幾つになっても「pink」洋服でpinkを着ることはほぼないが、着物ではよく羽織る
洋服より体に羽織る面積が多いのに、着物のピンクを恥じないということに我ながら驚く。
「幾くらなんでももう着られないでしょう」若い人に渡そうと思い、きゅが際gと思って着てみると、あにはからんや「悪くない」顔に華やぎが出て、気分も明るくなる、ではもう少し着よう。
チャ子ちゃん先生はそういうpinkを「大人pink」と命名したのだが、最近ここかしこで聞く言葉になっていて嬉しい。
しかしピンクと一口にいっても、老いた肌に似合うものと、若い肌に合う色は違う。
面白いことに、私は若い時pinkは似合わなかった。似合うようになったのはここ20年、60歳を過ぎてからのように思う。ややグレーがかったpinkがいい。それも古代縮緬や、錦裳縮緬、結城紬などの艶があまりないものがいい。素材に艶がなくても、それを羽織ると肌に艶が出る。これは色の面白さでなくて何であろう。
それと同じように紫という色もなかなかむつかしい。昔の女たちはよく知っていて、紫を着るときはまずコートや羽織から試している。そしてだんだん色を顔に近づけ、自信が出たときに着物にもってきている。
着物は全身を色でまとうので、一歩間違うと恐ろしいことになる。それで多くの人が無難な色ということで、無彩色を身につける。特に洋服を追舎rに着る方たちは、着物での色の冒険をしたがらない。おしゃれな人であるからこそ、色の華やぎの着方を堪能し、周りの人に見せてほしいと思う。
自然界に色が少ない今は、色遊びが出来る絶好のとき、特に今、緑色は自然界が大喜びする色だと思っている
今日もpinkで遊ぼう