チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

晦日の男達

2008年12月31日 16時12分31秒 | 日記
大掃除にはまずいない
買い物は手伝わない
御節なんて
飲んで食べるだけ

昔の日本の晦日男

それでも
障子張りだけは何とか定着させたが
今は業者任せ

晦日の若いお父さん達は
公園で子供のお相手

子供達は何か行儀が良い
お父さん達も緊張していて
思いっきりブランコを押して
怖い顔をした子供も
遠慮してか「コワイ」といえない

お父さん達の
世間話も弾まない
公園の砂場、滑り台も
子供達が静かに静かに
行儀よく遊んでいる

なんとなく笑ってしまうが
お父さんと子どもの距離は
其の間にお母さんがいないと
どうもギクシャクしているようだ

お札を納めに熊野神社に出向く
ヤハリお札を納めにきたらしい
昔お父さん達のたまり場となり
輪になって世間話に花が咲いている
氏子さん達であろう

そういえば
28日に餅つきに元気出していた
お父さんもいる

すでに
そば屋などの出店が用意を始めた
神社全体も落ち葉ひとつなく整理整頓

こちらの御祭神はイザナミとスサノウ
マザーコンプレックスのスサノウがこの界隈のお父さんになっている

更にココに鎮座している稲荷大明神は
今日はじめて笠間稲荷の分院だと分かった
弁財天は十二社弁財天というのだそうな
そして大鳥神社の分院も祭られている

みんなみんなちょうちんが下がり
天幕も美しいのに取り替えられて
晴れ着姿で私達を迎えてくれるらしい

新年を迎えるために
目いっぱいお洒落して人の来訪を待っているようだ

さあ2008年もあと数時間
皆様またこの部屋にいらしてください

チャコちゃん先生は風邪を引いていますが
薬を飲まずに自己の治癒能力を信じて新年を迎えます
どうぞ来年もよろしくお願いします
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鍵盤を上から

2008年12月28日 15時09分04秒 | 日記
ウラジミル・ミシュクのピアノコンサートに行く
場所はオペラシテイ
席はなんと鍵盤が真上から見える場所

生まれて初めての経験で興奮
それと
このミシュク日本で毎年公演をし
300回も会を重ねるという

へんに肩入れしている友人がいて
まあ休みだしーー
とお供するが

驚いた
超満員、しかもいわくの席

熊のプーさんみたいな男が
足早に舞台に出てくると
いきなり鍵盤を叩く
先ずはムソルグスキーの展覧会の絵

出だしの音がすばらしく華麗
指は五本指の手袋のようで可愛い
時々音を外す
そういうのも全てしっかり見える
しかしそれすら色彩豊かな音にまぎれてしまう
10枚の絵が一枚一枚表情を変えて迫ってくる
それも淡々と

終わるとまた
風のように駆けるように舞台から引っ込む

「実在と音がマッチしなくて面白いね」
「そうでしょう?」

二部は名曲の小曲
熊のプーさんの手にかかると
軽やかで重く華麗に弾かれていく

五本指の手袋のような指が
実にエロチックに鍵盤を走る

真上から鍵盤を見られる席なんて
なんと楽しい
難度の高い曲を軽やかに弾く
其のことが
日本人に受け入れられる根拠なのだと分かる

「なるほど、リピーターが多いわけね」
小曲ではラ・カンパネラが最高だった
聞けば彼が最も得意とする曲だという
コレも押し付けがなく
淡々としているがあとでずしんと来る演奏だ

つまり
あとでじっくり効くからリピーターが多いということだ

コレは本当にプロにしか出来ない芸当
楽しゅうございましたわ
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贅沢な空間

2008年12月27日 10時31分41秒 | 日記
ここのところ貧乏暮らしをしているから
久しぶりに贅沢な空間に身をおいたら
なにか萎縮する自分がいた

外側は堂々としているつもりだが
中身はキョトキョト

だいたい御招待を受けてる身で
招待主より先に着くのは野暮
チャコちゃん先生それやっちゃった

ラウンジでお茶でもと誘導されたが
招待主が到着していないので
結構と断る

招待主はどうしても前の用で遅くなるので
代理人に
「ナカタニさんを御出迎えして?」
と頼んでいたらしいのだが
なんとソコノセキュリテイを突破し
其の代理人より早く到着したのだから
ヤボヤボヤボ

