チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

清潔感

2018年02月26日 11時13分07秒 | 日記
着物には清潔感が一番重要だ
と昨日長年の友安藤孝子さんにあっていてつくづく思った

足袋の誂えに立ち会ったのだが
すでにはいている足袋の美しいこと
更に草履にシミひとつない
もちろん素足も美しい

半襟は真っ白
「私汗かきまへんからな」
そのような環境で着物生活をしていた

着物はもちろんシミひとつない
つまりいつも丁寧に扱っている
「365日着てるさかいに」着物は肌の一部

着物を生かすために化粧もするし髪も整える
自分があって着物があってそこから季節があって人の目がある

着物を着る人の王道を行く方だ
チャコちゃん先生は割りと「破る」タイプ

王道を知っていて破りたいという性格
その辺のへんちくりんな人だということもわかって付き合ってくれている

しかし
孝子はんに会うと「襟を正す」気持ちになる
存在そのものに教えがあって嬉しい

ご縁に感謝
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魂職

2018年02月25日 10時51分11秒 | 日記
この言葉を初めて見たのは小山内洋子さんの「皇の時代」という本
この本をくださったのは中野裕弓さん
頂いて一気に読み今も毎朝ページを開けて読んでいる

とても驚くこともあり
またやっぱりということもあり
これからの時代はかくやあらんという感じで納得

私は「魂職」をやっているのだろうか
好きで、楽しく、楽で利益は後でついてくる

好きなのかなあ
とチェック
50年も続けていれば好きの部類にはいるのだろうか
その証拠に面白いと思ったことにはすぐ集中するが
ちょっと違うと思うとすぐやめる

それを50年も続けてきたのは好きなのだ
そして着物を通して識る日本が面白くて仕方がない
これはどう?あれはどうかしら?と疑問が湧いてきて
それに突き進んでいってるとまた面白い疑問が出てきて
アメーバのように広がりとてつもない世界にはまりこんでいる

手を広げすぎたのでそれこそ知識の断捨離をして
すべて智慧にしなければいけないと思ってる

たのしく楽に、仕事をしてきたが、しかし利益が上がらない
それは小山内洋子さんいわく「古い時代は努力して道を極めその上で利益を上げる」
という仕組みになっていたので
すきで、楽しく、楽で利益を上げるのはもう少し時間がかかるらしい

素敵な時代はすぐそこ

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比佐子つれづれ

2018年02月24日 19時17分54秒 | 日記
今年最初の比佐子つれづれは出席者3人。
今年は「日本が誇る天皇制」ということで
皇紀2678年の日本の歴史を振り返ってみるつもり
更に会費5000円の一部は
来年に行われる大嘗祭関連の事業に皆さんの名前を書いて寄付する予定

天皇の話をするのであるから少しでも役立てたいと思う

世界一の歴史ある国に生まれた理由も自分のこととして探っていきたい
「なぜ私はこの国を選んで生まれてきたのか」
「なぜ私はこの時代に今の年まで生きているのか」
それは私自身の役目があるからで
それを小山内洋子さんは「魂職」とおっしゃっているが
とてもピリリと来る言葉だ

日本国の「魂職」をこの比佐子つれづれで解明していきたい
それには
天皇制のことをきちんと理解しなければならないと思う

チャコちゃん先生の昔の同僚が皇室記者として活躍
時々裏情報も入れていこう







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着物と呼吸

2018年02月23日 11時07分35秒 | 日記
着物を着るとき呼吸を詰めている人がいる
もったいない
着物は着る過程で腹式呼吸のできるありがたいもの

日本人が着物を着ることが少なくなって
一番衰えたのが腹式呼吸だとチャコちゃん先生は思う

足袋を履く
息をはいて吸いながら足袋を履く

下着をつける
着物を着る
帯を結ぶ
みんな息を吐いて吸ってという呼吸にしていると
自然に着物が肌にまといつく

呼吸が浅かったり
息を詰めていると
着物は肌から離れる

このリズムをしっかり身につけておくだけで
着物はかんたんに着られる

着物との呼吸を合わえるのも
オリンピックで女子が金を取ったパシュートと同じ

あの美しさは呼吸があってこそだと思った
着物もあれですわよ
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雨下駄

2018年02月22日 14時53分33秒 | 日記
雨の日には
雨下駄と雨草履そして草履に鼻緒にかぶせるビニールカバーがある
僧侶の雨草履は軽くてシンプルでいい
しかしなかなか購入が難しいし
割とすぐ壊れる

雨脚が強いときは雨下駄がいい
絶対に痕ハネは上がらないし足袋も濡れない
ビニールカバーは携帯できるので突然の雨には便利だが
足袋が汚れるしなんだかもたもたして気にいらない(笑)

というわけで雨下駄
本当は歯は利休のほうがいいけど
コンクリートや駅のホームでは滑るので危ない

音もいい利休



外国人がしげしげと見る
電車に乗っていると指差してみている

外国人だけでなく
近所の小学生も笑いながら仲間と突っつきまわっている

こういう雨の小物も廃れていくのかなあ
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着物ってなんだろう

2018年02月21日 10時42分15秒 | 日記
昨日と打って変わって寒い東京
今日は昔のスタッフがスカイガーデンの整理に来てくれるのだが
手伝う気で洋服にしようと思ったけど
「やっぱり着物のほうが温かい」
と着物になった

