チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

祈り

2011年04月30日 10時12分01秒 | 日記
昨日は風水ワンデーコースにいらした宮田さんと野村さん3人で
熊野神社に東北49日の祈りに出かけた
この49日の間私の中では常に「生と死」が一緒に生活していた

青龍が住んでいるという池のほとりでは
子供達がザリガニ取りに懸命
ソバのクローバー畑ではどうも今年は四葉が見当たらない
四葉は全員で東北に引っ越したのだろう
其処に幸せを渡してくれるといい

両陛下は
海の上を渡ったとき
「苦しかったでしょうねえ」
と語り掛ながらお祈りをなさったという
私心のないお二人の行動は心洗われる

死者を弔うとき
いつも其処には自分も同じ位置で居る
そしてひたすら祈る

東北の49日に海の向こうでは
ロイヤルウエデイングが行われた
これは新しい生への祈りでもあろうか

死と生は常に一緒にある

生きることは金も物も必要
それに目を背けてはいけない
金が欲しかったら金を拝む
その拝み方にもルールがあり風水はそれをおしえてくれる

祈りの終わった後

チャコちゃん先生ユニクロでリネンのワイシャツをゲット
更に足をエルメスショップに向け
美しい商品をアレコレ眺めて話し込む
更にデイオールによってマニュキアを求める

つまりこれが「生」ですわよ
生きていることだもの
と勝手に自分を納得させているチャコちゃん先生

今日はこれから「海里」さんのセッション
そして着付けを勉強する丸ちゃんがやってくる
また山ちゃんのお誕生日をみんなで祝う

其処でも「生」に感謝の祈りと歌をーー
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体調不良

2011年04月29日 09時48分46秒 | 日記
あの地震の後どうも体の節々がギクシャクする
寝つきも悪い
大体三秒で白河夜船になるのにーー
早寝早起きしかも暴飲暴食もやっていない
毎朝体も動かしている
一週間にいちどはバレエのレッスンもしている
声楽のレッスンも怠り無い

其れなのに節々がだるい

「そうだ天才整体師のところに行って調整をして戴こう」
と平田先生のところに赴く

「地震からこっち体調がよくないでしょう?」
「えええ!どうしてわかる?」
「たぶん日本人全員がそうだと思う特に富士山から東はね」
「どうしてどうして」
とせっつく

つまりは日本列島は上の上半身に当たる関東東北が
西に西にと引っ張られていたのだそうだ
ーたしかテレヴィで誰かエライサンがいっていたナー
其れが今度の地震で元に戻り上半身のねじれが収まりつつある
しかし
関西や中国もヤハリに西に西に引っ張られていたが能登沖地震で
先に下半身が元に戻ったがまだ完全ではない
先日富士山の六合目が激しく揺れたので
少し真直ぐになったのだという

東海地震はこのお陰で小さいもになりそうなのだそうだけど
列島を元に戻すにはマダマダ揺れる
人間が長い間列島の傾きにあわせた体作りをしているので
どうしてもいまは体調がおかしくなっている筈

現実に
めまいや耳鳴りまたメニエル患者が増えているという
「薬を飲まないで深い深呼吸そして姿勢を静かに正していく」

といいながら
チャコちゃん先生の背骨を真直ぐにしてくださった
人は大地に引っ張られているのだから
その大地が動けば微妙に体にも影響がでる

お陰で今日はすっきり
日本列島の上にきちんと立っているという感触

29日のこの日に「風水おさらい会」をするのだが
きのうまではお断りすればよかったと思っていたが
きょうは見事に元気

人と地球の関係
整体ではそういうことも治療のひとつになるのだと
その深さに驚く

人が地球と一体である、地球の中の生物である
あんまり偉ぶるんじゃあないよ。ニンゲンさん
生かされているんだからね地球さんに
地球は産土さま
さあさあ近くの産土神社に今日はお参りをするぞ
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二次災害に?

2011年04月28日 11時01分37秒 | 日記
昨日は京都の帯のメーカー高尾枡尾の朱子さんをお連れして
糸の中性精錬発明者平尾先生のところに伺う
この有楽町線の駅構内
節電のためエスカレーターが休止
階段を92上がる
チャコちゃん先生この世で階段を上るのが一番苦手
ハーハーフーフー上って咳き込み
呼吸困難になってしまって死ぬかと思った