しかし
三田さんとの食事は有意義だった
今回の舞台のアレコレを話し合う中で
「存在しているだけで影響を与える」
という事を実践したことに感動する

座長というのは
一ヶ月の舞台を引っ張っていく
どの方向に向かうかは座長の意思によることが多い
それだけ座長は責任が重い

数人の座長との付き合いもあるが
ココまで舞台を引っ張っていこうとする座長は少ない

まさに一日一日が真剣勝負
だからこそ人を感動させることが出来る
命を賭けているもの
命も気もお金も
本当にかけている

久しぶりに一緒の仕事に声をかけていただいたが
若いときとは違った二人を見た
三田さんの周りは古い友人がいっぱい
それだけ「縁」を大切にする人だ

しっとりと深い話をするときは
やはり贅沢な空間が好ましいことも分かる

それだけ大切に思ってくださったことに感謝

不景気不景気との合唱の中で
今日一日を命がけで生きて自分の仕事をする人が
たくさん増えると不景気は収まる

と思う
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心の病

2008年12月26日 10時11分56秒 | 日記
元タレントの孤独死が話題になっている
彼女の生きた軌道をテレヴィが教えてくれる
生前の活躍の姿を私はアマリ知らないが
死後の取材を見ていると
少女の頃からの心の病が
癒されていないことが分かる

静かで優しい子は
大人が安心してほって置くが
こういう子こそ大人は細かく観察しなくてはならない

大きく反抗する子は陽なので分かりやすい
静かにしている子は陰

陰は常に土台を作る、基礎を作る
しかし其の行動が大人に理解されないと
そして認められないと
一気にはじけて
「なんでもありー」
の世界になる

人はこの人のはじけた姿を本当だと思い評価する
この人の思いと外部での評価のずれがどんどん大きくなり
本人自身もどちらの自分が本当の自分かが分からなくなる

大人は
子供のシグナルをもっと真摯に受け止めたい

大人の振りをしているおばさんや、おじさん
多くの人が
子供の頃に癒されなかった思いを抱えている

体の病は切り取って外してしまうが
心の病はそれと気付くのに時間がかかる

そして
心の病がなければ
体の病もない

全てすべて心が先

仲間同士ぶっちゃけた話を大いにしよう
バカ話で大笑いしよう
人の悪口いいじゃないの!
何事も明るく大声でね

うじうじしたって一生
明るく生きても一生

心の病は自分で取りさるよりないんだわさ!

そうだ「こけし」の店に行くと完治するかもね、心の病
ただし治療費?5000円
新宿御苑近くにある  03-3408-2430.090-2735-1711

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洋服を着て風邪を引く

2008年12月25日 09時31分04秒 | 日記
毎年同じ繰り返し
ちっとも学習が出来ていない
急激に気温が低くなったときは
洋服を着てはいけない

チャコちゃん先生必ず風邪を引く

大掃除いえ小掃除
そしてたまった風水テストの採点
整体
と3日洋服が続いたら
このざま

咳と鼻水
乗り物の中で咳をすると
「なに!」
と多くの人から冷たい視線を浴びる
H5N1型の鳥インフルエンザに罹っているように見られる

症状は
其の通り高熱、咳、鼻水
で免疫のない若手が危ないとか

電話でコンコンしていたら
「キツネかいな」
といいながらk子が
鳥インフルエンザ対策用のマスクを持ってきてくれた

四層構造になっていて
静電気+銀イオン・ゼオライトが作用
ゼオライトは毒消しの役目をするので安心

しかし一回で使い捨て
「一人25枚は持っていなさい」
ということで
スタッフ・家族・友人用に
先行注文、一枚200円

なんだかおかしな世の中

戦争中もこんなでなかったのかしら
竹やりで相手を倒そうとか
バケツリレーで火を消そうとか

上から原爆落とされて何も役に立たない
この鳥インフルエンザも
とてつもない終焉を意味しているのでは?

「でもね、備えあれば憂いなし」
「ハイ」
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自分探し

2008年12月24日 17時15分57秒 | 日記
男の自分探しの本が
金融関係の本と同じように
売れてるという
売れ筋の双璧だって!

自分探しというのはなに?

本当の自分を見つけること
本当の自分を見つけるというのは?

