チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

軍人のおふんどし

2009年03月31日 09時20分14秒 | 日記
盛岡で「旅立ちの祝い着」について
講演を二回
主宰は野中育子さん
岩手日報の取材も入る

家族の看護を抱えている方
自分自身の今後を考えたいかた
「死」について誰かと本音で語りたい方

2時間ずつだが
質問も多岐にわたり3時間以上

その中で
94歳の父親を抱えている人
89歳でなくなったその方の母親の行李から
「父の軍服と絹の下着、おふんどしまで絹でした」
その下着を必ず父の旅立ちのときに着せます

昔の奥さん達は
我が夫に尊敬と敬愛をささげて
全て男が先で
イザというときのために
下着も晴れ着を用意していたのだ
という話で「そういえばーーー・私も聞いたことがある」などなど
いろんな取って置きの話が出てくる

情報過多の世の中で
先へ先へと追っかける生活が続いているが
「旅立ち」
という観点で「死」を眺めると
つい先ほどに生きていた先輩達は
「死」を見つめながら
きちんと生きていたことが分かる

先祖の人たちが残した知恵を
みんなで掘り起こし持ち寄り
今の世の中に生かすことが出来たら
どんなにすばらしいことか

という結論に皆さん納得して
お帰りになった

初日にいらした美しい方が
二日目にもお菓子持参でいらしたのには感動
嬉しかった!

もう何年も前「旅立ちの祝いごろも」として
新宿の高野画廊で28点のきものの展示会をしたが
そのときさる公のテレヴィ局は
若手が感動して取材をしたが
「茶の間の皆さんに縁起でもない」
と上司から却下されたと頭を垂れた

いま「おくりびと」のお陰で
みんな心から「死」を考えてくれるようになった
時代です、何事も時代ーー


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四葉のクローバー The Fourleaf Clovers

2009年03月28日 10時19分46秒 | 日記
うららに照る日陰にーー
と歌いながら歩いていたら
足元のクローバの茂みから
ポンと頭一つでた四葉のクローバー

うれしやうれしや
後先考えず摘み取る

三つの葉は
希望、信仰、愛情のしるし
残る一葉は幸
求めよ
とくその葉
(訳乙骨三郎)

葉っぱを風車のように廻しながら
歌いつつ歩く

ココは熊野神社の自然保護の庭
「いいことあるぜ」
とにんまり

お供えして帰ろうと思ったが
ちゃっかり手帳に挟み込む
この辺が凡人のチャコちゃん先生
「幸せ独り占め」
ウフッ

そういえば
オーラソーマのセミナーのときのお休み時間
クラウデイアが
「ヒサコはこのボトルのような人だ」
と20番を取り出して
「私はいつも20番を選ぶのよ」
そして98とか101と教えてくれる

この2本は私もよくとるので
「ヘヘそうなんだ」

つまり
心の奥に子供心をいつも忘れていない人だ
お互いにといいたいらしい

まこの程度の英語しか出来ないから
全く後は続かないけどーー

四葉のクローバーを見せびらかしたら
なになにぺらぺらと早口になって
降参
「私はラッキーガールでしょう?」
と自慢して退散

前に野田幸子さん彼女の三人で六日町の龍言に泊まったとき
「私は日本語を勉強する」
「私は英語を勉強する」
と約束したが
二人ともその後の成果は全くない

西洋人は特にイギリス人は
自分の国は帝國だと思っているから
よその国を理解するのには時間がかかる

チャコちゃん先生も
日本語がもっとも美しく深いと思っているから
ナカナカよその国の言葉を覚える才能が目覚めない

最近は特に
日本を知ると世界が分かるものね

四葉のクローバを手にして
愛・感謝(信仰)希望・幸せを噛締めていますのじゃ
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春は名のみの

2009年03月27日 10時13分47秒 | 日記
日差しは春
風は真冬

こういうとききもの選びは
やはり季節のものを身に付けたいと思う
季節の帯があると頭を悩まさない
しかし寒いので
コートは冬向き
ココが難

冬は通り越したい
かといってショールだけでは
ブルブル凍えそう

日本のお母さん達は
考えた
「羽織」
こんな便利なものが
きものにある
更に中身を冬にする
背中に真綿
表は春
コレでよし

季節がおかしいのは
人間の想念によるものだと言われている
みんなが喜びと感謝の気持ちで
毎日を送るようになると

麗しい四季を過せる
だんだん良くなっているという感じはする

この寒さが通り過ぎたら
きっといい感じの春でしょう
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アップデイト

2009年03月24日 20時21分17秒 | 日記
オーラソーマの
テイチャーズ・アップデートのセミナー一日目
隣はロミさん
目下旬の石田博実
この構図は
バリ、タイ、イギリスの組み合わせ

