今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

おめでとうござい姐さん

2012年05月28日 21時27分26秒 | きもの

今日もスコールのような雨が突如。
日本はやはり亜熱帯に入ったのだろうか。


さて先週の金曜日にお誕生日をむかえた姐さん。
前夜祭の木曜日にみんなでお祝いした。

恒例の「ハッピバースデー」の歌を歌い、
それぞれのプレゼントを手渡す。




ケーキは何がいい?と姐さんにきくと、

「パークハイアット東京のシュークリーム」

なぜなら、バナナが入っているから。




姐さんは無類のバナナ好き。

「そこにチョコがあれば、何も文句はない」

チョコ×バナナの組合わせが
本当に本当に大すきなのだった。




ちょうど先日の舞台「絹の手ざわり」の演出家の
山田氏がいらしていたので、山田氏も巻き込んでのお祝いだった。
みんなで記念撮影。
シュークリームのろうそく、みえるー?
2本だけ、かわいいの立てちゃった。


この日の姐さんの装いは、濃淡ねずのお召に
菖蒲の染め帯。塩瀬。



いつになく武張っている姐さん。
菖蒲(勝負)柄だからだろうか。
とくにそのあごは・・・なんなんだ。



ぼかしっていいなあ。

そうそう、この日は悉皆やの高橋さんが
きれいに洗った麻のれんを持ってきてくださったので、
早速付け替えたのだった。



主役がやってくだすった(笑)

ちなみに秋櫻舎にあっては、きもので
こんな動きやあんな動きは日常茶飯事である。


比佐子さんのこの日の装いにいく前に、
まずは前日の比佐子さんを。

ユリを刺繍した麻の帯に、藍の生葉染の紬。
山崎青樹先生の作品。ラブ。
帯留の翡翠の色あわせがきれい。




ところが、この写真を見た比佐子さん。

「帯が・・・かわいそうよね。しわしわ・・・」

しゅんとしてしまった(笑)
そしたら次の日は得意満面の顔で

「さ、これでもう一回撮ってっ」

アイロンをかけてリベンジときた。
同じ帯にあわせた今度のきものは黒の結城縮。
この時期に結城縮は温感的にぴったりだ。

そしてきものが変わると、こんなに印象も変わります、
という見本のようだ。










長じゅばんは薄紫。


比佐子さんが撮った油絵のごときバラ。




お次は、そぼふる雨の日に訪れた陽子さん。



この写真をフェイスブックで紹介したところ、
そこに寄せられたコメントはもはや、
すてきとか、いいですね、ではなく、
「生きざまが現れている着姿、そんな着方をしたい」
という主旨のもの。

外面うんぬんを通り越して
凛然と内面の話にさせてしまった陽子さん。
さすがだ。




ただ今、秋櫻舎では蚕を育てている。
バラの匂いにむせないだろうかと
たまに心配になったりする。

そのくらい5月のバラの生気は力強くて。


明日もスコールはふるんだろうか。
雨ゴートは持参するとして、
でもお召は、着るのやっぱりやめようかなあ。





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タペストリー作りの伊藤家を訪ねる

2012年05月25日 20時23分59秒 | きもの
よくふる雨だ。

さて今日は今月号の「KOSMOS」でご紹介した
伊藤家の写真を。

と、その前に。
比佐子さんのブログ記事をお助け。






足袋ブーツを作ったのはマルタン・マルジェラ。
こはぜだって付いてます。
彼はメディアには一切顔を出さないというスタンスを
一貫してとり続けている超かっこいいデザイナー。
洋服もものすごく美しくてかっこいいものを作るのだ。

比佐子さんの記事はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/kimonohatena/e/327364f4d835965827877d2679318e73