お年召した方はどうなるのかしら
町に出るなということか

駆けつけ三杯のゆるいお茶でどうにか収まる
チャコちゃん先生殺すに刃物は要らぬ
階段300段休まず上らせてご覧ひとたまりも無い

まそんなことはどうでもいい

日本人のお茶の出し方にルールがある
先ずは人肌の温度の空茶
二杯目に熱いお茶でお菓子
三杯目は薄いお茶

さすがに奥様昭和10年代のお生まれで
苦しむチャコちゃん先生をお茶で治して下さった
恐縮
「ごめんなさい遠くの出口はエスカレーターが動いていたの」
前もってお知らせしておけばよかった
とおっしゃってくださるが
ご一緒の朱子さんは大きな荷物を持っていらしても平気なので
これはチャコちゃん先生が特殊

真綿や生糸の中性精練をすると良質で新鮮なセリシンが取れる
化学者の平尾先生はそのセリシンを有効に使ったら人の役に立つ
と言うことで
まずセリシンの入浴剤を作って試したところ
肌のトラブルのある方たちの救世主になった

化粧水
石鹸
クリーム
と発展していき
昨日は石鹸を作っている場に居合わせてラッキー

セリシンだけを取り出し
練ってねって固めていく
まさに手作り
前に試作品を頂きシャンプーとしても使ったところ
リンスはいらない髪はふわふわ艶も出て最高

髪の毛の多い人はこの石鹸のお陰で
髪がしっとりとしてシャンプーが楽しくなったという

奥様
「この作る過程を見ているから石鹸をシャンプーに使う発想は浮かばなかったわ」
勿体無くて顔を洗うのにしか使え無かったという
そうだと思う
やっとやっと作っても数はできないし
完成までに2ヵ月半はかかる

先生は
「いろんなことに試していただければ嬉しいですよ」
と寛容

糸作りの打ち合わせをしているはずが
女が揃ったので化粧品の話についつい流れていく

二人とも化粧水とクリームを手に入れて嬉々として帰途へ
下りる階段は平気なので
二次災害は遠のいた

庶民の足を奪う節電はますます経済が動かないと思う
みんな家にこもるもの
せめて階段50段以上のところはエスカレーターを動かすとかーーー
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緑葉

2011年04月27日 11時03分58秒 | 日記
20日から24節気の穀雨に入ったら
俄かに雨が多くなり
その雨が降るたびに
緑葉がさえてくる

「なんと美しい!」
思わず緑葉に感嘆する

それにしてもいろんな色の緑がある
「どうして葉っぱは緑なのだろうか」
と公園の緑に囲まれながらつぶやく

緑という色は調和を意味するといわれている
人は緑の中に居ると落ち着くし癒される
緑は風水では経済の色
財を運んでくる風にあたる
風は色んなものを運んでくる
そういうところからきているのだろうか

日本には推古天皇の時代に出来た冠位十二階(603年)の中に緑はない
紫・青・黄・赤・白・黒
紫をとると五行思想の五色の色が中心になっている
この五色は体の内臓などの色とも連動されていて
日本の昔のお母さんの手作り料理は
この五色にあわせた料理が食卓の花形だった

当時から紫は最も尊い色として君臨している

さて緑は自然の中にたくさんあったので
あえて階級色に加えられなかったのか
やっと天武天皇の頃になって
緑も冠位の色の中に入ってくる

もう一つの考え方は
緑という色素は当時の植物染料の中では色としてでにくく
蓬など草や葉っぱの染液はくすんだくぐもった緑にしかならず
その色を貴族は好まず庶民の色になったよう

天武天皇の時代
美しい緑は山藍の葉と刈やすや梔子の黄色で染めると良い色になる
というのがわかり冠位の色に加えられたようだ

その緑の美しさにすっかり人は魅せられた
しかしずーーーーーと
緑は一つの素材では染まらず
いつも2種類の染材を使っていた

アア話が長い

4月29日は「緑の日」
この日に先駆け草木染作家の故山崎青樹さんが
色を掛け合わせないで単色の緑を染める素材を探し当て
今から20年前に高崎で発表
更にパリでも発表した

ヨーロッパの緑はクール系
日本の緑はウオーム系
五月の初めウイーンで新緑を観て
その足で日本に帰り日本の新緑を見たとき
緑の色の違いに驚いた

パキパキと己をを主張する欧州の人たちの性格もクール
そうかしら、でもいいわよと優柔不断に見える日本人の性格は
黄色や柿色の強いウオーム系の緑に囲まれ温かいウオーム

同じ新緑でも
樹や国によって色の違いがあって面白い

みんな違ってみんな同じ
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東北のとある呉服屋さんから

2011年04月26日 14時16分20秒 | 日記
少しずつ落ち着いたのでという連絡を受け
この方は店は高台だから助かったが
家は綺麗さっぱり波に持っていかれたのだ