片や大テイチャー
オーガナイズしてイギリスまで生徒を連れて行くもの
此方
数の計算もようできぬチャコちゃん先生
12年間でコレだけの開きが出る

努力だけではなく
何をやりたいか
しっかり目標が出来ているかどうかの違い

それにしても60人余の
オーラソーマテイチャーが集っている
何でも知っているような気振り
みんな偉いなあ

そうだ
講師は校長のマイクブース
なぜか紫のジャケットがやけに似合っていた

「外側のことに惑わされず
内側を強く勇気を持ってそれに従おう」って

早く終わらないかな
外側のことにもっとも
動かされている
由利子さんとチャコちゃん先生
大特急で
Masion Martin Margiela
に急ぐ

何がアップデイトかね
あんたヒサコさん
だから差が付くのじゃあけん?
由利子さんはちゃんとやっているよ

イヤハヤそのとおり
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東京の人はリズムがある

2009年03月23日 16時01分47秒 | 日記
山口の津和野に住む古江 勉さん
久しぶりにご上京
「東京の人はリズムがありますね」
「ほおーどんなリズム?」
「人がいっぱいいて騒々しいと思うけど
一定のリズムがあって整然としている
よその都市と全く違います」

だから人とぶっつからない
「第一電車を待っているとき
横合いから入る人はニホンジンにはいませんね」

「そうですか?
昔に比べるとよくぶっつかるように
なったんですけどね」

「みんなリズムに乗っている感じですよ」
といたく感心していらっしゃる

古江さんは
絹がどうすばらしいかを
ご自身の経験を生かしながら
研究をしているが
一年に数回その成果を知らせてくださる

彼が驚くことは
きものを着続けているチャコちゃん先生にとっては
確認の意味があってありがたい

「絹の話が出来るので都庁駅から走ってきましたよ」
私も嬉しいが
彼はその報告をじっくり聞いてくれる人がいることが
もっと嬉しいという

帰りに京都の塩野屋さんに立ち寄ったらしく
そこからの葉書
「やはり東京はリズムがあります
其処に暮らしている人にもリズムがあります
リズムのある考え方をしていると思いました」

良く分からんが
確かに新宿駅は人は多いのに疲れない

古江さんは
「アア人が多い」
と思わないで
みんなのリズムに合わせて歩くと
疲れないのだと

改めて新宿駅を歩く人たちを見ていると
かかとに重心を置いてぺたぺた歩く人より
前重心で歩いている
そこにリズムが出るらしい

観察大好きな古江さん
思わぬニュースであった
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少女に戻ろう

2009年03月22日 12時38分25秒 | 日記
高校の男子友だちから
「ヒサコ応援に行こうと思うんだ」
「えーえっ」
「あの大きい空の下で校歌歌うの気持ちいいと思わない?」
「ウンなるほど、行くか」
「行こうよ」

大阪に住む高校時代の親友のところに電話をする
「ねえケンスケが応援に行こうって」
「わざわざ東京から?」
「そなのよ」
「昔よく応援に行ったね」
「カツがいたから強かったもの」
そのカツは我が校唯一プロで大活躍をした

「応援歌その一その二、そして勝利の歌」
「声張り上げて歌ったわね」
「ほんと行くわ私も、入場券は?」
「ケンスケに頼むわ」

ワクワク ウキウキ
一挙に女学生気分
そのカツから
「今入場式見たけど来いよ応援に」
「今ね行くことにしたの」
「じゃあ球場で」
彼の野球人生は最後は阪神だったな
懐かしいだろうな

夜になったら
乳飲み子時代からの同級生も
「私も行くわ」
とドンドン集まってくる

ところが
今朝早くケンスケから℡
「順延だって、雨が降っているらしい」
「あれーそれじゃあ私行けないーー」
楽しさと懐かしさで大きく大きく膨らんでいた風船が
パチッ
「あああー」
「ヒサコの分まで校歌歌ってくるよ」
「つまんないーーあああーー」

応援は在校生がブルーのジャンバー
OBや一般応援者は白のジャンバーを着て
応援席をUという人文字にするのだそうな
キレイで清潔
帽子も白
無料支給ということなのでやっぱ寄付金集まったな

チャコちゃん先生テレヴィでも応援できない
あああー

せめて応援をお願いします

大分上野ガ丘高校でやんす
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春は選抜

2009年03月21日 10時39分32秒 | 日記
我が母校が60年ぶりに21世紀枠で
春の甲子園に出場
早速寄付の申し入れがあり
幾ばくか送った

同級生に聞いてみたら
「嬉しくて送った」と
ずいぶん集まってきっと残るな
だって一回戦で消えると思うもの

今日入場の姿をテレヴィで見たら
ユニホームがめちゃ格好いい
チャコちゃん先生贔屓のワセダのユニホームに似ていて
嬉しくなちゃった
それで応援する気になったの
タンジュン!

