チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

節電

2011年04月09日 11時38分43秒 | 日記
お茶の時間にスタッフ皆で節電について話し合った
事務所の節電では
ホッとカーペットの電源を切る
エアコンは出来るだけ使わず厚着をする
夏は窓を開けて涼をとる
「放射能が入ってくるよ」
「それより節電の方が大事」
「ハイ」
換気扇は必要なときだけつける

ドライヤーも使わず髪は自然乾燥
カーラーも電気を使わないのにする
「皆ショートカットね」
使わない部屋の電気は消す
「だけど風水的には玄関とトイレはつけておきたい」
「それはいいでしょう良い運を呼び込むのだから」

それでは一般的に
「まずテレヴィは12時で終わり、朝は5時から」
「それより同じ情報を垂れ流しているのだからテレヴィ局は4局で良い」
「パチンコ屋の電気、ネオンサインを減らす」
「パチンコ屋は無くても良い」
「まあ私達には必要ないけどーーーね」

「自動ドアーをやめる」
「手を出したら水が出るという洗面所の水道アレやめる」
「トイレのドアを開けたらトイレの蓋が勝手に開くそして閉まる」
「そうそうあんなのいらない」
「勝手にトイレの水が流れる」
「アレも必要ない」
「便器を暖めるのも要らない」
「電気で手を乾燥するのも要らない」

「タクシーの自動ドアもやめる」
「高いビルは作らないせめて4階まで」
「エレヴェーターも使わなくなるものね」
「宅配の人がかわいそう」
「やたら荷物を送らない自分でもって歩く」
「はあー」

「駅も町も今くらいの明るさでちょうど良い」
「大江戸線など長いエスカレーターは必要だが」
「短いエスカレーターは休止」
「但しおみ足の悪い人のためにエレヴェーターを増やす」

「デパートは11時から7時」
「映画館は1時から9時」

京大の助教授小出裕章先生の話によると
皆で節電を実行すれば原発無くても十分にやっていけると
講演でおっしゃっている 原発Nチャンネル参照

東京ドームは今年のプロ野球は自家発電でまかなうと新聞に出ていた
自家発電はお金もかかるだろうけど
高いビルを作る場合は自家発電を義務付けると良い
また自治体も自家発電で住民の電気量をまかなう姿勢も必要

原発はいまや環境破壊兵器と国民に認識された
火力、水力、風力、太陽発電
私達は電気で贅沢しすぎたと思う
自然と共生して自然からの電力を取り入れたい

本当に良いチャンス
原発の膨大な儲けからその利権に群がっている権力者達には
もう立ち去って戴こう
原発が爆発すると「死の灰」になること肝に銘じたい
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私の中のピアフ

2011年04月08日 11時12分19秒 | 日記
三田佳子50周年特別公演
御歳68歳
三田さんは昔からご自分の歳を隠さなかった
芸能界では稀有な女優さんだ
つまりご自分の生き方に自信を持って生きている
ということだろうか


8分に咲いた桜を眺めながら会場へ
ご主人の高橋さんが手を振って迎えてくれる
ということはきっと楽しい舞台なのだろうーーと

ジャジャンーーいきなりばら色の人生を歌いながら登場
大丈夫かなこちらの方がドキドキ
地声を効かして情感豊かに歌い上げる
さすがに緊張感は隠せない

そりゃあそうだろうって
歌手じゃあ無いんだからーー演じて何ぼの女優さんだもの
でもその挑戦精神に脱帽
しかも会場はライブハウス
通常は若者がスタンデイングして
ミュージシャンと一緒になって歌うところだ

ピアフの心を歌と演技そしてトークでつないでいく舞台
お相手はオフビートのキャラクター「池田成志」さん
客席の盛り上げ方が旨い
二人とも声がいいのでエスプリの効いたトークも心地よい

シャンソンは本質的に自分の心を語りで聞かせるものなので
三田さんの試み、語るように歌うときはとても良い
歌おうとするとチャコちゃん先生はちょっとドキドキハラハラ
それは一緒に行ったタナカもヨシダもそう感じているらしく
そのときはなんとなく全員そわそわしてしまう

