寝つきの悪い夜がある
丑三つ時に目が覚めてそのまま寝られない朝がある
夜中何回もトイレに起きる日がある
おおむね枕に頭をつけると一分後には寝ているのだが、時々気に入らない夜を迎える
そういう時は逆らわず黙って従う
何か原因があるのだがそれがよくわからない
わからないことは考えないことにしている
ただ丑三つ時に目覚めた時は天体からのご褒美がある、美しい月を眺めたり、寝入ったビルの明かりが消えていて空が明るく星も見える
ああー地球は美しいと見とれるのだ
朝日が昇り始めるころ、空が動くと鳥が騒ぎ出す
そして木々を渡る風の波が木の葉を動かす
動植物が一斉に太陽と共に行動を起こす
昔箱根の芦ノ湖を見渡すホテルに泊まったことがあり、ひどく早く目が覚め、静かにカーテンを開けて湖を眺めていたら、夜明けとともに湖の波が立ち、そこに鳥が飛び戯れ、遠くの木が揺れる感じがしたとき、すべての命は太陽と共にあるのだと納得した
が
頭で分かってもやはり早起きは苦手だな