早速四谷の坂本屋のカステラを送った
昔懐かしい粗目がいっぱいのカステラ
我が秋櫻舎では何かといえばこのカステラをお人に送る
お母さんの温かい味がするのだ

その昔と言っても昭和だが
あの有名なフイクサー児玉誉士夫さんが
このカステラを気に入り更にゴチャゴチャと意見を言って
練り上げたものだという
あの顔にこのカステラ
ミスマッチが非常に面白い

というわけでカステラを送った
お礼の電話があり
「お仕事は続けられていますか?」
「ええもう大変忙しいです」
泥にまみれた、水に浸かった着物や帯を持っていらして
「元通り着られるようにしてください」
まだ体育館などに収容されている方たちが
それぞれ家を片付けていて
「きものだけは捨てられないんです」
とおっしゃってもってくるのだそうだ

また桐の箪笥が2キロも流されていたけど
その中のきものは一切無傷
「改めて昔の人の知恵に頭が下がります」

桐は湿気があると膨張し
乾燥すると木が細くなる
そのため絹を保管するには最高の素材だ

新潟の大火事のときも
学校の下級生のお母様が桐箪笥に水をかけて
中の衣類を守ったと泊りに行ったときお話ししてくれた

東北は岩谷箪笥や仙台箪笥など桐の上に更に塗りや金具をつけて
頑丈に作っている箪笥が多い
「昔から津波が来ていたので箪笥だけは上等を」
という土地柄でもあるのだという

それにしても
泥まみれになっても
きものだけはもとどうりにしたいという気持ち
聞いたときは嬉しかったが
時間がたつと切ない

東京などの都会では
そのきものを箪笥一棹桐だと5000円その他は500円
という値段で売っている人がわんさと居るのだ
親からの桐箪笥を汚いからとバンバン壊して捨てる人もいる

桐箪笥は50年に1回削ると新品同様になる
3回は削ることが出来るというから150年以上は使える
昔は女の子が生まれたら桐の木を植えたものだと長老に聞いたことがある

さすが東北の人は日本人の魂を持ち続けている
こういう人にこそ穏やかで平和な日々が早くやってきて欲しい
東北の人に着てもらうきものも幸せ

ヤハリ東北から変化が始まっている
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今日明日

2011年04月25日 11時04分54秒 | 日記
「最後の日楽しく過そうよ」
恵子さんからの呼び出し
最後というのはいよいよ東海地震が起きるらしいと
地震予知の学者から連絡があり覚悟を決めて祈ろう
ということになった

まず美味しいカフエオレをハイアットリーゼンシーで頂
淡路島の魚を食べさせてくれる居酒屋に行き
鯛めし、烏賊の炭火焼、エイのひれ、アナゴと海老のから揚げ
淡路島特産たまねぎと知らすのオカカまぶし
赤ワイン

これだけ戴いて一人2500円
カフエオレが900円
「バランス欠いているね相変わらず私達は」
と反省

その間二人でイロイロと学んだことや失敗したことなど復習
楽しいことも嬉しいことも言い合いしたこともーー
しかしお互いに「魂を磨く」ということに向かって生きてきた

「歌で祈ろうよ」
「つまりカラオケ?」
「そうよ」

「まずノバラをはもろうよ」
「わらべーはみたりーーー」
この曲は二人で発表会のとき歌った
「無条件の愛を歌う」
愛とどきますかと宇宙に向かって
「なくなった方たちの魂を崇める」
アヴェマリア
「命の助かった人たちの魂を元気つけよう」
愛の賛歌
一曲一曲理屈をつけながら歌って褒めあう
「ムーの歌の芭蕉布を歌うわ」
「おおきましたね私は風の中のライオン」
「自然を賛歌朧月夜を歌います」
「私は浜辺の歌」

そして最後は千の風をハモッて完了

軍手は先日岩手と宮城の友人達に送ったので
私達用に10足ずつ購入、ヘルメットも
「私ピンク、トップだから」
「私黄色、ストレンジだから」
これイブキカラーで決めている

ヨドバシカメラに寄って電池を仕入れ
乾パン、チョコレート、アメ、カシューナッツ、せんべい
スーパーで
「食べるものばっかり買うのね」
「人にも差し上げられるじゃないの」
「そうね」
水やその他はもう備蓄しているから間に合うわ

「みんなで住む家を作りたい」
「キッチンとリビングだけは共有で当番で食事を作る」
「そういうマンションを作ってみんなと楽しく暮らしたいねえ」
「生きている間は稼ごうね」
「そのお金は絶対誰かの役に立つから」

