チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本人の道徳感

2015年06月30日 10時41分09秒 | 日記
昨日チャコちゃん先生なんと!
地下鉄丸の内線の座席にバックを置き忘れてしまった
気が付いたのは同じく地下鉄人形町の改札口
えっ!
駅員さんに申し出る

中には財布・月謝袋・携帯・カード・パスモ・眼鏡・鍵の束・名古屋行きのチケット
これだけのものをなくしたら大変だ
どういうわけか
新宿から乗った時間
どの席に座っていたかを申し述べている間に
なんと

東京駅に届け出がありましたという電話
一安心

待ち合わせのゆうじんたちの所に行き
「緊急事態ーーーー」というと
「じゃあみんなで行こう」と席を立ってくれる
アッシーちゃんが車を出してくれて東京駅へ

忘れ物係りの部屋に入ると
アラ懐かしや我がバックがニコニコと持ち主の手に渡る
と思いきや

「本人証明書を見せてください」
「そんなもの持っていませんわ」
「では渡せないかまりになっています」

「では中のものを申し述べますのでお願いします」
身分証明書をも取に帰宅するにしても鍵がその中にあるんですよ

バックの中身を事細かに説明し
友人たちが証言してやっとチャコちゃん先生の手に無地戻った

たまたま今日は声楽のレッスンの日で
バックを取り換えたので入っているものをきちんと把握している
いつもはそんなことはない(自慢している場合ではない)

それにしても心掛けの良い方に救われた
日本の国に日本人として生活していることの安全さを深く感じた

大難にならないよう気を付けなければ
ありがとう
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日刊スゴイ人 http://sugoihito.or.jp/2015/06/11904/?ref=Facebook

2015年06月29日 11時09分41秒 | 日記
チャコちゃん先生「日刊スゴイ人」に登場!
人見知りをするので「わたしわたし」と出て行くのが苦手
しかし
出て行かなければならない時もある

面白いことに「蚕」の話になると我を忘れてしゃしゃり出る
蚕を研究して
蚕の恩恵をいただいて45年余
ずっと蚕を観てきただけに何が何でも語りたくなることがある

其の姿をずっと見てくれていた
昔のスタッフ山縣かほりさん
彼女は「日刊スゴイ人」の編集者

かほりさんと一緒に作った「中谷比佐子の着物組」朝日新聞社
このときも蚕の一生を熱く書いたのを覚えてくれていた
そして今度の登場

「いろいろあるけどどれに絞りましょう」
「蚕かな?」
ちょうど当方で曙の繭が出来ていた

ここのところ倫理法人会の講話でも蚕の話をさせていただいている
語り尽くせないほど蚕は人間に尽くしてくれている

先日テレヴィで放映していたらしいが
蜘蛛と蚕を交配させたり、クラゲと蚕を交配させたり
もうむちゃくちゃ
蚕のために行動をしなければと強く思う

だって今日日本の近代国家の基礎は「蚕」が外資を稼いでくれたことを
私達は忘れてはいけない

そうそう
この山縣かほりさん、18年間365日着物で生活をしている
エライ!
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着物は売れないと言うけどーーー

2015年06月25日 10時27分14秒 | 日記
江戸時代までは着物は常着
男も女も着物を着ていた
しかもらくにらくに

そして明治時代になり洋服が輸入されたけど
其れでも着物を着て生活している人は多かった

日本から着物が消えることはないけど
今ほとんどの場からも着物姿は消えている時代は無い
これは高度成長期バブルの時代から続いている

着物の売り方が一気に変わったのは
今上天皇のご成婚の後のように思う
其れまでは小売屋さんはきちんと着物を着て問屋で仕入れをし
なおかつ現金で着物を仕入れていた
そのため着物に愛を持ち
お客の好みを研究しお客にあわせた売り方をしていた

商いとしては小さいかもしれない
其れが高度成長期に
ばんばん着物が売れ始めたものだから
海外にも工場を持って着物や帯や小物の生産を始めた

今の車や機械の作業を海外に移すのと同じ
当然日本の造り場は空洞化され
手間賃の安い海外へと造り場は移動

安く仕上がるのに売るときは国内での手間賃と同じ煮して高額に釣り上げていく
こんな事をしたお陰で
作る人も
着る人も
売る人も
みんな不幸になってしまった

近江商人の「三方良し」の精神からほど遠い

着物は売れない
と言う現実はチャンス
原点に戻るしかない
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魚の目を足袋で修正

