕上げている
蛇の目をさして歩いていたら小学生が「おばちゃん入ってもいい」と言って傘の中に入りいい音と言って一緒に歩を進める

こういう蛇の目は見たことがないので不思議に思うようだ
だけど美しさとその合理性にすっかり惚れ込む、子供にはいいものを見せてあげるのが大人の努めだと改めて思った

昭和初期の美人画の中に雨下駄を履き 雨コートを翻し蛇の目をさして歩く姿が描かれていたが、この時代はアスフアルトも少なく土の上に溜まった雨水に雨ゴートの姿が写りきれいな一瞬だなあと見入った覚えがある

雨ゴートは当然防水をされている または雨を弾く100%セリシンありの布を使っていたようだ
長姉が私が中学生の時雨傘を持って学校に現れ男子生徒の憧憬を受けていた
真っ赤な繻子の雨コートに紫色の蛇の目、雨下駄のつま先も紫(この人この姿良く似合っていた)他はともかくこの姿は美しかった

男の子たちは傘を受け取る相手は誰だろうと鵜の目鷹の目、それがチャコちゃん先生とわかったら「なーーんだ」とがっかりするその落差が面白く「ばっかみたい」とからかっていた

赤い繻子の雨コートに憧れて着物の仕事をするようになってすぐさま染めていただいたが、あの燃えるような赤には染まらない「素材と染料が当時と違うから」が理由
すでに昭和50年代でももう同じ色にならなかった

そのコートは姉から貰い受け私が着て義妹が着ていま布団になっている

#雨コート #赤い繻子 #紫の蛇の目 #チャコちゃん先生 #着物の染料 #中学生 #雨下駄 #蛇の目 #小学生 #公園の緑 #傘 #中谷比佐子 


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着物が繋ぐもの 178

2019年06月23日 12時41分25秒 | 日記
在来種の保護が叫ばれている
何年か前びわを食べて種をひゅっと吐き出したらその一年後芽が出て木になり昨年その木に実がなってカラスと競争で食べた
しかし木は弱りつまりスカイガーデンの鉢の中なのでこれ以上もう頑張れなかったようだ

そのご同じことを柿の種をぷいと吹いたが芽は出なかった
農業に詳しい友人が「きっとその種は遺伝子組み換えをして1世代で終わりというものよ」
最近はそういう種が多いのだと教えてくれた

古代朝顔の苗を友人が運んできたのはもう30年以上も前で、その友人はなくなって久しいが、この朝顔は毎年優雅な姿を見せてくれる
「古代種で花は小さいけど丈夫ですからスカイガーデンでも育てやすいですよ」といった言葉も蘇る

この古代朝顔はまさしく在来種で枯れたつるを整理している時、種が落ちると梅雨の時期に必ず思わぬところから芽を出す そして確実に8月1日に花が咲く

蚕も在来種が少なくなった
日本産と中国産の交配された蚕が日本の場合90%以上占める ヨーロッパ産 アジア産など入れると在来種は1%切ってるかもしれない

先日こんな事があった
ある養蚕の現場、桑畑の近くに林檎畑があり農薬をまく その農薬が桑畑に飛散してくる
農薬を弾くほどに強い桑を育てているのだが、相手がさらに強い農薬になると影響は出る
林檎畑に農薬をまいたその日から雨が降り続き天気になったので、農薬は桑の葉っぱから消えたと思って蚕に与えた

ところが
その桑の葉を食べた蚕は全滅!と思いきや
在来種の蚕は葉っぱを口にせず全員が上に上がってきておとなしく動いていた
それで農薬が全くかかっていない葉を与えたら貪るように食べて元気になった

在来種や交配種は農薬のかかった葉を食べて全員命を失った
在来種の強さを身にしみてわかった例

#在来種 #外来種 #交配種 #農薬 #りんごの木に農薬 #蚕 #養蚕 #中谷比佐子 #桑の葉 #枇杷の種 #柿の種 #カラスと争う #スカイガーデン #秋櫻舎 
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着物が繋ぐもの 177

2019年06月22日 17時57分34秒 | 日記
本日のつれづれでは大奥のしきたりや通過儀礼遊び方などがすべて町方に普及し、それが江戸の人ひいては地方の人の生活習慣にもなったという話をさせていただいた
京都だけは別ここは長い歴史の中で育まれた日本文化が脈々と息づいている
江戸は家康が千代田城に入り江戸時代を作ってそこに江戸文化が構築された
京都は公家文化江戸は武家文化大阪は商人文化と分けられるように思う