話を戻そう。

タペストリーを作っている伊藤夫妻のところへ
比佐子さんといっしょに取材旅行してきたときのもの。


まず面白かったのはこれ。
途中寄り道した市原市の名物「世界一大きなトイレ」。

なんと1000万円かけたという。
どんなトイレだ。

こんなトイレです。



名物なのは女子トイレのほう。
約200平方メートルの敷地にぽつーんと
贅沢にガラス張りの女子トイレ1基。
まわりは花で囲んである。





一応シャワーカーテンが引けるように
なってはいるのだけど、せっかくの体験なのだ。
引いちゃならねえだろうと思う。

ひとつ云うなら、
花はプランターじゃないほうがいいと思う。
ぜったい。


それから
千葉県市原市の古敷谷にある伊藤詳(あきら)、
朱(あかね)夫妻のご自宅へ。

伊藤夫妻は昔のきものや帯を使って
タペストリーを創作している一方で
膨大な量の昔きものと帯のコレクタ―でもある。

朝8時に新宿駅を出て、再び戻ってきたのは
夜の11時過ぎ。
ながい一日であった。


到着したのは山奥にある一軒家。
ほんとうにトトロが出てきそうな広大な庭には
背丈を超える草木が茂り、離れがいくつもある。







トイレも離れの高台にあるぼっとん式で、
のちのち畑の肥やしになる循環型。

すぐ上の写真の奥のほうに見える
四角い小屋がトイレ。
わかる?




つつじ、菖蒲、紫陽花、芥子の花が咲き乱れ、
池があり、畑もあり、食べものはほぼ自給自足。

実際、筍やウド、山椒、小豆菜、お茶の葉は
この日の昼食の天ぷらになった。
お鮨はご主人の詳(あきら)さんが握ってくれた。
どれもこれも、抜群においしかった。






みょうがの葉。
初めてみたし、初めてたべた。
みょうががとても苦手なワタシなのに
これはすごくおいしかった。



ブルーの紬に薄紫の長じゅばん。
5月上旬のさわやかコーデ。
きものは藍の生葉の草木染。
大すきな山崎青樹先生の。

帯は藤の染め帯。

「毎年、締めよう締めようと思って締め損ねる帯なのよね」

そういえば、久しく見ていなかったな(笑)
今年はちゃーんと出番があってよかった。


中に入ると、大量のギターと帯でいっぱいの部屋、
梁にはガオーっと大口をあけたフィギアの恐竜たち。






居間にはその日見るための帯が整然と山積みされており、
二胡などのアジア楽器や置物、絵画や家族の写真の
コラージュが飾られている中に、
どんと大きなベトナムの貝細工の黒漆テーブルが置かれている。



色々なものが渾然としてある。
すべてが不思議な調和をとって存在している感じ。

家はその人を映しだすというけれど、まさに。
渾然一体の魅力は詳さんそのものだおもう。



赤いマニキュアな比佐子さん。



たのしいものがいーっぱい。
この日は帯をみるのだけで精一杯で。
それでも見きれなかった。
きものもあるんだからね。別の部屋に。

数でいうと、帯が1500枚くらいで、
きものが1000枚以上だそうな。

すごい。



「すてきな帯ね」

昔の帯はきっぱり大胆なものが少なくない。
デザインが豊かなのだ。

たのしいものがいっぱいなのは帯やきものだけではなく、
壺や陶器、絵画、楽器、柱時計なども
「宝物殿」と呼ばれる建物の幾つかに(ひとつじゃない)
たんまりあるのだった。




これは根付け。
大量の根付けがタニシの煮つけのごとく
大皿に入っていたのだけど、一個一個みると、
ガチャガチャでもらえるおもちゃみたいで
どれもすごく面白かった。
気味悪いのもいっぱいあったけど!
根付けだからね。


このお家の前の持ち主は整体師だったそうで、
当時の看板がそのままとってあった。



比佐子さんと詳(あきら)さん。
ふたりの間にある看板の文句は

「治療は現金にお願い致します」

おそらく畑でとれた野菜とか果物とかを
お金の代わりにもって訪ねてくる人が多かったのだろう。




夫人の朱(あかね)さん。
古い帯やきものをタペストリーにするというのは
夫人の朱さんのアイデア。

そして。
この非常に美しい朱さんのおじさんはなんと、
あの手塚治虫大先生なのだ。
ほんとに。まじめに。
「ブラックジャック」を敬愛するワタシは
どっきどきだった。



帰りは羽田からリムジンバスで、新宿まで。
ああ、新宿。
もうすっかり色の抜けた顔をしてます(笑)
バスの中で寝損ねたのでなおさらだ。
この日は麻の葉文様のオレンジの紬を着用。