二部はもう完全に三田さんの世界になっていた
ピアフを演じ切り歌も聞かせた

女優魂というのはすごい
昔の女優の顔で仕事をしていれば安全なのに
こうやって新しいことに挑戦していく姿勢

「東北地震で多くの方がお亡くなりになりまだご不自由な方も多い」
そういう中で私事の50周年記念公演など遣るべきではないと自粛を考えた
でも逆にこの歳で新しいことに挑戦している私の姿を見て
何かを感じてくださればと思い公演を開催したとご挨拶

終わってロビーに自ら立って義捐金募集をしている姿は
華やかでいて温かかった
劇場にいらした人たちと一人ひとり握手と言葉を交わしながらの
フイナーレは
「かえってよかったわね」 
と話し合う

自粛自粛で家にこもっている人も多い
でも日本中が其れをしたら日本は完全に消滅する
第一経済が動かない
義捐金を送ることと同時にお金を流通させることも必要だと
つくづく思う

名古屋 4月20日 水 zepp Nagoya
大阪 4月22日 金 Zepp Fukuoka
大阪 4月23日 土 Zepp Osaka
東京 4月26日火 27日水 SHIBUYA-Ax
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お友だち

2011年04月07日 11時15分21秒 | 日記
東北地方はボツボツ芽吹きが始まったようだ
福島も桜のつぼみが膨らんだという
どちらもさくらんぼうをはじめ果物王国
その地でいつものように葉を出し花を咲かせ実を結ぶ
放射能が来るからと言って
よその土地にはいけない

其処に住む人の「お友だち」として優しく存在している
これからの季節
被災された方々の心をきっと親身になって癒してくれるだろう

子供のとき思い出すと
お友達がとても多かった
草花や鳥や蟻さんまでみーーんな仲良しこよし
道で見つけた草を持ち帰り
名前を調べ写生したりする

そうして友達を増やすたびに知識が増す
少し背丈が伸びると行動半径も増え
あの山は何と言う名?雲の種類は?朝日夕焼け
皆友達になって日々仲間が増えていく
そのたびにいろんなことをその友だちから教わる

友だちの怖さを知るときもある
「お兄ちゃんたちと行く場所」と決められている所に
幼い子供同士で遊びに行ったことがある
それは雨上がりの小川
チャポチャぽ水に入って水掛ごっこの大騒ぎ

突然今で言う鉄砲水が来て危うく水に流されそうになり
手近な長い草を持って危うく土手に上がり難を逃れたとき
安心感から大声の泣き声合唱

長い葉っぱの草が
「私に捕まりなさい」と言う感じで大きく揺れていた
幼児は何も疑わずその救いの手を握ったのだ

「ちゃんとお礼にいこうね」
とそのあとそれぞれの父兄に手をひかれ
川の草に「ありがとう」をいいに行った

そのときの川は静かで
キラキラと光を漂わせながら流れていた
川を怖がる子もいたが
保護者達は小さい手をとって水につけ
「川の水はいつもこんなに穏やかよだけど雨の後はチョット怖い」
だから近づいてはいけない
と諭す

今度は川と友だち
川の世界を得ることになった

何もかにもお友だち

原発ちゃんも
人のために尽くそうと思って生まれたのだけど
その人間のよこしまな我欲のために
惨めな姿を晒すはめになってしまった
原発ちゃんのことを学ぶと
人間生活を便利にしてあげたかったという
でもいまのような人間の手にゆだねられるようなら
もう地球には居たくないとーー

原発誘致を積極的に行った政治家の名前が出ていたけど
皆さん我欲の利権に利用したみたい
その名の中に小沢一郎さんの名前が無かったが
彼はお天道様とお友だち関係だからであろうか

お友だちを得ることで世界が広がる

4月10日(日曜日)13時から 芝公園23区で
「浜岡原発止めて」のデモがある 雨天決行
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日本が好き

2011年04月06日 11時19分30秒 | 日記
日本列島は世界の五大大陸が入っている
チョット乱暴な言い方だが
九州は南アメリカ
四国はオーストラリアなどなどで
この話はいづれ

気候も亜熱帯から北極まで世界の気候を持っている
樹木も熱帯林からツンドラ地帯の樹まである
花の種類もしかり、野菜や果物
文化も食べ物も無論着るものも
この小さな日本列島は世界そのものが詰まっている

