チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

冬下着

2009年10月31日 09時41分08秒 | 日記
やっと
紅絹の下着の出番
きものも袷
毎日のようにきものを着ていると
着る素材や色が精妙になってくる
その楽しさを昨日は分かち合えた

雑誌記者現役の頃
男のきもののモデルにお願いしていた
川内隆志さん
久しぶりにお会いしたら
渋いいい男になっていた

彼もほとんど毎日きものを着て生活をしている
きもの好きが昂じて
いまはきものリサイクルショップを経営
特に男物のいいものに力を入れている

男のきものの着方について
彼にはさまざまなことを教わった
歌舞伎役者、モデルとしての経験から
素敵に見せるコツや歩き方

昨夜もセキドは目から鱗のことばかりを聞き
きものを美しく着ることの意義が理解できたようだ

男物の下着のアレコレを新しく発表できる
これも毎日きものを着ていることで
思いつくことでもある

着物の一番下の肌着を
川内さんの話からヒントを得ようと
セキドは活躍
おじさんとして名高いセキドは男話題が出来るので
チャコちゃん先生黙って
二人のきわどい会話に耳を傾けていた

女性の下着は紅絹に勝るものなし
これも川内さんの下着話で自信を持った

目利きの店主のところには
自然に秘蔵ものが集まるものだと感心する
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俺聞いてねえ

2009年10月30日 09時18分35秒 | 日記
家庭・学校・職場・友人同士
「オレ聞いてねえ」
といってふてくされたり
決まったことをひっくり返したり
そういうマイナス思考のワルがいる

そういう人の世の中はいやですよ
という新政権の誕生だったはずだが
いましたね
そういうボスザル

片方は
プラスの自我意識で友愛を解いていらっしゃる
此方こだわりを持って
自我中心に回らなければ
ちゃぶ台ひっくり返す

これって
今の日本の姿だと思う
私たちの周りを見渡すと
このような構図が山とある

宇宙法則と共鳴するには
このこだわりや執着心を溶かさないと
いけないらしい

計算しない方が全てうまくいくということ

あのかた肩の重荷をさらりと外して
ニコニコ受け入れるということ
出来ないのかしらね

大海に泳ぐ魚を
網に入れることはお止めいただきたい

あーあがっかり
タロちゃんハトちゃんと一緒にやんな!
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岡谷という町

2009年10月29日 09時17分34秒 | 日記
「絹の町岡谷がうなぎの町になっています」
と同行のMさん
甘辛いたれが昔懐かしい味

「諏訪湖のうなぎ?」
「いいえ今は静岡から取り寄せています」
昔は砥川など諏訪湖に入るうなぎを食していたらしい
そのせいかうなぎやが多い
うなぎに御をつけて呼んでいる
「御うなぎ」

腹ごなしにインタビューをする岡谷市役所まで歩く
古い家、土蔵、繭倉、紅葉が始まったナナかまどや銀杏
立派な土塀、隣にモダンな家

古い建物とモダンな家の組み合わせが面白い町並み

この町は昭和50年代まで製糸業で栄えた
たたみ一畳くらいの金庫に
札束がぎっしりつまり
入りきれなくて廊下に札束がうず高く
積んであった時代もある

製糸業者のどっしりとした品格ある建物が
そのまま残っていて
町の風格を上げる役目をしている
群馬、長野、そして八王子、横浜
日本のシルクロードだ

120軒あった製糸業社が今は一軒のこるのみ

「絹のお陰で、インフラが充実しました」
鉄道が通り、電話、電気、水道、道路整備
が早くから整備されて、この町に住む人は
その恩恵の中で暮らしている
「ですから先祖の財産はきちんと次代に伝えていく義務がある」
と岡谷の今井市長

いまダムの凍結で色々と論点はある
しかし
ダムの話があったお陰で
日常の生活が楽しく便利になった
と住民が孫子の代まで感謝の気持ちを持つように
マエハラガンバレ

絹はいまか細い存在だが
その町に暮らす人たちに
脈々と明るい愛をともし続けている

岡谷はいい町
絹が作った優しい町
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富士は晴れたり

2009年10月27日 09時42分08秒 | 日記
富士は晴れたり日本晴れ
美しい
真っ白の富士山
真っ青の空
日本が永遠に栄える感じの姿
「今年一番の見えっぷり」
と加奈子さん

