チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

句会

2011年04月19日 14時07分38秒 | 日記
片身分け櫻狂いの江戸小紋
花冷えに衿かき合わせココア飲む
節電や闇の世界の雪柳
朧月むかしながらの松の影
三陸の赤身恋しや山葵効く
山寺や桜吹雪の石の上
六句のうち選句していただいたチャコちゃん先生の句
一応一票でも全部入り万歳バンザイ

好きな句
花冷えやあと二日とも三日とも
葉桜やけふ口紅を買ひました
炊き出しの椀にひとひら櫻かな

上の頭から二句は同じ人の句「天」をお取りになった
うまい、えいじさんすごい

句会に誘われなんとなく続けて9年になる
俳句は苦手
いつもその日になって慌てて集中して作る
きのうも会場に行くバスの中でわき目も振らず考える
兼題4句席題2句
いつも席題のほうが認められる
ということはですな「泥縄」の天才だ

大げさでなくちゃ子ちゃん先生「泥縄人間」
前もってきちんと用意ということが出来ない
学生の頃から
突然のテストのほうが点数がよく
試験期のテストはもう惨敗

自覚して
試験が終わるとすぐに予習復習をしおらしく始める
まさしく三日坊主すぐもとの木阿弥

昨夜も帰りしな
房子さんと
「今夜から一句ずつでもつくろうね」
と言い合うが彼女はともかく寝る前に一句作ったが
もう今日はやる気が失せている
困った性格

でも俳句は季語があるので自然を観察する習慣が身に付く
毎朝公園を歩きながら
その日の自然の様子を目に焼き付けて歩く
雲の形も毎日違う
頬を掠める風の様子も毎日変わる
今の時期自然は饒舌
時々小枝と小枝が互いに競って片方がはらりと落ちる
葉っぱ同士が成長を喜び葉を揺らして笑っている
小鳥が其処へ枝から枝へ仲間入り

「楽しそうね」
と問うと
おいでよと誘ってくれる

こういう自然の動きを面白がっていると
俳句なんてできやしない
俳句を作るというのは
相手も自分にも観察者でないと無理
其処に入り込んだら俳句は詠めない
自分自身が観賞する相手にどのような気持ちで接しているか
主観と客観が常に連動する

と言うことで到底俳人にはなれない
廃人にちかいかなーー
コメント
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