60年ぶりで三回の出場だって
母校は古いから
学校の数がアマリない頃出場が出来たわけよね

その60年前
おぼろげなのだが
兄が当時ショートを守っていて
甲子園に行くことになりユニホームも出来たのに
父が頑固に反対して
彼は甲子園にいけなかった

父は兄が司法試験を受けるべく毎日遅くまで
勉強をしていたと思ったのに
野球をやっていたというので
逆鱗

この父ジャイアンツと巨人は別のチーム
と思っているくらい野球音痴だった

兄はコレを機に
すっかりぐれて
父の希望する法科ではなく
文科系に行って思想運動にかぶれてしまう
父との和解は父の死ぬ間際だったようだ

なんてことを思い出してしまい
時代の価値について考えてしまう
まだ父親の横暴が利いた時代だ

甲子園は
甲(きのえ)の子(ねずみ)の年に作られたので
甲子園となった

ニューエイジの少年が
干支のエネルギーがある甲子園で
金気のボールを追いかける
干支は日本人の生活に
深く根を下ろしている

そうそう
面白くなかった兄は
幼い私に野球のスコアの付け方を教え
うっぷなのか哀しみをこらえていたようだ

スコアをつけられるんだぞチャコちゃん先生

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えにしだ

2009年03月20日 11時24分31秒 | 日記
春はヤハリ黄色の花に心引かれる
「アー春だわーーー」
と嬉しくなる

当方の庭園?は
椿と山茶花それにすずめの止まり木になってしまった
緋観桜の花がチラホラ

春ではない
冬を引きずった春

それで花屋に飛んでいき
ミニ薔薇とエニシダ、それに紫の名前を忘れた花

今朝早々に植えつけ
土をかけ肥やしをまき
やれやれと軍手を外したら

凄いじゃあありませんか
大雨ポツポツからじゃーじゃー
やったやったウーーちゃんあんがと
と大騒ぎ

この庭が薔薇の花で満るのは5月
それまで
チト寂しい

昨日タナカが我慢できなくて
庭の整理
そしたらなんと
チャコちゃん先生がほったらかしたシンビジューム
鉢いっぱいに根を張り
グアンバッテ蕾をつけている
4鉢も

「ああごめん」
「御免じゃあないでしょう?」
と小姑にしかられた

ほったらかしコーナー
彼女の頑張りで見通しよくなった

何回も何回も雨の庭を見る
お陰で?
原稿進まないわ
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桜咲く

2009年03月19日 11時23分21秒 | 日記
我が新宿中央公園では
一気に桜が咲いた
その足元は
大根の葉の紫が美しい

青空に映えるピンク色
春ですね
行き交う人たちと
「咲きましたね」
と笑顔で挨拶
それだけで気分が華やぐ

この公園
今辛夷の花が盛り
青い空に
ポッカリと咲く辛夷
力強さを感じる

辛夷は薄暮のとき
その妖艶な美しさをだす
表、清純 中、艶のある女
なんかぞくぞくするほど妖しい

その下に
可愛いチューリップの群れ

この取り合わせを誰が考えたのだろう
面白い

チューリップは
若いときは茎が短くて花が重そう
時が立つと
茎が長く太くなり
花から下が長くなる

おじさんたちが
若い可愛い娘を見て
鼻の下を伸ばすことを
このチューリップを見て思いついた人は
言葉遊びがうまい

「あなたチューリップのような人ね」
といわれないようにね
天下のおじさんたち!
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良く分からないことが多い

2009年03月18日 09時08分45秒 | 日記
日本はとんでもないすばらしいことをしているのに
出てくるニュースは
自分の国をけなすことばかり
日本が人類最高の貢献をしたのは
そうそう
例の大臣が泥酔会見の陰でしたな

日本は国際通貨基金IMFに十兆円を融資した
ドルにして1000億ドル

早速IMFは
ウクライナなどの中小国発展途上国に
100億ドルの融資をして小さな国々を救った

IMFのストロスカーン専務理事は
「日本は人類最大の貢献をしてくれた」
と手放しの喜びようだという

昨年の11月
麻生総理がワシントン金融サミットで発表した政策でもある
麻生さんの本を読むと
発展途上国に日本が暖かい手を差し伸べていて
それに対するその国の人たちの感謝の気持ちが述べられている
日本のやるべき姿をそういう国に見ているようだ

まあ麻生総理については
色々とご意見もあろうが
ご自身の懐にポッポナイナイする感覚が無いだけよろしい

日本も当然金融危機の中にいるが
世界の中ではまだ恵まれている
こういう自己犠牲の精神は
ニホンジン独特なもの

手持ちのドルに余裕のある
あの大陸は一銭の融資もしなかった

世界銀行に勤めている友人が
久しぶりに帰ってきて
「日本の本当の姿を宣伝してね比佐子さん」
とチャコちゃん先生にムチを入れて
帰って行っちゃった

世界的視野で仕事をしている人たちほど
日本人の精神のよさがわかっているようだ

あの泥酔大臣には
そういう日本を世界に知らせてほしくない人たちが
なにかお酒に薬でも入れたのかなあ
と邪推してしまう

ニホンジンみんなで祝杯を挙げるべき仕事をしたのにね
調印をした後ホッコリしたのかしら

いいニュースは
マスコミではなく
一人ひとりが持っているようだ
そういう人たちがいつ声を上げるのだろうか

私たちは静かに見守っているのがいいのかしらね
いまは
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