永遠に清くて富む社会になっていく感じ
本当の豊かさとは
与えられたものに感謝することのようだ

アレもほしいこれもほしい
と思う心も可愛いが
其れがあるから発展もするのだが
今日の富士山と青空を見ていると
「アア嬉しい」
と満足する

人間って単純なのだとつくづく思う
だめなものはダメ
やると決めたらやる
たったそれだけのことなのに
其れができないことが多い

浅田真央ちゃんの決心もすごい
誰が見ても音楽彼女には合っていない
合わない音楽で体を動かせば筋肉は緊張して
あのような結果になる
「いぶき」では其れが良く分かる
皆イブキで自分の質を生きてほしい

でも真央ちゃんは其れを克服するとセンゲン
強くて清い心に脱帽

わが首相も
ご自分の思いを誰がなんといおうと述べられた

自分の道を強く歩む人の姿は尊い

富士は晴れたり日本晴れ
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人は見た目

2009年10月26日 18時30分53秒 | 日記
つくづく思う
メジャーで人前に姿をさらす人は
ヤハリ見た目第一と考えてほしい

見た目90%
というような本がバンバン売れても居る

旧与党に目が何処かに向いている政治家が居る
目の表情がとても意地悪そう
話し方も上からの物見

あるとき
彼のために飛行機の出発が20分遅れたことがある
乗客全員席に着き出発をいまや遅しと待っていた
その飛行機会社は今話題の会社

遅れの原因も話してくれず
私たちはただ沈黙のまま座っていた
とそこへ
件の政治家がというより当時大臣だった彼が
御付を引き連れて
バタバタとやってきた

チャコちゃん先生怒ったね
かねて彼の物言いと
意地悪な目の表情が気に入らなかったので

ベルトを外して
つかつかとその彼のところに行き
「皆さんに謝りなさい、貴方は時間泥棒です!」
穏やかににっこり笑いながらそう云って
席に座った

謝らなかった
そして羽田に着くと
いっとう先にコソコソ下りていった

今回も要職について
しばしばテレヴィに映る
お願い今は医学も発達し
きっといい目の表情を取り戻せるはずだから
手術なさったらーーー

同じように民主党の羽田元首相
成田でお付の人に守られ
道をふさいで歩いていた
「公道ですよ、邪魔です!」
「あ、そうでしたすみません」
目を見交わしてあちらもにっこり
こちらも微笑んで目でご挨拶

目は口ほどにものを言う
ということ
どうぞお忘れなく
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単の着物

2009年10月24日 16時48分35秒 | 日記
チャコちゃん先生は
まだ単の着物を着ている
そして心地よいと思っている

今日つれづれでも
半数以上が単の着物であった

単でも真綿つむぎのもの
結城の縮み
有紋のもの
やや地厚な単が多い

江戸の初期の衣替えを見ると
今のコヨミで11月から袷と書いている
やはり心地よい着方がきものを愛する心でもあるように思う

この時期厚手の単は
汗もかかず
かといって冷えもせず
よろしいわ

先人達は
単の着物を重ねで着る知恵も持っていて
お洒落心の多用さに脱帽

きものはヤハリすごい
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帯位置

2009年10月23日 13時39分26秒 | 日記
昨夜パークハイアットの日本料理を
ご馳走になり
着物姿を褒められフフフと席を立ち
洗面所に向かう

此処のホテルでは
四方から鏡で己が姿を見るところがあり
其処に立ってビックリ

老女が立っていた!
チャコちゃん先生なんよ
「げーーーーーえ」

おいしいものをタンとお腹につめて
帯を無意識に下へ下へと
おろしたらしいんだわ

お腹に帯が来ていて
胸が帯の上にはみ出ていて
いやーーーなんとなんと

その姿を見てからというもの
もう精彩がないことおびただしい
幸いストールを持っていたので
慌ててお腹周りを隠す

遅いって

今日は意識して
きちんと収まるべきところに
帯位置を正す

アアすっきり
帯位置ってこんなに大切であったんだ
毎日着ているのに
学習の無いチャコちゃん先生

この前
友人の着付けをしたときも
もっと帯位置を気をつけるべきだった
いまさら反省してもーーーー

きものを美しく着ることのコツが
また一つ解った気がする
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一ヶ月ぶりのウーキング

