チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

裾よけ

2016年02月10日 17時18分15秒 | 日記
確かに裾よけは着物の汚れを防ぐためにあるようだ
チャコちゃん先生は自然素材しか身に着けないが
ある時
石油繊維の裾よけをつけ仰天したことがある
道の誇りを全部吸って
しかも着物にくっつけてしまったのだ

着物の八掛が見るも無残にホコリまみれ
こんなに着物を傷めつけてはいけないと
断固自然素材の下着を着ることになった

「最近は絹に似た繊維のものもできたのよ」
と言われまた試してみるコリもせず
しかし同じ結果

冬の寒さに耐えかねてねるの裾よけをつけたことがある
温かい
ぽかぽかする
しかしである裾さばきのかったるさに閉口した
木綿も足にまとわりつく

そうだ一番ひどかったのは石油繊維の裾よけで足が切れた
帰ったら血が滲んでいてびっくりした

我が先祖が愛した絹の尊さを身を持って感じたものだ
いろんな繊維で裾よけを試したので
今は声を大にして「絹に限る」と言える
コメント
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