チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

熱中症

2014年05月31日 09時22分33秒 | 日記
昨日はやばかった
久し振りに元麻布に行ったので
昔懐かしい思い出を紡ぎながら住宅街を歩いていたら
ずきんずきん頭が痛くなり
あわててカフエにはいってお水を飲んだ

水を入れる器を先日台湾でゲットし
その形の良さに惚れ込んでいたのだが
忘れてきてしまった
銚子のホテルだと思うのだが
根がめんどくさがり屋で聞いてもいない

と言うわけで水を持っていなかったのだ

チャコちゃん先生が学生の頃
この元麻布はお屋敷町で
どういう因果か解らないのだが
ゴージャスなおばさまが杉並の寮にいたチャコちゃん先生の所に
いきなりやってきて
「比佐子さんを私どもで暫く預かります」
とうむを云わせぬ強引さでシボレーに乗せて元麻布のお屋敷に監禁?された
もちろんそこから学校に通ったのだが

ここのところチャコちゃん先生寮の門限破りの常習犯で
「お宅のお嬢さんはーーー」
と苦情が実家に入り其の対策で親戚だと甘いと判断して
窮屈な上流階級の元に投げ込まれたのだ

とにかく大きなお屋敷で使用人も大勢いて
慇懃無礼に扱われ居心地の悪かったこと
食事時間、起床、就寝時間がきちんと決まっていて
学校まで付き人がつき下校の時にもアレ?と思うまもなく引っさらわれる

友人達は
「チャコどうなったの?」
と笑いながら心配顔

半年いる間にすっかり其の家の家風に染まったので(表面だけだけど)
無罪放免してくれたが
お陰でその後もなにかと大切にしていただいた

其のお屋敷跡は当然ながらマンション
そのほかにも友人がお屋敷を生かしながらレストランを経営していたが
そこもマンション
マンション、マンション、豪華なマンション群

あの道この道とあるいていたら29度という暑さ
夜まで頭の痛いのが取れず
枇杷の葉を枕に敷いてねて今日は回復

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吉田加奈子

2014年05月30日 09時21分24秒 | 日記
吉田加奈子はチャコちゃん先生の元に17年いた
学生の頃から出入りしていて
色んな体験を一緒にしてきた
青春まっただ中から大人になっていく姿を見てきた
5月31日を最後に実家に帰っていく
そこでチャコちゃん先生といた17年間が生きることを今はひたすら祈るばかり

あの晴れやかな笑顔
チョットのことでも大声を出して周囲を慌てさせる叫び声
どんな人にも温かなもてなし

それでいて
出しっ放し、置きっぱなし、やりっ放しの三連発
その都度チャコちゃん先生に叱咤されているが
17年間これは直らない

彼女の一番の大仕事は
2年がかりで行った「大日本蚕糸会」の貞明皇后助成金の研究
チャコちゃん先生が不得意の研究論文を見事にまとめてくれたこと
セリシンの付いた着物と
セリシンをとってしまったきもの
さらに塩漬け繭の糸を使うことと乾燥繭の糸を使った差違

其れを着心地での差違を科学的に立証をしようとした研究
この研究はチャコちゃん先生はかねてから最もやりたい実験で
皆さんの理解のもと其の研究を始めたが
吉田がいなかったら論文は完成しなかったかもしれない
ありがとう

今度はこの秋櫻舎を「実家」として帰っていらっしゃいと言っている

この研究の結果やはり江戸時代までの絹の良さが実証できた
絹の大量生産を始めた明治時代から
着物の将来は厳しい物になっていたのだと云うこともーー
今この時代だからこそ「循環衣裳」としても着物の存在をアッピールしなければと思う

6月1ひから
あのお日様のような笑顔が消える
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無条件の愛

2014年05月29日 09時02分54秒 | 日記
今生のチャコちゃん先生の課題は「無条件の愛」
つまり見返りを求めない「無償の愛」を身につける事だと思っている
其れに近づくために日々の暮らしを静かにしているが
この「無条件の愛」というのは「蚕」に教わった

自分の命の全てを人間に与えている姿
蚕の見返りは何だろうかと考えたら
にほんじんの着物だ

着物を着ることが蚕の無条件の愛に報いることになる
蚕は何一つ捨てる所がない
糸を吐き繭を造る
それは彼らの命を守るシェルパーなのだ
そこで蛹から蛾に変態して子孫継続の卵を産む
其の数300から500コ

種の数が多いので人間は間引きのような感覚で
繭から糸を引き出すことを知って行動した
引き出した後の蛹は純粋のタンパク質なので肥料になる
また卵を産んで息絶えた蛾もタンパク質なので使い道が多い
かくして蚕は全てを無条件に人間に差し出している