自分の命を「祈り」にささげた沖縄の方が居るが
日本列島のそれぞれの「ツボ」に行って祈る
地震の数日前友人を通じて
明治神宮で祈りをささげようというお誘いがあった

明治神宮は全国から送られてきた樹木が育っている
本殿の前には国を守る国樹が左右に鎮座している
チャコちゃん先生は気が向いたとき明治神宮を歩き
樹木と話しをする
でも誘われた日は行かなかった
しかし
グラッと揺れた瞬間日本人の覚醒のための地震だと思った

今日のドイツやノルウェイの天気予報では
福島原発の放射能が日本列島全てに降りかかる風向きとなっている
もはや
福島だけの問題ではなく
遠く沖縄、北海道まで放射能が飛来すとその天気図は主張
其れが一週間くらい続くとも書いてある

今は櫻が美しい
今日の東京は久しぶりの春の陽気
青い空があくまでも澄んでいる
公園の樹木も芽吹きが始まりピンクから淡い若芽色に変身

こんな気持ちのよい日
放射能が怖くて内に籠もれるかってんだ!

草や樹、花は予定通り春を告げている
人間の我欲が汚した空気に不平をのべるでなく
黙って己が命を綿々とつなげている

日本国中に放射能が飛来するならいまさらどこに逃げても
意味はあるまい
其れより現実をしっかり受け止めて
これからの未来のために手を打つことを考えたい

我欲の塊が打ち揃う政府のお陰で
私達は隠蔽された様々なたくらみを見ることになった
そういうたくらみを知らなかった自分を責めるのではなく
次の世代のために今生きている私達が
この美しい日本を守って育てなければならない

今年はチャコちゃん先生「玉小石」という蚕を育てる
放射能の下で育った桑の葉を食べた蚕が
どのように育っていくのか
この「玉小石」は皇室でずっと育てられた品種の一つ
日本に生まれ日本で育った純粋の日本蚕

この困難を潜り抜けて
美しい糸を吐いておくれ


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清明

2011年04月05日 11時34分22秒 | 日記
すがすがしい空気と太陽の力がみなぎる24節気の一つ
政府が放射性物質を海に流すことを決めたという
日本だけではなく世界中を汚したいのか
核でつぶされた日本が
今度は核の汚染を率先するなんて
考えられない

昨日ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが
福島の第一原発まで取材に行き
ゴーストタウンになった町を心痛む思いで歩いている

世に名の知れた有名人が
自分の意思で行動することの勇気に頭が下がる
そういう人たちの情報は
多くの人に伝播する

鳥越さんはテレヴィ朝日の「スーパーモーニング」
をリストラされたが
その数日後に自分の意思で現場にいくという行動
マスメデイアのニュースはないかも知れ無いが
彼のブログでその様子はわかる

影響力のある人たちの行動はこれからどんな影響を社会に与えていくのだろう

海を汚染した罪は永久に消えない
海は世界に通じている

原発に勤めた人たちは
昔からひっそりと海に放射性物質を流していたと
証言する人も多い

そういうことしか出来ないのであれば
原発は即刻停止するべきであろう
原発のセミナーに出た人たちが無力感に陥る
それは大きな国家的規模で利権が絡んでいるからだ
個人が何をどういっても始まらないと投げている

違う
1人でもきちんと原発の真実を勉強して発信すれば
必ず「誠」が通る
「誠」は絶対に天に通じる

政府が云々などどうでもいい
どうせ野暮で下品で卑しい人たちが権力をいいように
たらいまわししているだけ
そういう人はもう置いてきぼりにして
私達は世界が汚染しないように力を出し合うしかない
いまは原発の真実を皆で話題にするべきだと思う

清明という季節を汚してはいけない
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2011年04月04日 13時57分31秒 | 日記
西行の話が出たついでに
西行が求めた「雅」についても語りたい

西行がまだ北面の武士であった頃
西行は姿かたち良く
その上美貌声も美しいし秀才
さらに弓の名手で、歌の才能も並外れていた

或る日仲間の公達と流鏑馬の練習をする
西行は弓を一本もはずさず得意満面の面持ちで
公達と何時間も競争をしていた
そこへ鳥羽院四天王の一人源重実が通りかかり

西行たちのやっている事は「雅」ではないと注意をした
流鏑馬には一定の作法があり弓の握り方
矢の支え方、引き方、的への向かい方
全てに型があり、あるべき型をとって的に向かう
その型を無視してたとえ的を射抜いても
それは「雅」の匂いを失うことになる
目的達成の満足感が無く更に次の目的を探すことになる