2015年06月24日 11時04分29秒 | 日記
靴を履く生活が当たり前になったから
足の形のいびつな方が多い
外反母趾はもう当たり前
魚の目持ちもたくさん

そうすると
ぴしっと下足袋をはくといたいのなんの
歩き方までおかしくなる
歩き方がおかしいと骨が曲がるので筋肉の付き方が異常になって
結局体型も美しくなくなる

どんなにすてきな着物を着ていても
歩き方で半減

チャコちゃん先生も其れにもれず
若いときから魚の目持ち
魚の目と言うくらいナノで芽吹きの時に
魚の目は活発になる
そうするといたいのなんの

先日も動画を撮られて
チャコちゃん先生の歩き方に我ながら冷や汗もの
ダンサー宜しく外股
友人に其の話をすると
「あら今頃気が付いたの?」
と呆れられた

つまり両方の足の小指に魚の目があるのでどうしても外に向けて歩いてしまう
其の姿を修正するために足袋の誂えは欠かせない
いくつの足袋屋さんを回ったか
足袋をアレコレ考えるより
魚の目を退治する方が先決とやっと気が付いたオバカさんでもある

皮膚科に行って焼いていただいたりしたがラチがあかず
今はフルボ酸と大麻オイルを塗りたくっている
ずいぶん楽になった
そしてチャコちゃん先生の足に合う足袋しかも絹裏だ
これにしてまっすぐ歩けるようになった

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時々洋服

2015年06月23日 16時18分15秒 | 日記
20年間365日着物で通したのが
33歳から53歳まで
元々洋服好きだったのに
久し振りに洋服に戻ったときは
何をどう着てよいか解らなかった

しかし昔からの友人達に色々教わり
洋服の世界に分け入ったチャコちゃん先生

若いとき仕事の始まりが大内順子さんだったことも幸いし
彼女がさそってくれるフアッションショーに同行して
今のフアッションの勉強もできた

更に仕事仲間の川邉サチコさん
彼女は辛口フアッションなので
サチコさんのセンスにチャコちゃん先生は傾倒した

ちょうどお二人と一緒に超有名なブランドのフアッションショーに行った
その中のワンピースが気に入り
「あれ買う」
「何いってんの高いわよ」
「似たようなワンピースを探して上げるから我慢しなさい」

二人に諭されたのだがどうしてもほしい
ならばと二人がお目付役で試着
「似合うね」
「やはりカットが違う」
「素材がいいね」

プレタポルテなので値段は着物に競べると遙かに安価
「買うわ」「----」

そして其のブランドにはまったが
何十年経っても型が崩れず素材もへこたれず
未だに重宝している

着物と一緒シンプルデザインで素材の良い物は長生き
人もそうかも
自分自身を磨くことが一番かも
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やはり桑の葉を吟味した蚕が吐く糸は美しい

2015年06月22日 14時31分15秒 | 日記
蚕の命を大切に大事にそして愛しんで育てているSさん
そこで貴重な蚕を17頭戴いて来た

Sさんは蚕に桑の葉を上げるとき
上から6枚ずつ中心は遺して6枚ずつを静かに上げる
其のはを蚕は静かに食む

もちろん無農薬無肥料だ
日本は蚕のお陰で近代国家を打ち立てた国なので
蚕も産めよ増やせよと富国強兵の道具にさせられた

そのため在来の種は落花生のような形をしてくびれた繭を造るが
糸の量を増やすために交配を繰り返した繭は寸胴だ
蚕を太らせすぎて頭が重くなり
8の字を描いて繭を造る事は変わりないが
きゅっとくびれるほどの運動量は臨めないらしい
冗談のようだがあり得る

その代わり絲の料はくびれの繭の倍近くになる
当然糸の艶やしなやかさはかなり劣る
それでも寸胴の繭は機械にかけやすいので
国を挙げて交配にうつつを抜かしたのだ

そのためには桑の葉も大きくなくてはならない
それで根っこに肥料を与えることにした
其の肥料が年々化学肥料になって居ることが哀しい

桑も蚕も人間の手によって人間に都合が良いように改良された

そうするとパサバサ考え無しに桑の葉を与えていれば
当然絲質も悪くなる
しかし機械にかけると云うことを考えれば其れも仕方がない

Sさんの育てた蚕の糸の美しさを識ったらもうそこから離れられないチャコちゃん先生
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女は「あいうえお」ですって