其の愛を感じた日本人は
直線裁ち着物の形を生み出し布を捨てないで仕立てる方法を編み出した
蚕にたいしてのせめての恩返しだ

そして思った
人が見返りを期待しない無条件の愛は
成立が難しい
というのは無条件の愛を与えられた人は其れに依存し要求が欲深くなることが多い

そして考えた
無条件の愛を履行するなら自分自身の誇りを大切にすることが最も大事であること
自分自身を愛さない人が
無条件の愛を人に与えることはできないーーーと
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衣の言葉

2014年05月28日 09時24分48秒 | 日記
いま「アッハン塾」で衣の言葉を取り上げている
日本の言葉衣の衣から出た言葉がホントウに多い
それだけきものが日常であったと云うことであろう

衣食住と衣を先に云うのはなぜ?
といつも思うのだが
これだけ衣の言葉が多いと衣抜きに生活は考えられなかったのだと理解できる

仕事の場で使われる
「辻褄が合わない」
きものの裾の左右が合わないこと
一般には
筋道が通らないとか理屈にあわないよ、ですかね

「懐が深い」
きものの胸の部分は布が重なって深い
懐の深い人は思いやりがあり思慮深い

「金に糸目はつけない」
元々は凧の糸
たこのバランスを保つために大麻の糸をふんだんに使う
金を思う存分使って糸を充分にする

「真綿で首を絞める」
真綿はきれにくいしかも細くて肌に優しい
其れで首を絞められていると恐怖を感じないうちに
大変なことになる

いやはや
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きものを簡単に着る

2014年05月27日 09時49分31秒 | 日記
きものは着たいけど着付けがややこしい
しかも高い
きもののハードルはこの二点に絞られる
とみんなはいう

チャコちゃん先生は違う
着付けは簡単
定式にそっていれば其の手順通りに動けば
どんな人も5分できられる

きものは購入時にまとまったお金がかかるけど
なんと自分分が生きている限り手を通すことができる
こう言う経済的な衣服が他に有る?

なのに
着付けの順序を複雑にしたり
更に「着肉」をつけることを強いたり
不思議だと思う

着肉をつける前に自分自身の身体を美しく鍛えたら良い
そうすると健康も若さも自分の物になる
チャコちゃん先生最近すこし怒っていて
それで
「秋櫻きもの塾」を開講した

自分自身を心底生かした着付けできものを愉しんでいただきたいからーー・
一期・二期・いづれも満員御礼で三期を7月9日から水曜日四回と決めた
このほかにも8月は軽井沢で集中きもの塾を開催予定

ホントウに身体が喜ぶ着付けを知ってほしいナ
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見えない世界のこと

2014年05月26日 10時42分15秒 | 日記
見えない世界が激しい動きをしているらしい
そう言う中で人はどう暮らしていけば良いのか
日々のことただひたすらに誠実に過ごしていくしかない

それにしても
敏感な人には色んな試練があり
鈍感な人は気が付かないと言うお気楽
どちらを選ぶかはご本人次第

試練の方を選ぶと其の試練が解決出来たときのご褒美がおまけで付く
そのご褒美はお気楽でいるより最楽しいものらしい

昨日日本語を含めて4カ国語の通訳の方にお会いした
それぞれの国の言葉が一挙に出てきて
其れを整理して話をするのだけど
其の年月が長すぎて頭が壊れ始めたと嘆いていらした

辛そうだ
そう言う仕事を何年も続けていると
「私」の部分はもうどうでも良くて結婚相手も
自ら考えて行動する相手は重くて疲れるのだそうだ
それで軽々しい人を選びストレスを開放するのだという

「自分」を生きていない人なのだなと思っていたら
その方に厳しい試練がやってきて
そう言う通訳業務より自分自身をもっと大事にするようにと云う事態に陥っている

こう言う方は見えない世界のことは見ようとしないので
更に苦しんでいくのだろうなあ
と思いながらその方の顔をただ見つめるしかない
チャコちゃん先生
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銚子という町

2014年05月25日 09時08分39秒 | 日記
夜7時銚子の駅に降り立った
町に人気がない
駅前の大通りの店は統べてしまっている
近くのホテルに入る
宴会の子が賑やか

