チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

夏越の祓

2024年06月30日 09時10分16秒 | 日記
一年の前期を無事に過ごしたことへの感謝と
知らずに殺傷をしてしまったり、ちょびっと人をいじめたり、また自分自身を卑下したりとしたことの罪を洗い流す日

もともとはイザナギノミコトが黄泉の国から戻ってきたときに、体を水で洗い清めた故事から生まれた風習
「茅の輪くぐり」
丸く作った茅の輪のてっぺんに、大麻を一本載せるのが基本らしいのだが、それができている神社は少ない
大麻を載せることで、そのてっぺんには神様が下りていて茅の輪をくぐる良民の罪穢れを払ってくれるというもののよう

この大麻の栽培を禁止したGHQは日本の文化をよくよく研究していたと思う
日本人の信仰の神髄をうやむやにしてしまったのだから、戦後に生まれた子供たちがふにゃふにゃになるのも無理はない

昔々だが石原慎太郎さんが都知事をやめ、再度国会議員として質問をしていたのを国会中継で聞いたことがあるが、その時戦争で全面降伏した日本は、何もかも相手の言うなりになって、原爆におびえてしまったのだと述べていて、同じ敗戦国のドイツは降参するときの条件に、憲法は自国でつくる、国は自立した国家にする、防衛のための軍備を整えるだったかな、三つの条件を出して降伏しているといっていた

その後の両国の国の在り方を見ると、納得
「神道」というのがよほど恐れられていたのだろう、神道とともに培われてきた日本の文化も当然消えていく運命になり、日本人の心根も揺れている

夏越の祓いの日には、水無月の菓子、料理もある、そのとき戦前の思い出は、水無月の菓子は大麻の葉の上に載せていた
小豆を前夜から水でふやかして、朝の水(井戸の水)で煮て,冷やし姉たちが手作りしていた
大麻はその辺に自生していたのではっぱを井戸水で洗う
各家庭がそれぞれ家の味で作り上げて神棚に奉納

そして家族そろって茅の輪をくぐり夕餉を取る、このささやかな風習も大麻栽培禁止で意味のないものになった
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インナーチャイルドって

2024年06月29日 09時06分14秒 | 日記
最近「インナーチャイルドの解放」などという言葉をよく聞く
よくわからない
すべての不幸の原因は「インナーチャイルド」にあるとか
こういう言葉は昭和の50年代からぼつぼつでゃじめた気がする

子供の数が少なくなり
母親も働かざるを得なくなった社会事情の中で、両親がいてもその存在が薄い幼年期を過ごした子供たち、繊細な神経を持った子ほど、孤独感が強かったのかもしれない

家族を作ったらまず家族の幸せが第一、と考えて子育てをしていた戦前の家庭
夕飯には必ずお父さんがいた、父親の権限が強かった時代も遠い、こういう中で育つと、子供は軸を見失うのだ
そのまま大人になると「アダルトチルドレン」になっていくのだそうな

そういえば知人の息子さんがぬいぐるみを成人になっても手放せないでいるといって嘆いていた
家庭環境をよく聞くとその知人の夫は他国の人で、その国にも家族を持っている富豪の男、父が留守がちな家庭で育ち、しかも母親は常に他国の家族と心の中で競争し、夫の気持ちが離れないように子供より夫の動向に心が向かっている。母を独占できない息子がぬいぐるみをもって自分の心を癒しているというわけだ
この息子が大人になったとき、とにかく子供が欲しくて二度三度と結婚を繰り返し、ついに連れ子を持つ女と再婚、その連れ子に自分の子供時代を投影して猫かわいがり、その母と子のATMになりはて働きすぎて疲労し亡くなった

こういう人をインナーチャイルドを克服できなかった人というのだろうか?

子育て一つとっても戦後の日本は「人種」が変わたとしか思えない
朝と夕飯は家族でそろって箸を持つ、それが今一番大事かも













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30代は出来る人が多いーーーと

2024年06月28日 09時41分05秒 | 日記
この11月に「シルク伝道師」たちと二回目のシルク伝道の企画をする
一回目は「シルク時空を超えて」の上映会を日比谷の図書館ホールで開催
会場は満員御礼で、「絹文化」を広げることができた
いまシルク伝道師は35人それぞれの立場で「絹」の良さを伝えている

シルクという言葉は「絹」という日本語より古い言葉だということが、調べていくうちに分かったのだが、本来はシルクは満州語らしい
チャ子ちゃん先生は「シルク」は商法として、文化的に話したいときは「絹」という日本語にこだわっている