これって
結局自分が幸せに感じることはなにか?
ということではないかしら

ニンゲンは究極
幸せを求めて生きている動物だから

幸せは人によって違う
愛する家族と毎日つつがなく暮らす
コレを幸せと感じる人

有名になって
人にチヤホヤされる事が幸せ
こういう人は
チヤホヤのためになんでもする
チヤホヤされなくなったら
バカにされているのか
愛されているのか分からなくなって
自分を見失う

お金をたくさん稼ぐことが幸せ
だからジャンジャン稼いで
それを幸せと思う

幸せと感じるのは
人それぞれ
こうでなくてはいけない
という決まりはない

幸せもとめてチルチルミチルのように
旅をする人もいる

幸せ探しは
「これだ!」
という自分のやることを見つけることでもある
それが本当の自分自身に会うこと

其の場所は
自分の中にある
それは意識をしていない無意識の部分
其処に注入すれば
だれでも自分の本当の生きてる目的を掘り出せる

それはね
早寝早起きして
肉類を食さず、酒もホドほど、タバコは全くノー
そして自然の中を歩く毎日を続ければ
すぐに見つかる

でも分かっててやらないのも
またニンゲンの業
そういう人が
「自分探しの本」をよんでるみたいね

ノーテンキの男も疲れるが
自分探しにうつつを抜かす男も
しんどいねえ
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19度そして4度

2008年12月23日 11時02分43秒 | 日記
朝9時新宿にある温度計は19度
コートを家において小松に行こうと思ったが
北陸地方は7度という
汗をかきかき羽田へ

同行のセキドも
厚ぼったいケープをやけにおもそうに抱えている
「単でもいい気温ね」

小松はヤハリ北陸、空港に降り立ったら肌を刺す冷気
うはーサムイ

出迎えてくださったあかねやの社長
「今氷雨が上がったばかり」
お洒落なトレンチコートにグリーンのネクタイが似合う
「雷の質の色が効いていますね」

そう
今日は来年早々16日からの企画
「中谷比佐子の風水きもの」
の社員研修

1時から7時まで
みっちりと
「今きものをお客様に勧める必然性」
のようなものを語り、語り合い、意見の交換をし、商品の説明をする

「いとも簡単にきものを着ていただきましょう其のお手伝いをします」
という姿勢がレンタルきもの屋ならば
通常の呉服屋は
糸の話、作る人の気持ち、着るとどのように素敵になるか、それが社会に及ぼす
「居心地のよさ」
自分だけの楽しみではなく
分かち合う喜び

などなど縷々話し合わなければ成らない

しんどいと思う
しかし
其のしんどさの中に
人との交流、お互いの人間性の高めあいなどを通じ
生きることの楽しさを味わう

コレはビジネスになりにくい
手間暇かかりすぎる

でも必ず自分自身が豊かになっていく

2009年以降の社会は
努力し、理解しあったことが
豊かさに通じる時代になる

そういうことのために風水はあると考えてもいい
今しばらくの辛抱

自分の生き方と合わなくても認め合うのが「和」
そうするとみんなが豊かになる

アカネやは暖かくて明るい社員ばかり
雷の社長の怒声も
「親父の小言風」

「楽しかったわ」
と羽田に降りたら
なんとこの地も4度

何時の間に15度も下がったの?
しかし心が満たされているので
この寒さは芯まで届かず
50周年を迎える東京タワーの華やかな明かりを眺めつつ帰路に着いた

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次の命

2008年12月21日 19時42分14秒 | 日記
我が公園は最後の紅葉が赤々と輝いている
ほんのわずかな風にも
木の葉がハラハラと散る
しかし
其の隣でもう芽吹きが始まっている

自然には終わりが無い
循環しつつ成長していく
決して去年の木ではない

産土神の境内では
門松製作が佳境に入った
大手のビルに飾るのであろう
2メーター以上はある門松が
神輿倉庫の前に整列して
出番を待って凛とした姿で佇んでいる

竹が立ち
松をあわせ縄を巻く
縄の留めが梅の花の形
それで松竹梅だ

竹の先端は斜めに削られて
可愛い口が開く
笑う門に福来る

松は永遠の命
竹は一本道
梅は香り姿ともによく品がある

お正月を迎え
次の新しい年の橋渡しが門松
また次の命をつなぐ

土曜日のトークショーでは
なにか
着物の命の伝え方が違うのではないかと
晴れぬ気持ちだ

軍需産業を発展させるめに戦争を仕掛ける国の姿は分かりやすい
大きなビジネスになるが
人の心と体を破壊する

きものは平和な衣装である
しかし
着ないからいらない
でもきものは日本人そのものの心があると説く
だからきるべきかー

好きだから着る
という趣味の世界ではビジネスにはならない

そもそもきものをビジネスライクに捉えることが間違っている
と思う

循環の衣装であり
自然との共存を主に考える衣装である
と思う
だからリサイクル?