江戸文化は藩主の参勤交代があったため、各地方にも江戸文化がとどろき渡っている
今回チャコちゃん先生が風俗史学会に籍を入れた当初いろんな先生に江戸文化を教えていただいたのでその頃のノートを取り出して見ると、今更ながら江戸文化が地方に行き渡っていたことが理解る

早い話我が家の躾の一端と年中行事、また食事のたぐいは大奥の行儀作法や通過儀礼そして祝い膳などがそのまま受け継がれているように思う

お正月の過ごし方
大奥では夜明けとともに神仏の勤行から始まる
将軍は裃姿 御台所はおすべらかしの髪型に五衣の盛粧
我が家では日の出前に山上にある神社に家族総出で新しい衣服でお参りする
その日は両親も姉兄みんな家に帰ったら盛装し家族で正月の挨拶
外に出てはいけない 家で静かに過ごす

二日目大奥では事始め  姫初め 書き始め 読み始め 掃除はじめ等があり羽つきやカルタ遊びも始まる
一般の過程でも書き初め 弾き初めなどの稽古始めをこの日に 

三日目大奥では御三家御三卿各大名の正室や姫君などが祝儀物を持って大奥に参上 子どもたちは庭で羽つきなど、大人たちはすごろくなど
一般ではこの日は挨拶回り、各家庭は賑やかな来客で笑いがたえない

七日粥 鏡開き、またまた子供の祝の七五三などみんな大奥からの行事が江戸諸見に行き渡り各地に散らばっている

それぞれの行事はその土地に合うようにアレンジされているがもとは大奥

そういう中で着物の占める重要さが大奥を見ていると理解る
伝統文化を伝えることは人の心を一つにする 国を治めるにはこれが一番かも

#大奥 #伝統文化 #御三家 #大名 #御三卿 #祝儀物 #子供の祝い着 #チャコちゃん先生 #羽根つき #かるた取り #中谷比佐子 #鏡開き #七草粥 #挨拶回り



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着物が繋ぐもの 176

2019年06月21日 10時51分24秒 | 日記
呉服屋さんのポスターで「ハーフの子を生みたい」というキャッチコピーに批判が殺到しているという。写真はとてもスッキリしたものだった

店主は「着物にもっと関心を集めたくてーー」と解説
理解る気がするなんとか着物の衰退を止めたい店主の気持ち

江戸時代のように全国民が着物を着ていた時代から明治に入り洋服が少しずつ人々の間に浸透し、第二次世界大戦敗戦後の昭和20年から一気に洋服が主流を占めるようになった日本
その歴史的流れの中で「着物は財産性がる」「着物は文化」という立ち位置で着物を販売していた人たちの頭の切り替えがにぶすぎたと思う

こんな事があった
今は染織の国宝にまで上り詰めた方の取材に行った時いきなり「白い手袋」を渡され「?」という顔をしたら「これをはめて布を触ってください」とおっしゃる
若いチャコちゃん先生「失礼します取材はもうやめます」と帰ってきてしまった!

着物は色や柄も大切だが何より素材を感じたい「着心地」ということを知らないのかとプンプンして歩いていたら旧知の染色家の家が近いことに気が付き駆け込んで喋りまくった
「ちゃこさんこれからはそういうお方の時代ですわ、またその方は今にブランドになって多くの人がきあはりますわ、高いことがなんちゅか」「ステータス?」「そうそう」

「着物ってたかが着物でしょう?着る人がいて完成ではありませんか?着る人の感性を思うきものづくりがほんまもんでしょうに」
「まあまあ一服」

「おかしよ」
まだまだ怒り冷めやらずこれまた友人の孝子さんの店にいって二人して炎上
おかげでお酒飲み過ぎかたや店なので後に送られた請求書でやっと冷静になり矛を収めた

その時二人で話したのは「着物を日常から離してしまったらおしまい 値段も着方も作法も」
真剣に怒る若さは物事の本筋を見ていると思う

#着物 #白い手袋 #安藤孝子 #中谷比佐子 #染色家 #染織家 #お茶を一服 #秋櫻舎 #比佐子流着付け #感性 #請求書 #炎上



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