「町が静かですね」
「ええデモ飲み屋は満員です」
ホテルノ部屋もやっと取れたという混み具合

しかしこの町に住む人たちは早々と家に帰り家族団らんなのかと
そう思いきや
男はみんな飲み屋だという

銚子は醤油と漁業のまちだ
長々と店を出していなくても
生活は成り立っているのだろう

単のきものを着ていて
寒いと感じる関東の一つ
海風のせいかもしれない

それにしても
何と魚が美味しい
チャコちゃん先生が好きな鯖や鰯、鰺
たまらない

昔はこう言う大衆魚はほかの大きな魚の餌や出しにするため
人間は口にしなかったのだと

時代が変われば今や青物魚は人気の的
青物食べたかったら銚子にお行き
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礼節

2014年05月24日 11時25分54秒 | 日記
其の昔
ワシントンDCに住む中野裕実さんを訪ね
二人で色々と話し合ったことを本にして出版しようよと話し合っていた頃のこと
ホワイトハウスを案内されて庭の芝生の上を歩いていたら
ふと「礼節」という言葉が脳裏をかすめた

芝生は草履で踏まれてどう思うのだろう
と思ったのがきっかけ
日本人は家に入るときは必ず履き物を脱ぐ
其れは家に対しての礼儀なのだと気付く

いえそのもに波動があり其の波動に感謝することが幸せを呼ぶ一つ
と言うことを云うのが今の時代の人たち
しかし日本人は昔からモノと自分の距離を近いものとして認識していたと思う

等々思っているうち
「礼節」というモノをもっと深く考えてみないといけないなと思った
日本人の挨拶は握手でもなくHugでもなく頭を下げる
相手に対しての敬意の表し方

ささいな日本人の日常の行動に「礼節」がみなぎっている
そんな想いがふつふつとわいてきて
日本人に生まれてホントウに良かった
すばらしいと胸をかき抱いて歩いた

そう言う話しもまた二人の会話に深みを呼び
日本人の礼節のありかは
もう古い時代から綿々と繋いでいて
日常の何でもないところに礼節が現れているのだと云うことも認識

「礼節」好い言葉

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野菜の苗植える

2014年05月23日 09時58分52秒 | 日記
なんと
能登から胡瓜、茄子、ピーマン、オクラの苗を買ってきた
農業が本場なので苗がしっかりしている

そのほかにも在来種のレタス
これは種から植えて今可愛い芽が出そろった

農薬0の野菜を求めはじめて結構長い時間が経つ
まずEM液をつくることから始めた
EMぼかしを購入し生ゴミを入れる
そこからできる液が善玉のEM菌を持つ

EM液を創りたいばかりにお昼は会社で昼食を造ることになった
これが良かった
お昼をスタッフ共にしっかり好い食材のモノを口にするようになり
みんなの心が寄り添ってきた

ある人に言わせると
「お宅のスタッフは仕事をしていない」
と叱咤されたこともある
たしかにノンビリとしている
「お昼なんか造っている場合ではないでしょうに」
とも云われた

しかし食材のことや料理のこと
これ全てきものの研究に関わってくる
というのはきものを着るのはきちんとした生活者でいる必要があると云うこと
食べ物に対して「礼節」を守ることが
きもののコウデイネーとに生かされていく
そういうこともみんなで生活をしていくことで学んで行く

世話をしながら食べると云うことは何ともおかしなことだけどーー
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毎日が楽しい

2014年05月22日 09時39分08秒 | 日記
朝目が覚めたときからチャコちゃん先生ウハウハしている
なぜ?
別に何もない
でも毎日が楽しい

其れは一つに健康だからだと思う
枕を頭につけたら何秒もしないうちに眠りについている
目覚めるまで先ず起きない

若いときからそうであったのに
当たり前だと思っていたが
同級の人たちと会ったとき寝付くまでの「悶々」との戦いで疲れると聞いて驚いた

もちろん寝付きの良くない日もたまにある
そのときは
「身体を横たえているだけで幸せよ」
と自分に言い聞かせているといつの間にか眠っている

直ぐ眠れると言うことにフオーカスして感謝し始めたら
たったそれだけなのに日々嬉しく幸せを感じるようになった

其の嬉しさで人に会うのでその人と会って話をしているだけで嬉しい
疲れ知らずで話を続けられることが幸せ

悩みは沢山有る
どれも一朝一夕では解決出来ない悩みだ
しかし
今この瞬間を楽しく嬉しく過ごしていると
其の悩みもいずれ解決していくだろうと確信できる
私自身が悩みから逃げないことが一番大切と解る

仕事をしたのに何年も相手からお金が取れなくて
他の支払先にも迷惑を掛けているのだが
其の相手から昨日電話があり
「ホントウにすこしずつでも返済をしますので」
と初めての言葉
嬉しい

嬉しい楽しいと思う心が
嬉しさと楽しさを呼ぶ込むのだなと思った
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