2015年06月20日 09時06分55秒 | 日記
あー-愛嬌
いーー色気
うーー初々しさ
えーー笑顔
おーー女らしさ

うーーんなかなか緩くないです。
先日来合宿して「実践哲学」を教わった
つまり自然法則に人は戻ろうよと言うこと

母の時代までは心から自然を敬っていたし
神の存在がきちんと解っていた

人がエライとなった瞬間から物事は一気に坂道を転げ落ちるように堕落する
チャコちゃん先生も
我を張り
自分で勝手に考え計画し
自分の考えを押しつけ
ほしがる
と言う生活を何十年としている

今其の修正を一生懸命しているが
みんな両親から小さい時に諭されたことばかり
今更ながら
親のありがたさを痛切に感じている

あわてて写真を飾り朝晩感謝する生活になった

好いことばかり起きる
現世御利益は親孝行からだった!
さかのぼって先祖孝行もその中に入る
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紗の雨ゴート

2015年06月19日 13時28分27秒 | 日記
着物を単衣にすると雨ゴートは紗の方が涼しい
着物を絽紬にすると芭蕉布が心地良い
着物を紗や絽にすると単衣の雨ゴートの方が安全

家から出先まで車で行ければ雨ゴートなど必要はないけど
そう言う身分ではないチャコちゃん先生
3種類の雨ゴートをアレコレ使い分けている

今日の紗の雨ゴートは何と38年もの
ナマイキ盛りの編集者の頃
生色のグリーンの着物を着たくて
今はなきOsyatyouにこの色を持っていった

「比佐子さんこんなお品のない色を身につけるの?」
「だってきたいものこの色」
「こう言う色は洋服には良いかもしれないけど着物にすると品格がでないよ」
「でも好いの着たいの」

と言い合いしながらも染めに出していただいた
できあがってきても社長はとても不機嫌だったが
其れを着て見せびらかしに云ったら

「流石比佐子さん新しい雰囲気の着物ですね、よく似合ってる」
とそこは率直に褒めていただいた
しかし
一年経ち二年経つとどうも気持ちにそぐわない

自分自身が跳ね返っている間は確かに面白く似合っていた
少しずつ大人になってくると
気恥ずかしい

そして雨の日に其の着物を着ると
何と気分まで明るくなる
「そうだ!雨ゴートに仕立て直そう」

そうしてできあがった紗の雨ゴート
しかしその姿を見せるまもなく社長は旅立つた
雨の日
「ほらコートにするといいでしょう?」
といって手を通している
きっと空から見ていて下さっている
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旬を着る

2015年06月18日 10時02分21秒 | 日記
季節を着ると言うのがおしゃれの究極のように思われている
確かに季節を先駆けて着ると言うのは面白いし誇らしい
でもチャコちゃん先生は
それを「旬を身に纏う」という感覚にしてみると
季節を先どりするというのではなく
其の旬のエネルギーを身に纏うという考えに落ち着く

そして其の方が自然と一体になる感じでもある

季節を先どりするというのはどの時代からだろうと
ここのところずっとお詳しく調べているが
まだチャコちゃん先生の中では解答がえられていない

誰よりも早く24節気を着ると言う提案をしている者として
季節ではなく旬を着ようよと言うのも無責任だが
世界の気候状態を鑑みるに着物の着方も其の自然にそっていかなければ美しくない

というより其の方がエネルギーをとりやすい
今やエネルギーの時代
家これは古代に戻ったまでのこと
私達の先人は自然のエネルギーを衣食住に生かしてきたのだ

いまこそ其の感性が再び生きかえる時ではないかしら
と思う
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植物はスゴイ

2015年06月11日 15時08分57秒 | 日記
今年に入りにわかに植物と会話をしている
スカイガーデンはいいでしょう?
と言いながら放り放しになって居た
心ある方々は「荒れてるなあ」と思っていたという

心がガーデンになかったチャコちゃん先生
何処にあったかはいづれお話しする

そしてこの春からそう日にちも覚えている3月20日
前の日は大雨だった
雨の後の土を何気なく見ていたら
まるで土をかき分けて小さな芽が出ていた

チョット尖った芽だ
季節を感じて表に顔を見せたのだ
「アア春なのだ」「そうだ春だ」
それから毎日ガーデンにでてアチコチの芽吹きを観察し始めた

先ずは季節をチャンと識っていると言うことに感動
チャコちゃん先生は自分の季節が解っていない
其れは年齢の季節とは違う
友人関係でも季節がある
仕事にも季節がある

それぞれの季節をきちんとわきまえている植物がにわかに面白くて仕方がない
ガーデンに出る回数が増え
一つ一つに言葉をかけながら慈しむ

其の甲斐あってなんと10年経って梅の実がなった
今年は薔薇の花も大きく紫陽花も美しい
植物とコミニュケーションが取れることが今はとても幸せ
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