的を射抜くより
「雅」を尊ぶ心が日本人の本当の姿
人間は何をしても「雅」の心を忘れてはいけない
「雅」とは満足する心

的を射ることは目的
的を射る一定の型を楽しむのが「雅の心」
過程も楽しみ、的も射れたら大満足
たとえ的は射れなくても
自分の行為を楽しみ満足できたら
その人は「雅」のわかる人

目的のために手段を選ばないのは「野暮」
野暮は下品で卑しい
そういう人が人の上に立つと国が滅びる

ああああああーーー
西行の時代にも目的のためには手段を選ばない人種を
徹底的に忌み嫌っていたのだ

さらに
目的だけを追う人は常にせかされていて周りが見えず
周囲の人たちに緊張感を与えるから
人も育たずますますイライラして「雅」とは程遠い人生を歩む

その後西行は目的も過程も十分に楽しんで満足できるように精進したので
類まれな「雅な人」といわれるようになった

日本の上に立つ人たちは
官僚も政治家も司法関係も
憲法や法律を作ったにもかかわらず
型を外して目的のために生きている人ばかりで
いよいよ国が危なくなっている

国民のほうが「雅」の心を持って
人と支えあおうとしている
脈みゃくと続いた日本人の「雅の心」
西行の愛した桜とともに取り戻したい

たぶんそう遠くない日に国民の「雅の心」が日本を包む日が来る
とチャコちゃん先生の予言
もう少し もう少し
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諦観

2011年04月03日 14時53分05秒 | 日記
こけしが金曜日のお礼にと
美しい朱のお椀五客と赤絵の角皿を持ってきてくださった
四谷の店を閉めて40日ぶりに人前でしゃべって
「自分が良く見えたのよ、達観したというか」
「こけしにとって達観って?」
「つまりは自分を知って我欲を取り去ることかな」
「欲はあるの?」
「もちろんよ生きていくためには欲は必要」
「でもそれは我欲ではないのね」

「日本人も3・11以来我欲を捨てる人が多くなったわね」
「公のために自分が何が出来るか」
「そうそうそういうこと」

チャコちゃん先生は櫻の頃になると「諦観」という言葉が浮かび上がる
どうして櫻の頃かといえば西行がこの諦観を自分のものにするために
武士を捨て仏門に入ったからであるが

「ねえこけし諦観ってどう思う」
「いやだそれ諦めて見るということでしょう」
「ちがうのよ」
「なんなのよ」

「それはねどうも自分の行動を俯瞰してみることとつながるみたい」
いま私はこけしとお話している
話をしている自分を観察する
それは内容であったり
話し方であったり
声であったり
仕草であったり
この話の内容を相手はどのように理解するのだろうか
それらを全て観てそのことが相手にどういう影響を与えているかを観る

「ふーーん、深いねえそれは達観よりもっと公になることね」
「そうそうそのとおり」
「でも其処まで考えたら変なこといえない」
「こけしはずばずば言ってるようだけどマイナスの言葉は吐いてない」
「そういえば人がどう受け取るだろうかと考えながら話している自分が居る」
「ほらごらんなさい」

これはチャコちゃん先生の解釈なので間違っているかもしれない
「諦観」はいっぽ引いて物事を観る
だから全体像が見える
その為未来も見える
ということだと思う

「日本人の遺伝子にそういう考え方があるのよね」
「ええ其れが雅というものでしょう?」
「雅かーーほど遠い男達ばかりいるねいまは」

「ねえこけしが全盛の頃ってそういう深い男がいっぱいいた?」
「今考えるとね、本当の権力者とか金持ちは覚悟が出来ていたと思う」
「其れと責任を取るということもでしょう?」
「そうそう最後まできちんと責任を取る」
「本流のゲイは本物のオトコしか好きにならないんでしょうねえ」
「そういってくれると嬉しい其れが私の誇り」