「バスで帰る?」
「もちろん」
「私歩いて帰る」
「じゃあ生きてまた会いましょうね」

空の星もいとしいと思う今日この頃
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前略 小沢一郎様

2011年04月24日 13時29分21秒 | 日記
東北の櫻が見頃の季節になりました
盛岡の石見櫻
北上川の土手に華やぎを呼ぶ桜並木
二戸や安比、江刺も
そしてこれから東北の山々の新緑
東北は本当に美しい

さて
小沢さんあなたが座敷牢に入れられ
表立った活動が出来ないのは重々承知です
しかし
岩手や宮城のポイントポイントに
あなたのアドバイスが効いて
復興に力強く踏み出しているようですね
必死で地方自治体と一体になって静かに力強く
あなたが行動していらっしゃることは伺っています

しかし
座敷牢を自ら飛び出して
東北の方だけでなく
日本国、いえ地球の破壊を止められるのは
あなたが指導しなくて誰が出来るのでしょう
「イザというときは命を懸けて国民のために力を尽くす」
そのイザが今ではないでしょうか

あの大地震そして津波で
大きな貨物船が山に乗っかた映像は衝撃的でした
アレを私は、そう友人の出雲の旅館の女将石飛裕子さんも
期せずして
「あれはノアの箱舟だわね」
と思わず叫びあいました

そうです
ひふみ神事でも東北から地球の改革が始まる
という意味のことが書かれています
東北はウシトラコンジンサマのいるところ
そして私が学んだ紫白九星の風水学では
東北の数字は「八」
八という数字は「開く」という意味があります

東北にノアの箱舟が現れたのです
今までの考え方生活の仕方が一挙に変化しなければなりません
その道を指し示していくのは
ウシトラコンジンサマの小沢一郎さんしかいません

あなたは
「お天道様が観ていらっしゃる」
といつもおっしゃっています
お天道様はこのたびあなたを温存なさったのでしょう
いまのトップは役立たずと多くの人に言われていますが
何もかも見せるために
パンドラの箱を開けるためにお天道様が道を作ったのだと思います
彼も大変なお役をいたしました
もう彼を結末に導いてやらないと可愛そうです

彼のお陰で私達はこの国の真実がわかり
本当の指導者も分かりました
国民が望む指導者は小沢一郎あなたしかいません
あなたは総理になるチャンスをいつもご自分の手で避けてきました
しかし
このたびはお天道様の意思であなたが指導者となるのです

私は大手マスコミの風評評価に洗脳されていました
あなたを誤解していました
でもあの暑い日の新宿駅の街頭演説であなたの言葉を聞き
それから伝を頼ってあなたを研究し理解して
いまは
私達の命を預けられるのはあなたしかないと確信しています

もう東北はあなたの意思が伝わっていることがわかりました
後は福島を始めとする原発問題です
この国は権力者の一言でことが解決することも見えました
三陸の美しい海岸で尊い命を失った方々は
あなたがこの国を新しくおこすことに命を懸けたのも同じだと思います

彼らの命を無駄にしないでください
小沢一郎様いまこそ命がけで国造りを
10年後、20年後いえ100年後の日本や地球に向けてのビジョンを
見せてください。語ってください

                        かしこ
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セリシンクリーム

2011年04月23日 18時01分17秒 | 日記
セリシン化粧水の約20倍のセリシン濃度のクリーム
非常に驚異的
何しろアトピーのひと
また皮膚科の医師が顔をかしげる怪しい吹き出物
そういう人たちの救世主になっている

しかし欠点があって
なかなか製品が出来上がらない
それは全部手作りだから
そしてセリシン博士の気が乗らないとダメ

製品が届いてお盆にまとめて載せると
あっという間になくなる
というのはつかった人たちが
「絶対に良い」
という確信を持っているからだ

容器は無印商品
全く飾りは無いが清潔
つまりは中身で勝負ということであろう

始めはヒソヒソとスタッフだけのものだったのだが
3ヶ月続けて使ったら
「肌が白くなったみたい」
「肌に艶が出たわね」
「肌がピンと張って来たのね」
「肌に透明感が出てきたみたい」
とお褒めを戴く

