チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

お友だち

2011年04月07日 11時15分21秒 | 日記
東北地方はボツボツ芽吹きが始まったようだ
福島も桜のつぼみが膨らんだという
どちらもさくらんぼうをはじめ果物王国
その地でいつものように葉を出し花を咲かせ実を結ぶ
放射能が来るからと言って
よその土地にはいけない

其処に住む人の「お友だち」として優しく存在している
これからの季節
被災された方々の心をきっと親身になって癒してくれるだろう

子供のとき思い出すと
お友達がとても多かった
草花や鳥や蟻さんまでみーーんな仲良しこよし
道で見つけた草を持ち帰り
名前を調べ写生したりする

そうして友達を増やすたびに知識が増す
少し背丈が伸びると行動半径も増え
あの山は何と言う名?雲の種類は?朝日夕焼け
皆友達になって日々仲間が増えていく
そのたびにいろんなことをその友だちから教わる

友だちの怖さを知るときもある
「お兄ちゃんたちと行く場所」と決められている所に
幼い子供同士で遊びに行ったことがある
それは雨上がりの小川
チャポチャぽ水に入って水掛ごっこの大騒ぎ

突然今で言う鉄砲水が来て危うく水に流されそうになり
手近な長い草を持って危うく土手に上がり難を逃れたとき
安心感から大声の泣き声合唱

長い葉っぱの草が
「私に捕まりなさい」と言う感じで大きく揺れていた
幼児は何も疑わずその救いの手を握ったのだ

「ちゃんとお礼にいこうね」
とそのあとそれぞれの父兄に手をひかれ
川の草に「ありがとう」をいいに行った

そのときの川は静かで
キラキラと光を漂わせながら流れていた
川を怖がる子もいたが
保護者達は小さい手をとって水につけ
「川の水はいつもこんなに穏やかよだけど雨の後はチョット怖い」
だから近づいてはいけない
と諭す

今度は川と友だち
川の世界を得ることになった

何もかにもお友だち

原発ちゃんも
人のために尽くそうと思って生まれたのだけど
その人間のよこしまな我欲のために
惨めな姿を晒すはめになってしまった
原発ちゃんのことを学ぶと
人間生活を便利にしてあげたかったという
でもいまのような人間の手にゆだねられるようなら
もう地球には居たくないとーー

原発誘致を積極的に行った政治家の名前が出ていたけど
皆さん我欲の利権に利用したみたい
その名の中に小沢一郎さんの名前が無かったが
彼はお天道様とお友だち関係だからであろうか

お友だちを得ることで世界が広がる

4月10日(日曜日)13時から 芝公園23区で
「浜岡原発止めて」のデモがある 雨天決行
コメント
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