「こけしリクエストが来てるのでまたお話会オネガイね」
「嬉しい喜んで」
「今度はこけしが観た本物の男のお話というのはどうかしら」
「いいわ」
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夜桜

2011年04月02日 14時57分12秒 | 日記
昨夜はこけしのお話会の後
有志と夜桜見物と洒落た
石原都知事が都の公園花見の自粛を呼びかけているので
公園は人影が無い
ブルーシートのおじさんたちも
速やかに睡眠時間になっているらしく静か

ベンチにはこの夜陰に乗じて
カップルが愛をささやいている風景がチラホラ
平和だわねとこけし

この公園のコヒガンサクラという種類は
ソメイヨシノより早く開花をして
今満開
薄明かりの空に淡いピンクの花が揺れている
「こういう夜桜もきっと印象に残って思い出すわ」
と参加者の感想

人工的な明かりがないだけに
櫻が気負って頑張り
ゆらゆら揺れて歓迎してくれる
その場所に8本あって見事

西行さまのように
「望月」の頃にめでたいとつくづく思った
その望月は今月18日の夜
たぶん13日くらいから月明かりの櫻が眺められる

ソメイヨシノはその頃まで咲いているかもしれない

夜の陰と月の光
これは文学だ
電気が出来るまではこのような雅な感覚を
櫻に持っていたのだろうか

皆で立ち寄ったセンチュリーハイアットホテルのテイルームに
その名も「雅びさくら」が
吾満開と華やかに咲いていた
ややピンクが強いこの桜は
人工の光に良くマッチしていた

「公園で見た桜のほうが雅だったわね」
とはこけし
「みてよみてよというのはなんだかねー」
「其れって人にも言える」
「そうそう」
ここでも盛り上がるこけしの課外授業

人はひっそりと咲いた桜が忘れられない
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地熱電力

2011年04月01日 16時37分19秒 | 日記
最近原発の他に何か良い方法は無いのかと
日夜考えている
昨夜元GEの菊地洋一さんの話を知人から聞いた
彼は「原発が日本の経済を発達させる」と信じて
原発の道に入ったという

ギンギンの推進派であったらしい
しかし多くの経験をしているうち
疑問が多くなり、反対派になる

その中で一番は作業をしている人が被曝しない方がおかしい状態
日本人は何事も丁寧にするから
この時間しか中にいてはいけない
という決まりがあっても
もうすこし、もう少しと作業をし時間切れで被曝することも或る

原発誘致は街の活性化になるといううたい文句だが
現実は推進派と反対派の争いで
肉親同士が憎みあい不信感に襲われて
町全体がぎすぎすした挙句町を去り過疎地になる
この人間同士の溝はなかなか埋まらない

国と電力会社が自治体にお金をちらつかせて誘致をするが
どこでも町の発展にはなっていない
自治体は国の命令で原発PR舘などの箱物を作らされて
その建物に他の県から人は来ても
バスからバスで
特定の人しか潤わない

作業をしている人たちは
安全なものを作ろうと労力を使ってへとへとに疲れ
ベテランは現場から去っていく
原発があれば被曝作業は避けられない

こういう事情がわかるにつれ菊地さんは原発に懐疑的になり
他に代わるものはないのかと全国を歩いて講演活動を始めた

そして
高温岩帯発電という地熱で電力を作る研究所を探し当て尋ねる
ここにも国の援助はあるのだが
一ヶ月の研究費は地熱が1000万だとすると
原発の研究費は1兆という比率だそうだ

力の入れ方が違う

日本は火山国で温泉が多い
その温泉から電力が出来るのだ
そういう話をしていたら
「先日渋谷で天然ガスが爆発したけどアレ地熱でしょう?」
と合いの手が入り
一気に温泉電力に花が咲いた

東京は温泉が良く出る地なので東京地熱研究所を作ろう
ワイワイ次から次へと面白いアイデイアがでる

特定の人が潤うのではなく
町全体に活気が出る方法を皆で考えなければならない

今日もチャコちゃん先生
「浜岡原発を止めようと」
と皆に触れ回る日を過している

日本の原発55または54とも
アメリカの原発104しかし日本国土の24倍
フランスの原発58 国土は日本の3.5倍
多すぎる
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上記に菊地さんの講演原稿がある
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