リサイクルきものと
新しく作る着物との値段の差
感性の差がアマリにも激しい

江戸時代も明治時代も
古着屋はたくさんあった
ひっそりと商いをし、しっかりと儲けて富豪になり
今は百貨店にもなっている

根こそぎなくなっていく戦争ビジネスと
リサイクルきものの大ナミは
どこか似ているような寒気がする

新しい芽吹きのためには何をすればよいのだろう
きものの循環のためにーー

深い宿題を抱えたトークショウであった
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驚いたのなんの!!!

2008年12月19日 09時59分48秒 | 日記
人の体の凄さ!
精妙さ!
先の日曜日k子に風邪をうつされ
ま、その日のうちに撃退したが
その後先日来から調子の良くないひざが
爆発的に痛くなった

正座はおろか、かがむことさえ不能
足を引きずりながら
天才整体師平田京子のところに行く

「風邪引いたけど熱が出なかったでしょう?」
「ええ撃退しちゃった!」
「其の熱がひざに来たのよ」
「?・・?」

優しい手なのに、ぎゃあぎゃあ叫ぶほどの荒治療
かなり痛みが治まる
「ずっとずっと小さい頃ころんで大怪我したでしょう?」
「うーーんそんなことあったかなあ」

と思い出していると
あった あった
小学校に上がる前、ガキ大将に追っかけられ
転んでひざががポッカり開いたことがあった

其のとき彼の母親が(丁度乳飲み子を抱えていて)
自分のおっパオをぴゅーぴゅーしぼって其の傷口を満たした
転んで目も傷ついていたが其処にもおっぱいピュピュー
それで痛みも血も止まり傷跡も残っていない

其のことをすっかり忘れていたら
「其の傷がココ治せとせりだしてきているのよ」
という
見ると今まで無かったのに
膝頭に白い傷跡が浮いていた

治療のあと
来院したときよりもっと痛くなって
ヒーヒーひー
すると治療したひざの骨が自分で動いて収まろうとしている
ひざに手を当てると骨の動きが分かる

「アア動いたわね、コレでだいぶ楽になるわ」
と涼しく言ってのける神の手の持ち主

このひざが治ると
聞こえにくくなり始めている耳も良くなるという朗報

「バレエを始めたので進行が早くてよかったわね」
大体あなたは左半身が怪我をしやすい体形だから
といわれたが
思い出せばまさしく左半身ばかり怪我をする

バレエは左右を正しくするには手っ取り早いそうな
「うまくなろうと思わないで基本をきちんと守っていくだけで体形は整う」
ものだとか

それにしても
過去の忘れていた傷が自ら名乗り出て
今後の体調を整えてくれる

ありがたや我が体

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不幸は幸せの呼び水

2008年12月18日 14時47分12秒 | 日記
私達は完璧に何でも与えられている
何不足ない人生を歩むようになっている
しかし人は
必ず来ない不安を抱いて暖める
そうすると
必ず不幸がやってくる

不幸に落ちたとき2種類の考え方がある
この不幸はどうして起きたかを
検証する人

この不幸はあの人のせい、社会のセイ
と不幸の状態に甘え
人が助けてくれるのをひたすら待つ

不幸状態を検証する人は
立ち直りがすばやく
更に階段を上がってレヴェルアップする

レヴェルアップすればするほど
お試しが来る
そして検証、そしてアップ
それを繰り返して到達する先は

嬉嬉の世界が待っている

依存を選んだ人は
一生この甘美の水は飲めない

いま
この選別が始まったようね

不足不満不平風の吹いているところは
極力避けて通ろうね
喜び風の吹いているところは長居しよう

風水では
自分自身が不幸になっているなと感じたら
出来るだけきちんとした身なりをして
一流の店に入ってサービスを受けよう
というセオリーがある

豊かで幸せな人の傍にいるだけで
いい気が自分を取り巻いていく

ココでお約束
不幸に陥っている人を助けてあげてはいけない
不幸だと感じている人は
自分の力で底から脱出しない限り
不幸連鎖から逃れられない

しかし
不幸な人を見守ることは大切
いづれ喜びの輪に入っていただきましょう

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