さて第二回目のシルク伝道師たちの企画は、伝道師たちの学びの発表会のような内容になると思う(企業協賛もあり)
有志がとりあえずと決めた「池上本門寺」の会館に昨日は下調べに行ってきた
池上駅から参道をぶらぶら歩きながら目的地に行くという道のりが楽しい
しかも併設されているカフエも明るくて居心地がいい
私たち主催する側が居心地がいいと思うことは、いらっしゃるお客様にも喜ばれることだろう

今回何より新鮮な驚きは、人間AIが仲間にいたこと、打ち合わせをするそのものがすぐに文章化されるだけではなく、ちゃんと整理される。アナログ選手としてはももう瞠目以外ない
「できる人」がいる
このできる人は常に「私は何をすべきか」ということが明確に分かっているようだ。それが行動にしっかり出ていて頼もしい

先日あるところで
「30代の若者は優秀な人が多いね」
という会話があったが、このシルク伝道師の中には本当に30代の優秀な人が多い
そういう若手が日本の「絹文化」を何とかしたいという情熱を持っていることが日本国にとって尊いことだと思う

シルク伝道師養成講座 第四期生募集 8月3、4日 10ji30分から16時
会費55000円
子細は info@kosmos-chako.comまたは03-5350-4636(FAX)





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BSのコマーシャル

2024年06月27日 06時59分12秒 | 日記
テレヴィはもう老人しか見ないのだろうか?
ところが
このコマーシャルはひどいね
目がかすむ
腰が痛い
歩くのが不便
夜中にトイレに一回でも起きたら「頻尿」という病気だと
大腿骨を大事に
髪の毛が薄くなった
それらはすべて病気で、この薬を飲めば治るというものだ
ジャンジャン薬を飲ませようとしているし、自分は病気なんだと認識させられる。こうやって洗脳されていくんだなと思う
病は「氣」からというから、こういうコマーシャルを見続けていると本当に病にかかってしまうのだろう

テレビがない時代の老人は元気だった
「あなたは衰えている」と決めつけられないし、老人の智慧が大事にされていた。歳が重なればどこかが弱るのは自然なこと、モノでも使っていれば朽ちて来る

テレビや新聞が正しい情報を流しているかといえば、すべて正しいとは言えないだろう。
何が正しいかは自分で行ってみて感じるのが一番

ほんとうはこの値段だけど、これから30分以内に購入すれば70%引きとか、とにかく買わせようと必死、このコマーシャルに使うお金がどれだけのものか、半端な金額ではなかろう、しかも俳優を使っている場合は更に制作費に上乗せされている

其れより本来はみんな健康なのだ、どこかおかしいと思うからおかしくなる。
食べるものに注意をむけ、体を動かし、しっかり睡眠をとることを考えれば病は逃げる

軽井沢の友人の畑で遭遇した場面がある
無農薬無肥料在来種で育てている野菜の上に虫が飛んできた、そうしたらその葉っぱから虫が滑り落ちた
ほんとうに元気な野菜には虫も降参。人間もそうだと思うよ




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自分の素材を生かす

2024年06月26日 08時52分45秒 | 日記
わが先人たちは「衣食住」すべてのモノづくりの基本を「素材を生かす」という視点で生活を送っていたようだ
素材が自然のものでなくなってから、元の素材の姿がわからなくなっている
人に対しても、その人の素材を見極める目がもうかすんでいる
素材を引き立てるのは、自分自身でやらなければならない
大人はもうロボットを作ることに専念しているので、自分でロボットになりたくなければ、自ら自分自身の素材が何かを見つけなければならない

「私は何をしたいのか」
「私はどういう人間なのだろう」
「何ができるのか」
など悩んで、私はこういいう素材があると見つける人もいるが
「よくよく考えたら60になって、定年になってわかったんだ」
という方も多く、もちろん遅くないので自分の素材磨きを始めて幸せな生涯を閉じる

だけどもっと早く見つけることができると思う
「楽しくて、面白くて、うれしくてにこにこしていられる」
それに出会えれば、あなた自身の素材が磨かれる

モノづくりの人はその素材を大事にして完成品を作り上げている。だから美しい。日本人の感性の元はここにある、飾りたてて素材を隠すのではなく、素材を生かして輝かせる。だからこそ楽しい嬉しいの職人魂が育まれるのかもしれない

だからこそ素材が大事
種の良さ、在来種を大切にしたい
素材の姿を生かすことで、その素材も満足。ま、これは人間の勝手な思いだけど、人は他の命をいただいて生活をしているのだから、素材を尊ぶ心を持つのは当たり前

自分自身がわかると自分を大事にする。そうすると他人も大事にできる
「人に迷惑をかけないような人間になれ」
と言われて育った人は多い、もちろん他人に迷惑をかけてはいけない、でもそのまえに
「自分自身に迷惑かけてはいけない」