さ、明日は「比佐子つれづれ」。
13時30分から秋櫻舎にて。
会費は3150円。



バラの花も満開。
お待ちしておりまーす。

何を着るか、これから決めねば。
ううむ。






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着たい着物を作っています



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夏の帯あげ、入荷

2012年05月24日 17時35分07秒 | きもの

夏の帯あげを新しく入荷しました。



16,000円〜


夏の帯あげってかわいいものが多いんだけど、なぜなんだろう。
今回の仕入れはとりわけ紫系統のバリエーションが充実してます。
これはなぜかっていうと・・・合わせやすいからであります。

ワタシもひとつ迷っているのがあるのですが、
うーん、少し生意気かなあ。


今週土曜日は「比佐子つれづれ」なので
そのときにもご覧いただけますよ。

http://www.kos-mos.com/schedule/turezure.html


他に帯〆もあります。


加えて今日のお昼は
高橋さんからいただいた柿の葉寿し。




鮭と鯖できっと紅白。

美しいし、おいしいしで、みんなにっこにこ。
それぞれ比佐子さんとワタシが8個、
田中さんと姐さんが6個たべました。
ちりめん山椒もおいしかったー!

ありがとうございます 




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はじめてのピンク

2012年05月22日 21時17分30秒 | きもの

お寒うございます。

今日は雨。しかも冷たい雨。
明日はまた急に暑くなるというけれど、
ほんとかなあ。





さて今日は、おニューのおきものを着た
Tさんの写真を。



やびやさんのきれいなピンクの小紋。
雪輪にゴールドのぼかしが入っているところが
この微妙なニュアンスのピンクを醸し出している。

ピンクのようなきれい色は一目ぼれ。
着つけレッスンのあとに見た一枚だった。
Tさんにとって、こういうきれい色のきものは
初めてだったそうで。

まさかこんなに自分に似合うとは
おもっていらっしゃらなかったんだろうな。

よくよくお似合いです。
お顔が輝いてる。




着つけレッスンの成果も!




都庁舐めのアングルで。





ベランダ庭園の薔薇もきれい。
毎日毎日花をひらかせて蝶々や蜂を呼び寄せている。



姐さんと。


そして姐さん。
姐さんは濃淡ねずのお召を。



このお召は、この前洗い張りして仕立て直したのだけど、
そのときに柄あわせを変えて仕立て直したのだ。

「ええー、これってあのお召・・・?!」

シンプルな色と大きな柄であるほど、柄あわせによって
まるで印象が変わってしまうということを発見。
前は太い縞がざくっざくっと入っていて
すっぱりした印象だったのに、今回はお袖や裾に
細い線が入ってきて、動きが出てる。
イメージがまるでちがう。
面白いなあ。




帯は牡丹。

「あら、それいいわよ」

帯あげの色を比佐子さんに褒められてた。


お次はロイパパ先生。
フェイスブックの家庭教師なのだ。




自己流で覚えたワタシのキーボードの指使いをみて

「なにそれ」

なにそれと云われても。
ロイパパ先生はいつでもクールに云い放つのだ。

何事につけ。
けっこうというか、かーなーり厳しいのだけど、
どういうわけか秋櫻舎では非常に人気がある。
といいつつ、ワタシも大すき。
変だからかな。

でもおかげさまで、みんなのスキルは
確かにあがっているわけで。



みんなの集合写真で今日は〆。
この1枚にたどり着くまでに何枚撮ったか
分からないほどだったのに。

この統一感のない4人。





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長年の謎がとけた

2012年05月21日 20時02分44秒 | きもの

まずはペコさんの渋いおニューべべから。



都庁をバックに!



ベランダ庭園の薔薇の中で!



全身!



バック!

作ってくださったのは、静岡の冨田ママ。
ペコさん、あんたしあわせもんだわよ。
なんたってこのきものは、「草木染」の創始者、
山崎斌(あきら)先生の作品なんだもの。
帯は絽でちゃーんとお太鼓だし、帯揚げも結んでもらって。
帯〆だってしっかりヒモなんだからね。
輪ゴムじゃないよ。

しかし、かわいい。
かわいいからすべてオーケーにする!