ということは「手伝わないよ」と意思表示をしたことになる
もともとチャコちゃん先生のことは当てにしてないだろうから
これでいい

改めて着物について考えてみる
風通しがいい
通風孔がいっぱいある8つもある
そこから風が行き来する
夏も冬も同じだ

下着も着物と同じ形態なので風通りがいい
しかし
冬は暖かく、夏は涼しい

この難問がずっと解決できていない
冬は外から入る空気を温め
夏は冷やす

なんとも不思議な衣服ではある

いまこの問題を科学的に解決しようと
絹の博士たちと研究を始めた
来年にはお伝えできるかもしれない
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世間体

2018年02月20日 11時09分06秒 | 日記
世間体ってなんだろう
考えたらそれはいつも人と比べることではなかったかしら
幼いときから「人と比較される」ことが大嫌いで
いつも「私は私」と孤高の少女だった

人と群れるのが不得意で
団体行動をしていると気持ちが悪くなる
しかし気の合う仲間と一緒なら寝食を忘れるくらい盛り上がっている

でも時々「世間体」というものを考える
母は世間体を気にしていた
「いいお嬢さん」を演じていると小遣いたっぷりくれた
父は「自由は尊いが責任もある」と自由と自己責任をセットで教えてくれた

結婚して自ら「世間体のよい奥さん」になった
これもなかなか面白かった

しかし今またもとに戻り「自由と自己責任」に自立をつけくわえた

残り時間が少なくなってみると
人は先祖返りをするのかとともおもう

楽で、楽しくて、好きなことだけをしたい
自分が楽だと人を縛ることもない

世の中で必要がなくなったら自然が消してくれるでしょう


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セブ島に行きます

2018年02月19日 17時44分02秒 | 日記
ひょんなことから、セブ島に行くことになった
ちょうど昨年の今頃研修会でセブ島に行き
その海の美しさを堪能した
そして島人の心の暖かさに酔った
子どもたちの瞳の美しさに感動した

というわけで話があったとき
ズルズル...とyesといってしまった

そして
子どもたちを喜ばせるために音楽会や着物ショーをやるという
それにもホホイと乗ってしまった

そして
あれお金はどうするの誰がモデルになるの、おみやげは?

かなり修行して自分ができることしかやらないと言う態度を取ってきているのにもかかわらず
「面白そう、楽しそう」というエネルギーが来ると
前後の見境がなくなってその気になる

というわけで
セブ島の子どもたちを一緒に喜ばせていただけないでしょうか?
おちゅうかん《大分弁)のチャコちゃん先生を助けてくださいな

着物の塗り絵100冊、色鉛筆100ケース
できたら浴衣一式を3組くらい

高校生が主宰で企画を立てているのでなんとか喜ばせたいと思っている

着物のモデルは6人が決まり一安心
皆さん自前の着物で参加

チャコちゃん先生の腕ではチラシを作ったけどここに載せられない
笑えますなあ

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春袷

2018年02月16日 11時42分15秒 | 日記
春袷(はるあわせ)という言葉を知ったのはもう40年も昔
東京博物館で古い衣装を見ていたとき
表が麻裏がという着物に出会った

その頃の常識は
麻は夏の素材という認識だったのでとても不思議に思い
学芸員に質問したら奥から「あんちょこ」を引っ張り出し
「はるわせというらしいですよ」

形は打ち掛けになっていたので上流階級の婦人のもの
出所が明らかではないので「使っていた人」を限定することはできない

「へー春袷かいい言葉」と一人感心しきり
一緒に見ていた研究者は色が、柄が、仕立て方が、どんな糸を使っていたか
そういうことを熱心に診ている

そばでチャコちゃん先生一人
「分かった作ってみよう」とニタニタ

そして早速着物を制作
これが4月に着るのに実に都合が良い、心地よい

そしてさらに裏に麻表に羽二重という組み合わせも作ってみた
これだとさらに涼しく着られて5月、6月にも着ることができた

帯も表麻裏に絹という袋帯を作ってみた
麻は滑りが弱いので袋帯には向いていないことがわかったが
難しいことも練習と思って40年も楽しんでいる

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人見知り

2018年02月15日 15時20分41秒 | 日記
チャコちゃん先生は人見知り
知らない人たちの中に入るともう隅でじっとしている
口もあまりきかない
しかしニコニコしているので雰囲気としては暗くないと思う
そしてどういうわけか真ん中に座らされてしまう
それでももじもじしている

この人見知りは誤解を受ける
「人を寄せ付けない」
「よそよそしい」

慣れてくると結構辛口になったりしてまた誤解を受ける
大人しいのか積極的なのかわからなくなるらしい

この人見知りのトラウマはどうやってできたかと思うが
はっきりしているのは「病」
小学校上がる前から5年生まではずっと病気がちだった
人と交じる習慣がお幼いころに失われている

かといってあがり症ではなく
ピアノを独奏したり人前でうたったりするのは平気

今の時代の考え方は
自分がそれを選んでこの世に出てきてそこで勉強をしているのだ
という解き方
だから全て自作自演
それに気がついても人見知りは消えない

昨日も初めての人ばかりと8時間位ともに過ごしたが
言葉数が一番少なかったのがチャコちゃん先生
しかもみんな若い方ばかりで話している内容は面白かったので一緒に笑ったりしていた

あちら側の目になると「気難しい老婆」と写ったかも

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