本日「チャコちゅぶ」20時から
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都知事選

2024年06月25日 06時54分33秒 | 日記
都庁舎の裏で過ごしているが、この町には宣伝カーはあまり来ない
昔からそうだ
新宿は駅近くやデパートのあるメイン通りに宣伝カーはいく
しかしそこには外国のお客様ばかりで投票権のある人は少ないとチャ子ちゃん先生は思う

全世界、日本だけではなく選挙は公平な開票になっていないということがバレバレで、結局は支配者側に忠実な人が当選していく図式になっているようだ
しかし今回はどうだろう

ある女性の候補者の選挙演説に会場満員の人が集まったと、その会場のそばに住む知人から連絡があり
「なんで?」
「ある団体が彼女を推薦し、人を動かしたらしいよ、弁当も出て日当もつく」
「そんな会場に行ってみたの?」
「まあね、関係ない僕らには弁当も日当ももらえなかったけど」
「内容は?」
「国を売りつくす話だね、途中で出ちゃったけど」

易学に「風地観」という卦がある、物事は俯瞰して観ることが必要だけど、下から仰ぎ観ることも大事で、地上に風が吹き荒れていて、君子が姿を消し、利欲に走る人ばかりがリーダーになりたがる。よくよく見つめて奥底まで見抜く力が今こそ求められているという卦

今の日本がこの卦なのかなと話を聞いていて思った

その昔美濃部亮吉知事が東京の知事を三期務めた。政党は無所属だったが常に「都民の暮らし」に目を向けていた。特に子育てのお母さんたちに人気だった
公営ギャンブルの廃止、女性が社会に出るようになったので託児所の増設などもあった。都営住宅を作り、あちこちに公園を造園、高齢者への配慮、都民の要求を入れた都政だったので、保守系からは今でも最悪な都政だったといわれている。しかしそのおかげで今東京は緑が美しい

もう一度都民に目を向ける都知事の誕生といきたいところだがーー


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運命のリズム

2024年06月24日 07時14分39秒 | 日記
それぞれの人に運命のリズムがある
それを12年周期に見据えた偉人が過去にいて、そういう方たちの理論を勉強をしながら私たちは生きている
その方法は生年月日から計算するが、理論は易学
易学というのは国を治める人のためにある書だと思う。この書を理解するとリーダーとしての資質がしっかりして来る
過去に多くの政財界の男たちが学んだ書なのだが、それは人間がどう生きていくかの根本を論じている

占い風にして筮竹を持ち民に分かりやすく広げていって、悩みの解決方法をそこから見つけ出す。それができる人を「易者」と呼んでいた
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
つまりすべては八つの事象から解いていく

この易学を近代的に解釈したものを「近代易学」とチャ子ちゃん先生は呼んででいる
これを教えてくれたのは正岡正篤さんのお弟子さん、昭和50年代だった
その頃当社で出版していた「季刊KOSMOS」に連載解説して頂いていた

人の一生にも四季がある
春は心身ともに生き生きしていて伸び行く新芽のように行動力マンテン
根を張って樹木が大きくなるように、自分自身も心が充実する
そして花を咲かせる夏が来て、実を結び愈々収穫の秋、収穫してしまうと冬を迎える。この冬の間の過ごし方がまた春夏秋へとつながる

冬はじっとして自分を肥やしていく作業が一番いい
動けば動くほど結果は惨憺たるものになり疲れる
それはそうだ真冬に種をまいても花はさかない、球根のように土の中でゆっくり成長をしていくことが一番いい花を咲かせることになる

理にかなった人生の過ごし方だなあといつも思う
昨日もその勉強会をしていたのだが、人に降りかかる試練もこの近代易学を知ると容易に越えられさらに成長ができる

先人たちの知恵の結集を繋いでいく

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秘境の温泉

2024年06月22日 08時20分38秒 | 日記
炭火で焼く丸干しと、無農薬無肥料の野菜サラダ、そして朝とれた卵、手前みその味噌汁、ドクダミ茶に自家製の梅干し、おかまで炊いた白いご飯
今やこれが最高の贅沢朝ごはん
其の上露天風呂の温泉
ここはどこ、東京から車で一時間半 教えナーーい

というわけで一夜ゆっくりしてきた

近くといっても車で30分のところに長年の友人が都会から移り住んで13年。、彼は二年がかりで作り上げた田んぼを見に行ったついでにーー

美しい田んぼができていた
きっちりまっすぐ田植えした苗は空に向かって葉を伸ばしていた
思わず
「美しい」
と声を上げる

全国から若者たちが彼を慕って集まるので、彼らに
「自然との共存共栄の在り方」を繋いでいる
「隠遁生活」という言葉を使うが、理想の隠遁生活は、培った人生の智慧を次の世代に伝えながら、自然を相手に暮らすこと
と彼は言う