それでは私もと手が伸びるのだ
「これきっと放射能物質も落とすね」
と変な嬉しい風評もでてきた

今日の「比佐子つれづれ」
演題は「長襦袢」
長襦袢だけで2時間も語ることがあるのだから
きものの奥は深い

そこへ志村明さんが
セリシンをとっていない塩漬けの繭からとった糸を
みんなに見せて
その糸の美しさにため息

セリシンクリームはきっとこの糸のように決め細やかになるのだろう
密かにみんな思っているらしい顔

桑を育てる時に
1回でも農薬を入れると
その葉っぱを食べて育った蚕は
曲がった糸を吐くことが志村さんの実験で証明された

もう人間の行うことでいいことは全く無い
遅いかもしれないけど
地球に謙虚になろうと話し合う

みんな色とりどりの素敵な雨ゴートを羽織って
元気に足取り軽く帰っていく

「生きていたらまた五月ね」
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湯灌

2011年04月22日 11時43分49秒 | 日記
まったくうーー
昨夜は入浴中の強い揺れ
毎晩律儀なこと
表で会食があったので入浴時間がずれて
まともに揺れる時間になってしまった

湯船に使っていたのでゆっさゆっさお湯が波のよう
このままあの世に行けば
湯灌の手間がかからず丁度いいかも
なんてのんきに構えていたが

あまりにも揺れるのでつい数歌の祝詞を上げる
そうすると波が引いて静かになり平常に

毎日「死」というものと向かい合っている
金持ちも貧乏人も偉いさんも普通の人も
平等に訪れる「死」
ひとは「死」に向かって生きている
其れまでは精一杯日々楽しく暮らしたい

助かりたくって祝詞を上げたのではなく
心静かにあの世に行こうと思ったので祝詞を上げた
そのうち
色んな祝詞を思い出し
一通り唱えていたらお湯の中でのぼせてしまったワイ

そして気がついたのだけど
言葉の一つ一つが体に振動する場所が違うということ
日本語というのは凄いもんじゃあ

生き残った我々は未来の国づくりに邁進しなければならない
あの世に行く準備は
きちんと生きていることが最大の準備だ
生き残ったものが徹底的に未来を構築する
それが生き残った者の責務だ

毎日揺れていつか死ぬかもしれない
という不安を何処か胸の奥にとどめて暮らすと
毎日の生き方が変わってくる
どんな者の命も大切にしたくなる
そうするとその命に感謝の心が生まれる

古来から
日本人は大きな災害にあうと命の尊さに気付き
自然や動物そして周りの人間に敬意を持ってきたのだと思う

チャコちゃん先生も湯灌に浸ってる暇は無い
さあ未来の日本を作るために動けーーー
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温度差

2011年04月21日 11時25分57秒 | 日記
一つの問題が起きると
その問題に対して一人ひとりの受け取り方が違ってくる
住む場所育ち方教育の方向性
一人ひとりの個性が生まれてくるのは
そのような対外的または内的そして遺伝子的要素が生むもの

東京から西に行くと
原発も地震災害も気にはしているが人事という感じがする
其れを責めるつもりはさらさら無い
そういう人々の気持ちを察してか
いや利用してか
大新聞は一定の方向に人の気持ちを導いているようだ
またそういう記事を肯定している人も多い
もう自分の肚で考えない

この状態は日本が戦争に突っ走った頃と似ているようで
うそ寒い
「語られなかった皇族たちの真実」 小学館文庫
世襲親王家の末裔 竹田恒泰著

バックに入れて名古屋まで出張
往復読みふける
彼の祖父竹田恒和氏をその昔取材したことがあるので
この若き論客の本はいつも目を通す

それはともかく
第二次世界大戦が始まる前の皇族方の避戦への動き
更にサイパンを失う前の皇族方の激しい終戦への活動
しかし
時の指導者は独裁政治に凝り固まり
国民の命の尊さを考えず
自分のエゴに凝り固まり天皇の質問にも嘘を回答
最後まで突っ走る

そのとき大きな役目を果たしたのが大新聞の記事
国民の目をくらませ
あたかも戦争に勝っているような記事を載せ続けた

引く勇気があれば原爆や東京空襲は避けられたであろう事は明白
政治家や官僚の原理原則がこの国を滅ぼしていった

常に国民の幸せを祈る天皇陛下が
政治に口出せないもどかしさの中で
その御兄弟の宮様たちの進言を受け入れながらも
実行できない心の痛みをもったまま敗戦を迎えることになる

戦後日本は変わった
しかし政治家と官僚の責任回避の性癖は変わっていない

彼の著書に
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」PHP新書
とあわせて読むと
本当の日本がよくわかる
日本を誇りに思って良い国に戻したくなる
それは一人ひとりの勇気が必要だがーー

立場立場の温度差も
「日本」という国を丸ごと包んでしまえば
温度差なんて静かに消えていく
自分の肚で考えれば
なんでも解決できるしいやなことはよってこない

温度差があることで
他人の考え方、見方が参考になる
こうして人は思索的になっていくのかもしれない


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