お次はこの間の「ナイト・コスモス」。



Iさん。
ヴィヴィッドな深グリーンの地紋入り無地に
じゃん。
龍の織りの帯。
注目は帯〆。
ご自分で工夫して手作りなさったもの。

「こ、このパール、本物ですか・・・」
「まさか」

ちょっとした工夫で華やかになる。
このコーデだとパーティ仕様にもなると思う。



後ろはこんな感じ。
おちついた色調の古典龍って、迫力があるんだけど、
クラシックで面白いニュアンスを出すなあと知る。
そして無地における紋。
これは完璧に装飾的アクセントだ。
正装のお約束でもあるのだけど、これが背にひとつ
入っているのといないのとでは、この着姿の印象と
デザイン性、ひいてはおしゃれ度が全くちがってくる。

無地のきものに抜いた紋はほんとかっこいいと思う。
白の潔さ。




比佐子さんと松本さん。
比佐子さんは万筋の江戸小紋に江戸五彩の染め帯。
江戸小紋は江戸小紋ゆえに、遠目には無地にみえる。
磯の松、釣り船、網干し、千鳥、葦の
さっぱりした江戸五彩の配色が美しい。
この帯には赤をアクセントにすることも多いけど、
この日は青でコーデ。

松本さんは白大島に牡丹の刺繍染め帯。
ワタシ、この松本さんの帯が大すきで。



ねずに紫の配色が日本の色独特の美しさ。
帯〆にグリーンを効かせるあたりも心憎い。
すてき。



この日ゲストにお迎えした赤星先生。
手にもっているのは大麻の糸。

大麻の糸は昔の下駄や草履の芯縄に使われているので
(今はビニール製が主流)、草履の修理を観察していたときなんかに
幾度となくみていたからあれなのだけど、この日
感激したのは、大麻の生地を見たこと、触ったこと!

初体験だった。

そう、この日、色々学んだなかでもとくにとくに印象的だったのは、
他の麻にはなく、大麻だけに保温性があるということだった。

ところで。
日本では万葉の時代から庶民は「麻」を着ていたと
ものの本には書いてあるのだけど、ワタシはこれを授業で習ったときも、
絵の資料をみたときも、本で読んだときも、いつも思った。

いくら昔でも同じ人間。
いくら昔の人の野性が現代人より優れていたとしても、
いかに麻の繊維が糸にしやすく(絹にくらべたら手間暇が格段にちがう)、
丈夫で(下駄や草履の鼻緒のVにかかる圧に耐えうるものとして
選ばれているのを見てもその強靭さは明白)あろうと、
あのシャリ感と涼しさ抜群の「麻」で冬を越せるんだろうかと。
もう常々不思議に思っていたのだった。
だって生死にかかわる。
生死にかかわることを人はおざなりにはしない。

しかし。
この日赤星さん持参の大麻の生地を触ったときに
その謎は雲散霧消した。

だってとてもやわらかい!
ふわふわしてるくらいだった。
だから「保温性」という特質にも合点。

そして思った。
昔の庶民が着ていた「麻」は「大麻」だったんだと。
苧麻でもリネンでもなく、大麻を着ていたんだと。

ああ、快感!!
こういうすっきりは快感以外のなにものでもなし。

というわけで。
長年のおっきな謎が解けて大満足なワタシ。


さいごにお知らせ。

比佐子さんのブログ
「毎日更新 きもの365日」が1年を迎えたので、
こちらは終了して、また新たな連載をはじめます。

「毎日更新 きものハテナ365日」
http://blog.goo.ne.jp/kimonohatena

ってまた毎日更新するんだ!(するんです)。
新しい連載は、きものにまつわる色々な不思議や疑問について
主に書いていくそうです。

どうぞブックマークしてくださいね。


それともうひとつ。
「まゆたんの夢診断」5月後半のスケジュールも
アップしています。

http://blog.goo.ne.jp/mayutan_2011

夢に限らず、
日常生活でふしぎなこと、あるいは
象徴的に思われるようなことが起こった、とか、
同じような事象が繰り返し起こる、とかでも承ります。
それって何を現わしているの?
何かのサイン?

知りたい方はまゆたんまで。

では。





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