そのためにはしっかりと勉強して、自分の知識が半端でないようにすることも大事。遊びに行くたびに土地が増え、作物の種類も増えていっている。そしてそこに若い男女が彼の教えをしっかり身に着けるべく、自分のできることをやっている

そういう若い子たちを彼は「書生」と呼び、来客をもてなす作法を身をもって教える。つまりは彼の生活態度一つ一つが教えになるのだ

そこにいろんな彼の友人たちが集まってくる
その人たちはそうそうたるメンバーで半端な人は現れない
ふらっと立ち寄った人からまた人生を学ぶ

「ロシアはもうすでにやってるけど、週末に過ごす家、100坪あれば五人分の食料は全部そろうよ、そしてコミニテーができれば衣食住ははすべて整うね、チャ子ちゃん先生の友達は、今自の家自分で建て替えているもんね、何でもできるんだよ我々は」
こういう話を若者は姿勢を正して聞いている
そして私は温泉三昧 いい湯だな!
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早朝の新宿の空

2024年06月20日 06時44分45秒 | 日記
夏至が近いせいか、陽が昇り始める前に目覚めてしまった
こんなに早くからもう空が明かるい、時計を見ると4時30分
空に染料をまいたような色の移り変わりを見たくなり、起きだした
空全体の色が刻々と変わっていく、というよりじわーと染まっていく
夕焼けより朝焼けの方が力強いし若い感じだ

平安時代の男たちは「衣ぎぬの別れ」を有明の月に送られながら家路につく
そういう描写の物語や歌が多い
当時は通い婚だったので、朝露とか朝霜に裾を濡らしながら余韻を楽しむ男たちが、それぞれの道でばったり会ったりするのだろうかと、想像するだに面白い

一昨日通った女の家から、別の男が出てきたり、そんな事しょっちゅうあったのだろう。正妻のほかに3人くらいの妻がいるのが当たり前だったから。女も承知で受け入れるおおらかさがあった時代、というより財のある男にしかそれはできない、一夫一婦制というのは男の稼ぎが少なくなったということか

男の稼ぎを少なくしたのは、支配する側の政策だろう
権力を握り、支配したい欲求は男に強くある、昨日川邉サチコと電話で話をした中で
「いまのような男がいる限り、この世から戦争は無くならないね」

美しい朝焼けを見ながら、どうしてこんなことを想像するのかとおかしくなる
それは今の世の中がどうしようもなく混とんとしているから、何かこの世と違う空間に身を置きたくなる
「縄文に戻ろう」と多くの人が言っているが、わかる

ビルに遮断されている狭い空でも、染まる空の美しさにはうっとりできる、さささやかな自然との接触が今日の活力をもらえるようだ
人は自然からの贈り物に助けられている

しかし今日も暑そう



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きものを識れば日本が見えてくる 14

2024年06月19日 08時56分01秒 | 日記
6月の気温が異常
いつもより早めに薄物の着物に手を通している
本日も30度まで気温が上がるらしい
自分自身の古い本を読み返していると、(なんと31冊も本を出している)6月に着るきものはどんな時代でもややこしい
絽ちりめん、絽紬、きぬ縮、藍染有松絞り、紗袷、夏大島、明石、夏結城、夏白鷹お召しなどの素材名が出てくる。この中で、絽ちりめんや絽紬、夏白鷹お召しはもう生産されていない

古着やさんで見かけたら迷うことなく購入
そして7月に入ると植物繊維の素材となるのが一般的
ところが昨今の冷房の効きすぎでは、植物繊維のきものは保温性に劣るので寒い、そう冷えるのだ
炎天下を歩くときは気分がいい、だから真夏も絹が大活躍、絹を尊んだわが先人たちの智慧の深さに感動する
重ねて着れば暖かく、薄く織れば涼しい
こうして織りの技術も発達し、更に繭からの糸の引き方、その糸の撚り方でいろんな種類の布を生産してきた
その技術が「精密機械」を作り上げる基礎になっている

日本の養蚕業、製糸業、精錬業はいかに着心地のいい糸を作るか、いかに季節に合った布を作っていくかに精魂を傾けてきた
その技術の多くは今も生きていて、日本の精密工業を支えている

木でいうならば根っこの元の元が枯れかけている。この国の若手がそこに気が付き、わずかな人数だが根っこの設備を始めている

日本は基本的に「モノづくりの国」しかも手仕事を中心に発達してきた国、大量生産、大量消費の80年間をぼつぼつ終わりにしないといけないと思う人も増えている

世界中の大変革の真っただ中でも、きものが教えてくれることを見ていると、自分の立ち位置が明確になる。先人たちの残した文化は半端ではないな

本日チャコちゅうぶ 20時から

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