2009年10月22日 09時33分49秒 | 日記
案の定といおうか
続かないチャコちゃん先生
一ヶ月ぶりにポイと5時に目が覚め
そうだ歩いてみよう

一ヶ月前はTシャツだったのに
今朝はセーター
季節は確実に過ぎてゆく

明治神宮はもう紅葉が始まっていた
芝生に寝転がっていたが
もう朝露がびっしり
しかも
芝生も枯れ始めている

過ぎ去る月日は早い
この一ヶ月何をしたかなあ
何もしなかった気分で歩いていたが
いやいや
1冊書き上げているし
取材で京都や四国に行ってるし
お歌の発表会で歌ったし
風水コース
オーラソーマコース
イブキコース
打ち合わせやインタヴューを受けたり
観劇などなど

やったじゃん!

ウフフフ
とほくそ笑みながら一時間
早朝の空気は気持ちがいい
朝日を受け止め
いい一日が始まった

明日も?
それはわからんて
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手の内を見せる

2009年10月21日 09時23分52秒 | 日記
新政権の面々が生き生きと輝いて
自分の仕事の手を世に見せている
良いも悪いも貴方の判断に
と見せられているように思う

町内会全員で大掃除をしている感じだ
かすかな記憶だが
昔町内会がそろって大掃除をしていた風景が
思い出せる

家中の畳を
広い道路に各家が出して
入母屋の形に畳の裏を陽にあて
棒を持ってパンパンと打ってほこりを払う

手ぬぐいをかぶり、手ぬぐいで口をふさぎ
町中が一年の埃を天に返す

子供達はその中でかくれんぼをしたり
陽の影でままごとに精を出したり
おはじきしたりと遊びの創造主だ

父は幼い私を口実に商店街に出て
本屋で時間をつぶす
あの父が掃除をしたり台所に立ったりという姿を
生涯見たことが無い

男はそういうものだと思っていた
それぞれ役割が違うのだとーー

役割を認識して新大臣は賢明にすすむ
大掃除だから色んなものが露出される
捨てていいものや宝も出てくるであろう

「へーえ」
と感心することがいっぱいあって
日本国が急に身近になってきたことは確か
良いも悪いも自分が選んで生まれて来た国だ
もっと知らなければならないことがいっぱいあるようだ

色んな意見がある
しかし手の内さらりと見せて
わたしたちに日本をよく知らせてほしい

知ろうとしなかった
チャコちゃん先生も良くないんだけど

日本が面白い
何もかも知っているから
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ダム効果

2009年10月20日 13時38分15秒 | 日記
牛首紬という紬をご存知だろうか
一般に出回っている牛首紬ではなく
もう一つの加藤改石さんの牛首紬を
チャコちゃん先生は「本来の牛首紬」
と考えている

もう何十年も前に
読売新聞の仕事で加藤さんを取材したことがある
本当に素敵な織だと思った
近くの養蚕農家が作った繭を糸にし
ひたすら織る
この着物を買いたいと思ったが
全てを買い取ってくれる人がいて
その人から買ってほしいといわれ断念した

その後牛首紬という名の織物をアチコチで見かけるが
どうもあのときのようにチャコちゃん先生の
魂に響かない

ところが
先日やっと銀座「いち利」さんで出会えた
蚕から、糸、そして染めて織る
その作業の全てを仕切っていたのが
「大門屋」という呉服屋さんであった

社長の高橋さんの厳父が
戦争で戦友たちと死に別れ
助かった命を役に立てたいと思い
加藤さんの作る牛首紬を世に出す努力をした
その意志を現社長が引き継いで
牛首紬の灯りを消さないように努力をしている

この牛首紬が世に残ったいきさつは
「ダム建設」であった
50年前牛首町の近くの山底の村が
ダムに沈んだ

賛成、反対で村は二分
そのとき
「上に上がって牛首紬をつくろう」
という皆の心が一致して牛首紬が残ったという

新しい生活に希望を持ってもらうために
高橋さんのお父様が必死にその仕事を支えてきた

個人の力で、日本の手仕事を継承したのだ

きものの産地は
この手のストーリーが山とある
今回の新政権も
この絹の道は素通りのようだ

戸別保障の政府の援助は絹に届くのだろうか
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